出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/12 01:50 UTC 版)
| |
|
| 基礎データ | |
|---|---|
| 全長 | 6.6m |
| 全幅 | 2.85m |
| 全高 | 2.3m |
| 重量 | 12.3t |
| 装甲・武装 | |
| 装甲 | 10mm(車体前面) |
| 主武装 | 9M37地対空ミサイル×4(自走発射機) |
| 副武装 | 7.62mm機関銃 |
| 機動力 | |
| 速度 | 62km/h |
| エンジン | YaMZ-238 ディーゼル 240馬力 |
| 行動距離 | 500km |
| 製造国 | |
|---|---|
| 性能諸元 | |
| ミサイル直径 | 0.12m |
| ミサイル全長 | 2.2m |
| ミサイル重量 | 55kg |
| 弾頭 | 6kg破砕型弾頭 |
| 射程 | 10,000m |
| 射高 | 5,000m |
| 推進方式 | 単段式固体ロケット |
| 誘導方式 | 赤外線誘導 |
9K35 ストレラ-10(ロシア語: 9К35 Стрела-10)は、ソビエト連邦が開発した車載式の近距離防空ミサイル・システムである。
NATOコードネームでは、SA-13 ゴファー(Gopher:ホリネズミの意)と呼ばれる。
ソ連陸軍では、連隊レベルの防空兵器として9K31 ストレラ-1(SA-9 ガスキン)が配備されていた。しかし、同システムは、装輪式のBRDM-2を車体として使用していたために不整地走行能力が装軌車両より劣り、機甲部隊の随伴に適しておらず、また、誘導方式がやや変則的であったため、全方位交戦が可能であった一方で、信頼性は高いものではなかった。
このことから、1960年代末より9K31の後継システムが開発され、1977年に9K35 ストレラ-10 システムが採用された。
9K35は、MT-LB装甲兵員輸送車に9K31と同様の4連装発射機を搭載した9A35自走発射機が中心となった対空システムである。9K31では9M31を用いていたのに対し、9K35では、ミサイル弾体としては、改良型の9M37を使用する。9M37は、9M31の赤外線ホーミング誘導に加えて画像識別装置やTV モニター誘導を追加することで、フレアなどの欺瞞に対応できるようになっている。射程も、有効射程800-5,000m、有効射高10-3,000mに延長され、発射速度の増加が行われた。なお、発射機からは旧式の9M31も発射することができる。
2018年からは改良型の9M333の開発が始まり、2020年12月に試験に合格し量産を開始、2021年11月にロシア軍へ最初の大量納入が行われた[1]。9M37の2モード誘導に対し9M333では耐妨害性に優れた3モード誘導を採用し、有効射程は5,000m、有効射高は3,500mである[1]。ストレラ-10M3に搭載される[1]。
9K35は、4連装発射機を装備し、予備弾4発を搭載した自走発射機3両に、誘導レーダー車・指揮車が各1両で一個小隊が編成され、この一個小隊が各戦車連隊に配備されることで、連隊レベルの防空を担うようになっていた。
固有名詞の分類