出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/01 06:03 UTC 版)
| (和名未詳) (78799) Xewioso |
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ハッブル宇宙望遠鏡によるXewiosoの画像(2008年9月20日撮影)
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| 仮符号・別名 | 2002 XW93 |
| 小惑星番号 | 78799 |
| 分類 | 太陽系外縁天体(TNO)[1] |
| 軌道の種類 | キュビワノ族[2] |
| 発見 | |
| 発見日 | 2002年12月10日[3][1] |
| 発見者 | パロマー天文台[3][1] |
| 発見場所 | パロマー天文台[3][1] |
| 軌道要素と性質 元期:2025年5月5日(JD 2460800.5)[1] |
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| 軌道の種類 | 周回軌道[1] |
| 軌道長半径 (a) | 37.68 au[1] |
| 近日点距離 (q) | 28.49 au[1] |
| 遠日点距離 (Q) | 46.88 au[1] |
| 離心率 (e) | 0.2439[1] |
| 公転周期 (P) | 231.33 年(84493±4 日)[1] |
| 軌道傾斜角 (i) | 14.3307°[1] |
| 近点引数 (ω) | 248.55°[1] |
| 昇交点黄経 (Ω) | 46.700°[1] |
| 平均近点角 (M) | 153.53°[1] |
| 物理的性質 | |
| 平均直径 | 565+71 −73 km[2] |
| 絶対等級 (H) | 5.4±0.7[2] 4.86(JPL/MPC)[3][1] |
| アルベド(反射能) | 0.038+0.043 −0.025[2] |
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(78799) Xewioso(ヘヴィオソ、仮符号は2002 XW93)とは、エッジワース・カイパーベルトの内縁に位置する太陽系外縁天体である。直径は490 - 640 km である。2002年12月10日、カリフォルニア州にあるパロマー天文台の天文学者チームによって発見された[3]。
Xewiosoは2002年12月10日にカリフォルニア州にあるパロマー天文台の天文学者チームによって発見された[3]。チームには、チャドウィック・トルヒージョ、マイケル・ブラウン、エレノア・ヘリン、Steven Pravdo、ケネス・ローレンス、Michael D. Hicksが参加しており、パロマー天文台の1.22 m サミュエル・オシン望遠鏡を使用していた[4]。2003年1月4日と5日には、トルヒージョがパロマー天文台の1.52 m 望遠鏡を使用してフォローアップ観測を行い、観測結果が小惑星センター(MPC)に報告された[4][5]。2003年1月5日、MPCは(119979) 2002 WC19及び(612533) 2002 XV93とともにXewiosoを発見したと公表した[4]。Xewiosoは、トルヒージョとブラウンがパロマー天文台で行ったCaltech Wide Area Sky Surveyによって発見された。この観測では、クワオアー、マーニ、アヤといった冥王星サイズの明るいエッジワース・カイパーベルト天体の発見を目的としていた[5]。
2003年12月、MPCはXewiosoのプレカバリー観測データを初めて公表した。これには、パロマー天文台のデジタイズド・スカイ・サーベイから得られた2枚の写真乾板が含まれていた[6]。これらの写真乾板のうち最も古いものは、Reiner M. Stossによって1989年12月17日に発見されたものである[6]。この1989年の写真乾板は、Xewiosoのプレカバリー観測データとして現在も残っている[3]。
Xewiosoは、西アフリカのエウェ人(Xebioso)とフォン人の神話に登場する雷神であるXewiosoにちなんで命名された[7]。この命名は国際天文学連合(IAU)の小天体命名ワーキンググループ(WGSBN)によって2025年9月1日に発表された[7]。Xewiosoが正式に命名される前は、仮符号である2002 XW93という名称で知られていた[3]。Xewiosoの小惑星番号である78799は、2004年2月6日にMPCによって付与された[8]。
Xewiosoは、太陽から28 - 47 au(平均38 au)離れた距離を約230年の公転周期で周回している[1]。軌道長半径は海王星の軌道長半径よりも長いため、Xewiosoは太陽系外縁天体とみなされる[1]。軌道離心率は0.25、黄道に対する傾斜角は14°である[1]。1926年に近日点を通過した[1]。
Xewiosoはエッジワース・カイパーベルトの内縁を高い軌道傾斜角で周回するため、力学的に「ホット」(高傾斜角)なカイパーベルトの内側天体とみなすことができる[2]。また、Xewiosoの軌道は海王星の軌道と交差するため、Deep Ecliptic Surveyの定義によれば、厳密にはケンタウルス族とみなすこともできる[2]。
Xewiosoは0.01 - 0.08の低い幾何アルベドを持ち、直径がおよそ490 - 640 kmの暗い天体である[2]。これらの測定値は、ハーシェル宇宙天文台による2010年の観測から得られたもので、遠赤外線の熱放射を検出することでXewiosoの大きさを判定した[2]。Xewiosoの色と自転周期は不明で、絶対等級には大きな不確実性がある[2]。