15年以上前、東日本大震災より前に亡くなった実家の父親は、コメ、酒、肥料などを幅広く扱う小売店を営んでいた。商品が幅広くても売上が幅広かったとは言わない。
税務署への廃業届は亡くなった直後に出したが、それでも昔営んでいた商店あてのDMが今でもごくたまに届く。
先日は、コメ用のビニール袋の見本カタログが届いていた。先日といっても何か月か前、ことによると1年以上前かも知れない。自ブログなどに記録を残していなかった。
ほうっておいても祟りはなさそうだったが、ページ数の多いカラーの冊子でもったいないと思ったため、発行元の会社に電話をかけて、店主の父親が亡くなったので廃業した旨を伝えた。
ちなみに実家の身内は、こういうことを何もやらない。
「ああそうですか」みたいな感じで、受け付けてくれた。口頭で伝えただけでOKみたいで、書類も何も書く必要はなかった。
その後のことである。だから、やはり何か月も前のことだ。農林水産省東海農政局というところが差出人の封筒が、リサイクルに出す新聞紙や他のダイレクトメールに混ざっているのを見つけた。開封もしてなかった。
中を開いてみると、前年 (2024・R6) と当年 (2025・R7)のコメ仕入数量、販売数量、在庫数量の報告要請だった。コメ不足とコメ価格高騰が社会問題になっていた時期のことだ。コメ価格は今でも高いけど。
入っていたフォームのスキャン画像を示す。これが「様式1」の「前年数量」。

「様式2」として「当年数量」の報告フォームも入っていたが、ほぼ同じだったので省略する。
送り状には、「コメの正確な流通状況を把握するため、『主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律』(平成6年法律第113号) 47条に基づき届出事業者に対して報告をお願いする」という趣旨のことが書かれていた。
とうの昔に廃業しているので、そんなもん書きようがない。
送り状の末尾には、こんなことも書かれていた。
* 届出した内容に変更 (事業廃止) 等があれば、東海農政局ホームベージに掲載している米穀の出荷又は販売の事業の届出について (https : //www.maff.go.jp/tokai/seisan/shinko/kome/shukka.html) を参照し、届出をお願いします。
URL晒していいんだっけ? 多分いいだろうけど一応リンク切っとく。
かつて米穀の小売は旧食糧管理法に基づき免許制だったが、現在は自由化されて届出はあまり意味がなくなってるんじゃなかったかな? 詳しいことは知らない。
ほうっておいても祟りはなさそうだったが、この先ずっと登録が残るのも気持ち悪いと思った。フォームを埋めてメールに添付するだけでもいいみたいだったので、ちょっと手の空いたときにやってしまった。それでも封筒を見つけてから、さらに何か月かほうっておいたけど。
ちなみに実家の身内は、こういうことを何もやらない、とつまんねー天丼芸。
さきのURLからダウンロードしたフォーム。PDF版とMS-Word版があったので、後者を埋めた。

日付、届出者の商号と氏名、住所・電話番号、それに廃止年月日と廃止の理由を書くだけだった。
廃止年月日は15年以上前の日付、廃止の理由は「届出者の死去のため」とした。
ファイルを、東海農政局のメールアドレスに送信した。
返信は、翌日すぐに届いた。「本日付けで受付けをし、廃止手続きが終わった。届出の控えを送る」という大意のことが書かれていた。
届出が15年以上遅れたことには、べつだん何の祟りもないようだった。世に休眠会社・休眠商店が山ほどあることを考えれば、予想通りと言えよう。
添付されていた控え。pdfだったがノイズが乗っているので、いったんプリントアウトしてハンコを押したのだな。いいけど。

ということで、自分用の記録としてエントリーに仕立てる。
こういうとき「はてなブロガー」屈指の文章力の持ち主であるヌ・リョウ・グダちん氏の「人間は、問題が解決すると嬉しい本能がある」という言葉をつけ加えるのが常である。
追記:
関連記事に表示されたので思い出した。もっと極端な事例があったのだった。
しかもこちらは、月々1,000円近くよけいなお金を払い続けるという祟りがあるだけ恐ろしい (((°Д°;;)))
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