東アジアと域外のいくつかの国につき Google が作成した新型コロナウイルス新規感染者数グラフのスクリーンショットを採取して、定点観測と称してツイッターとブログに貼り付けている。前回はこちら。
どちらかと言うとスクショ貼り付けにかつけて、新型コロナウイルス関連の記事で観測範囲に入ったものをまとめ、言いたいことを言うのが主目的みたいなものだ。
しばらくは2週に1度スクショ採取とツイート、4週に1度ブログにまとめというペースだったが、東京オリンピックを目前に前回から週に1度スクショ&ツイート、2週に一度ブログという以前のペースに戻した。それでも次から次へと新情報が集まって、足りないくらいに感じる今日このごろ。
今回集めるとしたら、まずこのニュースから始めるべきか。
東京オリンピック事前合宿のため来日したウガンダ選手団から、成田空港に到着した6月19日に1人の新型コロナ感染が発覚し、バスで合宿地の大阪泉佐野市に移動した後の23日さらに1人の感染が確認されたとのことだった。
日本のいわゆる水際対策については、前回記事でも Doug@宮古島 さんの連続ツイートや水泳飛び込みWC選手団の入国に関するweb記事を引いて疑問を呈したが、ウガンダ選手団に関しても報道を追うたびに頭を抱えたくなる情動を感じた。
いわく入国時の検疫検査で濃厚接触者か判定せず入国を許可した…
いわく貸切バスで8時間かけて大阪まで移動した…
いわくホテルでは8人いっしょに食事をとっていた…等々。
MBS記事によると23日朝からホテル独自の判断で個別の部屋で選手に食事をとってもらうようにしたとのことで、そういうことをホテルが決めなければならなかったことが残念である。
ウガンダ選手にしてみたら、日本に来たばっかりに感染させられたり仮に感染していなくても濃厚接触者ということで14日間の隔離を強いられたりするわけで、当然その間十分な練習はできず、踏んだり蹴ったりではないか!
濃厚接触者の特定について政府は選手を受け入れる自治体(いわゆるホストタウン)が責任を持つとしていたが、26日付の報道では新設の担当者により空港で特定するよう検討中とのこと。
「遅くても改めないよりマシ」「それにしても遅くね?」という脳内ディスカッションが発生したが、重く問われるべきは 2週間前の拙記事 に書いた「全体のコーディネーターの不在」「個々の担当者の "自分のところさえ責任を問われなければいい" という対応」という根本の解決にはなっていないのではという疑問であろう。
何を言っているのか全くわからなかったのが、この記事である。
PCR検査の拡充による早期発見と隔離という対策が、今回の事例でどう破綻したのか? そもそもウガンダ代表はPCR検査をやっていたという前提なのかやっていなかったという前提なのか? 等々、何を問題にしたくて誰を批判しているのか、さっぱりわからない。
何より日本の検疫など水際対策で数々指摘されてきた問題点を、橋下氏はどう認識しているのか? それをPCR検査拡充論者が反省すべきだとでも言うのだろうか?
背景をほとんど知らずに発言し、もし反論されたらお得意の長広舌で議論に勝っているように見せかけるいつもの手口だろうが、それで水漏れは止められない。
問題の根源については、海外の方がよく見えているのではないかと思えることが、しばしばある。
BBC司会者のロス・アトキンス氏がオリンピックを中止できない理由はカネ(1:43頃~)と政治( 3:24頃~)と明快に断じている。知ってたけどさ。
ビデオ後半に出てくるアスリートの側の論理については、やはりBBCの、この記事が詳しかった。
海外の目のほうがよく見えるといえば、こんな話題もあった。
西村泰彦宮内庁長官が24日、天皇は東京オリンピック・パラリンピックが感染拡大につながらないか懸念していると「拝察」していると述べると、それに対し加藤勝信官房長官は同日午後の会見で「西村長官自身の考えである」とし…
丸川珠代五輪担当相も25日、同様の考えを示したという。
んなわけあるかい!
もし宮内庁長官が天皇にかこつけて自分の考えを述べたのであれば、それはそれで大問題ではないか!
だが日本国内では、こういう破綻したロジックも「なあなあ」というか「そこは、それ」ということでまかり通ってしまう。とても嫌だけど、それはわかる。
海外各メディアは「天皇の懸念を内閣が軽視した」と伝えている。それ以外の解釈は成り立たない。そりゃそうだ。
海外にはその手の偽のロジックが一切通じないことは、どうか忘れないでほしいものだ。もちろんウイルス相手にも。
話変わって緊急事態宣言が解除されたこの週末に、各地で人出が増えたことが報じられた。
デルタ株は「すれ違っただけで感染する」という海外報道がオーストラリア発で出ているが、なぜか日本国内ではブログや…
連ツイによる翻訳くらいでしか紹介されず、大手メディアが記事にしていないことが気になる。
英ガーディアン紙の報道の和訳です、連続ツイート。
— dia feliz (@diafeliz_latin) 2021年6月25日
「コロナのデルタ株(旧インド型)のウイルスは今あなたが吸ってるその空中にいる。デルタ株は今まで一番感染力が強い変異種で、呼気のエアロゾルによりすれ違っただけの一瞬のコンタクトで感染しうる」
→(続く)https://t.co/zFqqGrCXFA
追記:
ツイッターのリプで教えてもらいました。朝日が記事にしていたそうです。
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うちはいつもスマホでスクリーンキャプチャしたグラフをトリミングだけして漫然と貼っているのですが、新規感染者に関しては継続的なウォッチャーが何人もいて、たとえばNHKニュースwebで毎日発表される東京都の新規感染者数記事に、毎回分析のブックマークコメントをつけられている さん、 さん、 さんのコメントは、できるだけ目を通すようにしているつもりです。
特に Knoa さんが「はてな匿名ダイアリー」に投稿されている感染者予測の精度はすごいです!
Knoa さんが上掲増田中に示された東京の感染者予想数と、NHKが報道した確認数を、6月22日(火)~27(日)の範囲で比較表示します。この予想精度はすごすぎる!
| 日付 | 22・火 | 23・水 | 24・木 | 25・金 | 26・土 | 27・日 |
| 予想 | 440 | 586 | 555 | 553 | 533 | 424 |
| 確認 | 435 | 619 | 570 | 562 | 534 | 386 |
すでに多くの「はてなブクマカ」は気づいて注目していますが、より多くの人に知ってもらいたく言及失礼しました。
追記:
ふと思いついて Knoa さんの予想人数と報告された人数をExcelで雑に棒グラフにしてみた。
まずは誤差を見るため6/21~6/28の8日間。青が報告人数、オレンジが予想人数。

トレンドを見るため増田に載っていた6/7~7/25の全範囲を棒グラフにしてみた。

参考までにオリンピック開会式は7月23日である。
追記おわり
日本、6月19日と25日。断りない限り以下同じ。


韓国。


台湾。6月19日と、なぜか20日からグラフが更新されていなかったので20日。


モンゴル。6月19日と25日。


ベトナム。


タイ。


シンガポール。


インドネシア。縦軸のスケールが変わっている。


フィリピン。


マレーシア。


カンボジア。


東アジア域外から。オーストラリア。6月19日と26日。
「デルタ株はすれ違っただけで感染する」というニュースはオーストラリア発だが、感染者増加はまだグラフに現れるほどではないようだ。


インド。6月19日と25日。


パキスタン。


ワクチン接種先行国として、米国。


イギリス。グラフの明らかなリバウンドは、デルタ株によるものと言われる。


BBC記事中のグラフが、えげつないほどわかりやすかった。
上掲記事よりグラフだけ引用。
フランス。6月19日と24日。


ドイツ。6月19日と25日。


イスラエル。イギリス同様リバウンドが問題になっていると報道されるが、まだグラフに現れるほどではないようだ。


コパ・アメリカ強行が話題になっているブラジルのグラフも採取した。


コパ・アメリカに参加した選手のうちアンダー23の多くの選手が、報道陣を伴って1ヶ月以内に東京にやって来る。
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