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箱根ロープウェイ、クレカのタッチ決済対応 QRチケット一体型端末

専用端末(イメージ) 左がQRチケット・右がタッチ決済

小田急電鉄は8月2日から、箱根ロープウェイと箱根海賊船でクレジットカードのタッチ決済を導入。QRチケット読み取り機能が一体化した専用端末を設置する。また箱根登山電車と箱根登山ケーブルカーでもQRチケットを導入する。タッチ決済の対象ブランドはVisa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯。Mastercardは後日追加予定。

小田急箱根グループの交通機関各駅は、三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用し、タッチ決済対応のカード(クレジット、デビット、プリペイド)や同カードが設定されたスマートフォンなどによるタッチ決済と、QRコードを活用した電子チケット読み取り機能が一体化した専用端末を設置する。

専用端末が設置されるのは、箱根ロープウェイ・箱根海賊船の全駅(港)、箱根登山電車の箱根湯本駅、強羅駅、箱根登山ケーブルカーの強羅駅、早雲山駅。

端末設置駅

箱根ロープウェイと箱根海賊船に導入するタッチ決済は、往復利用の多い訪日旅行者の傾向を捉え、タッチにより1日乗り放題乗車券として取り扱う。利用の都度精算するよりもお得に、利便性高く利用可能。当日初回のタッチでロープウェイでは2,500円が、海賊船では2,220円が利用額として認証され、当日中であれば2回目以降のタッチによる支払いは発生しない(乗車・乗船にはタッチが必要)。

なお、タッチ決済には1人1枚決済対応カード(または同カードが設定されたスマートフォン)でのタッチが必要で、子供の利用や複数名分まとめて支払いを希望する場合は利用駅窓口でチケットの購入が必要となる。

箱根ロープウェイ・箱根海賊船タッチ決済 利用イメージ

また、QRチケットは箱根登山電車と箱根登山ケーブルカーにも導入し、箱根山内広域で利用できるようになる。

チケットは「WMot」「EMotオンラインチケット」「箱根ナビ」で購入可能。チケットには以下の種類がある。

  • デジタル箱根フリーパス
  • 登山電車・ロープウェイ「デジタル大涌谷きっぷ」
  • 登山バス・海賊船「デジタル芦ノ湖きっぷ」
  • 箱根登山電車 1 日乗車券「デジタルのんびりきっぷ」
  • デジタル海賊船・ロープウェイ乗り放題パス
  • デジタル箱根のりものパス Lite
  • デジタル箱根海賊船 乗船券(片道/往復)
  • デジタル箱根ロープウェイ 乗車券(片道/往復)
  • 箱根フリーパス『はこチケ』プラス