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国産ドローンで郵便物配送 日本郵便とACSLが新機体

日本郵便、日本郵政キャピタル、ACSLは、無人航空機(ドローン)による配送の実用化に向けた取り組みの1つの成果として、新たな物流専用の国産ドローンの開発状況を発表した。

3社は'21年6月に締結した資本・業務提携に基づく郵便・物流領域での連携を進めている。

今回発表したドローンは、「デザインで、人と未来を幸せにする。」を掲げるTakumiYAMAMOTOによるデザイン。頼りになる未来の空のパートナーをイメージし、未来的でありながら親しみやすいデザインを考案したという。また、日常的なドローン活用の社会受容性向上を目指した機体デザインとしている。

有人地帯における補助者を配置しない目視外飛行(レベル4)での運用を前提としており、空力シミュレーションや風洞実験を通した空力最適化による高い飛行性能を特徴に挙げる。そのほか、機体上部からの配送物の収納や機体下部からの切離しなど、使用者、利用者双方の利便性向上を前提とした搭載機構とする。

ペイロードは5kgで、ACSLの従来機体(ACSL-PF2)から拡大された。最大離陸重量は24.9kg、最大飛行距離は約35km。全長約1.5×1.7m、高さ約0.5m。なおこれらの仕様は現時点での想定で、実用化の際に変更の場合がある