ニュース

Meta、ハラスメント対策でメタバースに「個人境界線」

個人境界線のイメージ。画像にあるように目に見えるものではない

Meta(旧Facebook)のReality Labsは4日(米国時間)、VRプラットフォームの「Horizon Worlds」と「Horizon Venues」に個人境界線(パーソナルバウンダリー)を導入すると発表した。

個人境界線は、VR空間内で、アバター同士が設定した距離内に近づくことを防ぎ、望まない交流を避けられるようにする機能。Horizon Worlds/Venuesで展開され、初期設定では自分のアバターと他の利用者との間に約1.2mの距離があるように感じられる。

利用者のアバターが他の利用者のアバター境界線に入ろうとすると、個人境界線により、システムによって前進できなくなる。従来から、アバターの手が他の利用者のパーソナルスペースに入るとその手が「消える」というハンドハラスメント対策を導入していたが、それらの取り組みを強化する形で、この個人境界線は、常時かつ標準設定として導入される。

将来的には、個人境界線のエリアの大きさをカスタマイズできるようにするなど、新しいコントロールやUIの変更の可能性を探っていくとしている。