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ミズノ、フルマラソン3時間切りを目指すためのシューズ「WAVE REBELLION」

ミズノは、フルマラソン3時間切りを目指すスピードランナーに向けたランニングシューズ「WAVE REBELLION(ウエーブリベリオン)」を、7月22日に発売する。価格は19,800円。

WAVE REBELLIONは、シューズに合わせてランニングフォームを変えるのではなく、フォームを変えずにスムーズな走り心地でパフォーマンスを最大限サポートすることを狙いとしたシューズ。「MIZUNO ENERZY LITE」や「MIZUNO WAVE」など、ミズノ独自開発の素材や構造を搭載している。

MIZUNO ENERZY LITEは、柔らかさによってためた接地時のエネルギーを、ロスを少なく反発させるミズノ独自の素材「MIZUNO ENERZY」の1つで、軽量性を追求したタイプ。MIZUNO ENERZYにはそのほか、最も柔らかさと反発性を高めた「MIZUNO ENERZY CORE」、標準的な「MIZUNO ENERZY」がある。

WAVE REBELLIONには、MIZUNO ENERZY LITEをミッドソール全体に採用。従来のミッドソール搭載モデルに比べて、柔らかさが約22%、反発性が約35%向上しているという。軽量性を特徴としつつ、クッション性と反発性を持ち、着地した際に沈み込みすぎることなく、次の動作にスムーズに移れることを特徴としている。

MIZUNO WAVEは、縦方向の衝撃を吸収し、横方向のズレには安定性を発揮することで、シューズに求められるクッション性と安定性を両立させる役割を担うミズノの基幹機能。踵部から前足部にかけて全面にグラスファイバー入りナイロン ミズノウエーブを搭載している。

通常のナイロンに比べて硬く、約1,141%しなり剛性が高い素材で、プレートの跳ね返りが強くなり、前方向への力と安定性を発揮するとしている。形はフォーク状になっていて、自分の力で曲げることができ、そのしなりを反発に変えられることを特徴とする。また、このフォーク状のプレート部分が、視覚的にも見えるようなデザインを採用している。

ソールにはポリウレタン素材の、軽量でグリップ性の高い「G3ソール」を搭載。進行方向に対して垂直(横方向)に設置することで、地面をしっかりつかむようなグリップ力を発揮するという。

また、スピードシューズでは耐久性に対する不安の声があるが、WAVE REBELLIONではその部分にも配慮し、アウトソール外周にもG3ソールと同じ素材のものを設置。これにより、スピードランナーの着地の衝撃に対する耐久性を高めている。

500~600kmの走行テスト後のアウトソール

アッパーには、通気性が高く、柔らかい「エンジニアードメッシュ」を採用。アッパーの補強素材などを取り除くことで軽量化を実現するほか、足入れした際にはメッシュの柔らかい感触が伝わってくるという。

一方でスピードシューズとして中足部を固定してフィット感を高めるため、ベロ端部両側にストレッチ性の高い素材を採用している。

環境に配慮した素材を採用している点もWAVE REBELLIONの特徴。靴ひも部分と履き口部分にリサイクルPET素材を使用するほか、ミッドソールには、従来のミズノウエーブに使用していた石油由来ナイロン系素材と比べてCO2の排出量が約38%少ない、植物性由来のナイロンプレートを採用している。

メンズとウィメンズをラインアップ。重さはメンズは27.0cm片方約235g、ウィメンズは24.5cm片方約210g。

メンズのカラー(サイズ)は、ブラック×ブルー×レッド(25.0cmから29.0cm)、ブルー×グリーン×ピンク(24.5cmから29.0cm)。ウィメンズのカラー(サイズ)はピンク×ホワイト×ネイビー(22.5cmから25.5cm)。

メンズ (左)ブラック×ブルー×レッド、(右)ブルー×グリーン×ピンク
ウィメンズ

WAVE REBELLIONの発売から1年間の販売目標は、グローバルで40,000足、国内8,000足。

ミズノはそのほか、ランニングシューズのラインアップとして、マラソン3時間30分を目指すランナー向けの「WAVE SHADOW 5」(13,090円)、ラン初心者やマラソン完走を目指すランナー向けの「WAVE SKY 5」(17,600円)、「WAVE REVOLT 2」(9,350円)などを新たに展開する。