
ヤンキー経済
読書記録です。今回は「ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体」を読みました。2014年上梓の本ですが、非常に興味深く読了しました。
「マイルドヤンキー」という言葉をご存知でしょうか?数年前くらいから見聞きするようになった言葉ですが、「マイルド」な「ヤンキー」のことです。これではわからないですね。
「ヤンキー」と聞くと、その容姿は古くはボンタン・短ラン・リーゼントなヤンキーから、BADBOYなストリートファッションヤンキーなど、時代の流れとともに変化をしてきましたが、共通して反社会的な行動や思想を持つヤバい連中であり、我々の脅威でした。
しかし、昨今のヤンキーは姿形こそオラオラしているけれども反社会的な行動思想を嫌うらしく、そのあたりが「マイルド」なる所以です。
さらに、「マイルドヤンキー」の特徴として以下のものがあります。
- 地元が一番で地元から出たくない
- 小中学校時代の友人を好む
- 車、特にミニバンを好む
- 趣味は車の改造
- ショッピングモールを好む
- 公共交通機関は苦手
- 都会は未知の世界
- できちゃった結婚が多く、結婚年齢も比較的若い
- 離婚率が高い
- 自宅から半径2〜3km以内の地域、またその地域に住んでいる人にしか興味を示さない
- パラサイト率も高い
- 内向的で、上昇指向が低い(非常に保守的)
- ITへの関心やスキルが低い
- 遠出を嫌い、生活も遊びも地元で済ませたい
- 近くにあって、なんでも揃うイオンモールは夢の国
- 小中学時代からの友人たちと「永遠に続く日常」を夢見る
- 喫煙率や飲酒率が高い (Wikipediaより)
ザーッと特徴を読むと、反社会的な行動を嫌う以外は昔のヤンキーとそれほど変わらないんじゃないかと見受けられます。
今も昔も「ヤンキー」は旺盛な消費欲を示していて、モノが売れない現代では全体の消費のボリュームが小さくなっているとは言えど、「ヤンキー」の消費意欲はやはり健在であり、また時代を経て行動や思考が変わり攻撃性がなくなってきた事で、「ヤンキー」の消費にも変化が生じている。
本書では攻撃性をなくし安定志向となった「マイルドヤンキー」の生態や消費行動の分析を読み取ることができる。
郊外のディスカウントショップで出会う人達
休日に郊外のディスカウントショップ(ペンギンのところ)へ出かけると確かに見かける人たち。
ダッシュボードにフワフワのシートが敷かれてたり、ディズニーのぬいぐるみがギッシリ飾ってあり、ミラーから長いネックレスみたいなのがブラブラしてる、軽自動車に乗って、上下スウェット、金のネックレスに、小脇にクラッチバッグ、足元クラックス、女性はだいたいロングの金髪。
というようなヤンキールック。マイルドか否かは別にして、本書にある通りこの類の人達は不思議なくらいお金を使う。我々が「それ本当に必要か?」というものに対して、躊躇なくお金を投じる。
この夏に見かけた光景は、子供が自宅でそうめん流しができるおもちゃを欲しがったヤンキールックのご家族様。そこそこ値段の張るそのそうめん流しのおもちゃを躊躇なく買い物かごに入れて行かれました。
今シーズンに一回か二回動かして飽きてしまうようなものに対し、大枚を叩く背景には「子供が喜ぶ」「家族や仲間で楽しめる」というマイルドヤンキー思考があると想像ができます。
反面、その懐事情や金銭感覚については疑問点が多いところでしたので本書に出てくる取材協力者の話や考え方は興味深かったです。
ただ、どこまで分析しても彼らは「生産性」の側面よりも「消費者」の側面で大きな期待がされていて、悪く言ってしまえばターゲットにしやすくカモにしやすい購買層であるのかな?とも思うフシがあって、まだまだ深堀りしても面白いなという感想です。
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