セルの書式は、ホームタブのボタンにあればそれを使いますが、無ければセルの書式設定の画面を出して設定します。

WordやExcelに限ったことではありませんが、書式を設定する練習をするときには、かならず元に戻す練習もセットで行わなければなりません。設定と解除を何回も繰り返して覚えます。設定することよりも元に戻せることのほうが大事です!!Excelのセルの書式設定には様々な項目がありますが、設定と解除の方法が似ているものをセットで覚えるとよいでしょう。
そこで、今回は、セルの書式設定(罫線を除く)について出題します。全部で50問ありますが、1つでも分からないものがあれば、何百回、何千回でも繰り返し練習して、身体で覚えましょう。

目次
問題文のあとに簡単な操作方法を解説していますが、静止画では、わかりにくいと思いますので、最後に動画を載せています。ぜひご覧ください。
1.書式練習をするための準備
問題
完成イメージを参考にして文字入力(B列に連番、C列に「わえなび」)をしたうえで、C・D列の幅を15、すべての行の高さを30に設定しなさい。

なお、22行目以降が変則的です。

解説
まずは、オートフィルを利用して文字入力をします(参考:【Excel3級レベル】オートフィルを利用した表の作成手順と入力練習(初心者特訓Part5))。

35までオートフィルをします。

24行目に行を挿入します。

文字列を長くして31番にコピーします。

25番は半角のハイフンです。ハイフンを入力した後、必ずEnterキーを押しましょう。

最後にD列に果物を入力します。

C・D列の幅を15にします。

全部のセルを選択して行の高さを30にします。

2.書式設定と解除の超基本35問
問題
次の書式を設定しなさい。また、解除しなさい。
- MS明朝
- 21ポイント
- 太字
- 斜体
- 下線
- 二重下線
- 文字色を青色
- 文字列の一部だけ変色
- 取り消し線
- 上付き
- 下付き
- 下線(会計)
- 二重下線(会計)
- 薄い青色で塗りつぶし
- ピンクで塗りつぶし
- 赤のパターン(実線左下がり)
- 黄色のパターン(25%)
- 中央揃え
- 右揃え
- 上揃え
- 下揃え
- 折り返して全体を表示
- 下のセルと結合して中央揃え
- 縦書き
- ハイフンの繰り返し
- 均等割り付け
- 左詰めインデント1
- 右詰めインデント2
- 均等割り付けインデント1
- 前後にスペースを入れた均等割り付け
- 縮小して全体を表示
- 90度回転
- -90度回転
- 10度回転
- 30度回転
解説
(1)第1グループ:フォント(ボタン)
まずは1番から8番です。ホームタブを使ったフォントの設定です。

フォントサイズが一覧にないときは半角で直接入力します(21と入力してEnter)。


文字列の一部だけ設定することもできます。


1番から8番を順に解除します。
- MS明朝をTextar(游ゴシック)に
- 21ポイントを11ポイントに
- 太字、斜体、下線、二重下線の解除(ボタンを押すだけ)
- 文字色を自動にする


同じボタンをもう一度押せば解除になります。


(2)第2グループ:フォント(セルの書式設定)
次に9番から13番です。

ホームタブにないものはセルの書式設定の画面を表示します。



普通の下線と、会計用の下線は違います。会計下線はセルの幅いっぱいに引かれる下線で、文字から少し離れています。

9番から13番を解除します。
- 取り消し線、上付き、下付きのチェックを外す
- 下線(会計)、二重下線(会計)をなしにする


(3)第3グループ:塗りつぶし
次に14番から17番です。セルの塗りつぶしです。

色がないときはその他の色から選びます。


セルの模様のことをパターン(pattern)といいます。セルの書式設定の画面で、パターンの色を選んで、模様を選びます。



背景の塗りつぶしやパターンをなくすには、塗りつぶしなしを選びます。

(4)第4グループ:文字の配置(ボタン)
つぎに18番から24番です。今度は文字の配置です。ボタンをおして設定します。




縦書きは行を広げて確認します。


18番から24番までを解除します。同じボタンを押せば解除になることを確認します。



(5)第5グループ:文字の配置(セルの書式設定)
次に25番から31番です。ホームタブのボタンにない配置の設定はセルの書式設定の画面を表示して設定します。



インデントによって余白をあけることができます。


縮小して全体を表示すると印刷したときに文字が切れることはありません。

26番から30番については比較のためにD列を使ってもう一度練習します。

均等割り付けは両端がそろう配置ですが、前後にスペースを入れる均等割り付けは両端がそろいません(参考:【Excel】均等割り付けの設定と解除の方法と、種類を見分ける練習)。


横位置を標準に戻せば元に戻ります。

(6)第6グループ:回転
最後に32番から35番です。回転はセルの書式設定の画面を使います。



小さい黒色の点をクリックすると15度ごとの回転ができます。


回転を0度にすれば元に戻ります。

3.書式を見極める練習問題15問
問題
Excelに次のような文字列を入力した。

次の1~15について、それぞれどのような書式が設定されているのかを考え、その設定方法を確認しなさい。



解説
書式を見極めるには、フォント、塗りつぶし、文字列の配置を分けて考えるのが鉄則です。文字列の配置とは、上下左右中央揃え、均等割り付け、インデント、折り返し表示、縮小表示、セルの結合、繰り返し、縦書き、回転などのことです。

(1)1~5

それでは、1番から順にやってみましょう。フォントは明朝体です。配置は中央揃えになっています。

2番は、フォントが大きくなっています。ゴシック体のフォントを大きくすると自動的に太く表示されますが、太字を設定しているわけではありません。配置は右揃えです。

3番は太字です。また、上に寄っているので上揃えです。

4番は斜体です。また、下に寄っているので下揃えです。

5番は文字に下線が引いてあります。会計下線ではありません。また、あふれている文字列が折り返されています。

実際にやってみましょう。明朝体にします。

中央揃えにします。

フォントを大きくします。

右揃えです。

太字にします。上揃えにします。

斜体にします。下揃えにします。

下線にします。折り返して全体を表示します。

(2)6~10
次に6番から10番です。

6番は二重下線です。文字列が短いのに区切りの線が消えていることから、セルが結合されていることが分かります。結合して中央揃えです。

7番は文字の色が薄い青になっています。また、縦書きになっています

8番は、取り消し線が入っています。同じ単語が何回も繰り返されています。これは配置の書式として繰り返しが設定されています。

9番は下線が幅いっぱいに引かれています。そして、あふれている文字がセル内に収まっています。これは縮小表示の設定です。

10番は1文字だけ赤くなっています。左側に余白があるのはインデントです。左揃えのインデントです。

それでは実際にやってみましょう。二重下線です。

それぞれ2つずつセルを選択して(Ctrlキーを用いる)、セルを結合して中央揃えにします。


薄い青にします。

縦書きにします。

取り消し線と繰り返しを設定します。フォントのタブで取り消し線、配置のタブで繰り返しを設定します。

このように一度に2種類の書式を設定できます。

フォントのタブで下線(会計)、配置のタブで縮小表示を設定します。


それぞれ1文字だけ選んで赤くします。

左揃えのインデント1にします。

(3)11~15
11番から15番です。

11番は、二重の下線(会計)が引かれており、右側にインデントがあります。

12番は、緑色のパターンで塗りつぶされています。また、幅いっぱいの均等割り付けになっています。

13番は白抜きになっています。フォントを白にして青で塗りつぶします。これで白抜きになります。さらに均等割り付けで両端がそろっていますが、左右にインデントがあります。

14番はピンクで塗りつぶされています。文字列が広がっているので均等割り付けですが、両端が揃っていないので 前後にスペースを入れた均等割り付けです。

15番は斜線のパターンです。文字列が15度回転です。

それでは実際にやってみましょう。二重の下線にします。

右揃えのインデント1にします。

緑色のパターンにします。

均等割り付けにします。

フォントを白にして塗りつぶしを青にします。


均等割り付けのインデント1にします。

ピンクで塗りつぶします。

均等割り付けで前後にスペースを入れます。

赤色のパターンにします。

15度回転します。

これで完成です。

3.長い文字列に関する注意点
問題
セルA1に文字列を入力したところ、長すぎてあふれた。セルA1に、赤色のフォント、下揃え、黄色の塗りつぶしの設定をしなさい。

解説
長い文字列を入力すると、セルからあふれます。フォントの色は、最後まで色が変わります。配置を変えても、最後まで動きます。

しかし、塗りつぶしの色は、セルだけが変わります。

文字列はセルからあふれています。この文字列の基準点は左上です。

フォントや文字列の配置は、文字に適用されるので、あふれている部分にも適用されます。

しかし塗りつぶしは、セル範囲に適用されるので、あふれている部分の色は変わりません。

このとき、隣のセルの色を変えるのは間違いです。

列幅を狭くすれば、はみ出ることに変わりはありません。

データはA列にしか入っていません。B列やC列に文字を入力したわけではありません。文字列の長さと塗りつぶしは関連性がないので、文字の長さの分だけ塗りつぶそうと考えるのは間違いです。

文字列の最後まで黄色にするには、列の幅を広げるか、または、セルを結合します。

また、印刷したときに文字が切れるのを防ぐため、どちらにしても縮小表示の設定を入れておくのが安全です。


4.空白に関する注意点
問題
各設問について、それぞれセルにどのような書式が設定されているか述べなさい。
(1)セルB2は、隣のセルとの区切りが消えている。

(2)セルC2を選択すると、数式バーに数値が表示された。

(3)セルB4とC4、D4とE4、F4とG4の間の区切りが消えている。

解説
(1)塗りつぶしと境界線
Excelでは、見た目では書式が設定されているのかがわからないことがあります。空白のセルに見えても、そこに情報がないとは限りません。

セルB2を選択します。塗りつぶしを見ると白色に塗りつぶされていることが分かります。

塗りつぶしをするとセルの境界線が消えます。これは白色で塗りつぶしをしても同じです。

完全に塗りつぶしをなくすには、塗りつぶしなしにします。

(2)白色の文字
セルC2を選択すると、薄く数値が表示されます。

数式バーにも表示されます。

フォントの色を見ると白色になっています。このように文字の色を白色にすると何も見えません。

このように文字の色と背景色を同じにすると、文字が見えなくなりますが、セルを選択したときに、数式バーには表示されます。

(3)セルの境界線が消えていても結合とは限らない
B4を選択すると同時にC4も選択されました。結合のボタンも有効になっていることから、これは結合しているものと考えられます。

D4を選択してもE4は選択されません。

これは結合ではなく、塗りつぶしによって区切りが消えていることが分かります。

F4を選択してもG4は選択されません。

塗りつぶしを確認します。塗りつぶしなしになっているようです。

数式バーをクリックします。カーソルが途中で点滅します。スペースが入っていることが分かります。

このようにスペースがたくさん入っているとはみ出て区切りが消えます。

セルを結合しているように見えますが、本当に結合しているかは選択してみなければわかりません。このほかに「白い罫線を引いている」というパターンもあります。

5.表示形式
書式の基本としては、上記のほかに「表示形式」がありますが、表示形式については分量が多いため、別の記事で解説しています。
解説は以上です。
6.動画版はこちら(無料)
この記事は、わえなび実力養成講座「ファンダメンタルExcel」Program 2-1、2-2、2-2-2、2-2-3 のYoutube動画を書き起こして、加筆修正したものです。
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