
シーズン1をひと通り観て、すぐにシーズン2へ。他のドラマと並行しながら観ていたので少し時間がかかりましたが、それでも止まらず完走しました。
シーズン1の感想はこちら → アウトランダー シーズン1 感想とあらすじ
アウトランダー シーズン2 基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送 | STARZ(米)2016年 |
| 全話数 | 全13話 |
| 主な舞台 | 18世紀フランス・パリ、スコットランド |
| 主演 | カトリーナ・バルフ、サム・ヒューアン |
| 日本での視聴 | Hulu |
シーズン2 あらすじ
冒頭:現代へ戻ったクレア
シーズン2は衝撃的な冒頭から始まります。18世紀の服をまとったまま、クレアが現代(20世紀)に戻っているのです。タイムスリップして戻るシーン自体は描かれず、いきなり現代のシーンから始まる構成に驚かされました。しかも彼女は妊娠しており、18世紀の夫ジェイミーとの子を宿していたことがここで明らかになります。
この「現代パート」はシーズン2の大きな軸になっており、物語は18世紀の回想という形で進んでいきます。
18世紀パリへ:歴史を変える作戦
シーズン1終盤でフランスへ渡ったクレアとジェイミー。シーズン2の本編は、ふたりがパリに拠点を置くところから始まります。
未来の知識を持つクレアには、この時代に起きる悲劇が見えています。それが「カローデンの戦い」(1746年)です。ジャコバイト(スコットランド独立を目指す勢力)がイギリス政府軍に壊滅的な敗北を喫し、スコットランドの文化・言語・クランの仕組みが根こそぎ破壊されることになる歴史的惨敗。ジェイミーはスコットランド側の戦士であり、このまま歴史が進めば彼も戦場で命を落とすかもしれない。
クレアとジェイミーはこの戦いを未然に防ぐため、パリの社交界に潜入してジャコバイトへの資金援助を止めようと画策します。豪華な宮廷文化と策謀渦巻くパリを舞台に、ふたりは命がけの工作活動を繰り広げることになります。
シーズン2後半:迫り来るカローデンの戦い
パリでの作戦が思わぬ形で崩れ、舞台はスコットランドへ。結局、歴史の流れを完全に変えることはできず、ジャコバイトは戦いへと突き進んでいきます。
そして最終話(第13話)。カローデンの戦いの直後、物語は再び現代へと戻ります。そこには成長した娘の姿があり、クレアは娘とともに新たな真実に向き合うことになります。果たして、もう一度18世紀に戻ることはできるのかという問いがシーズン3への引きになっています。
シーズン2を楽しむために知っておきたい用語
シーズン2はイギリス・スコットランドの歴史が色濃く絡んでくるため、いくつかのキーワードを知っておくと理解が深まります。
【ジャコバイト】
イングランドで起きた名誉革命(1688年)に反対した勢力の総称。スチュアート朝の復権を目指し、スコットランドの独立とも深く結びついています。シーズン2では彼らを支援する動きを止めることがクレアたちの目標となります。
【カローデンの戦い】
1746年にスコットランドで起きた実際の戦闘。ジャコバイト軍がイギリス政府軍に大敗し、以後スコットランドのクラン制度やゲール文化が組織的に弾圧されました。シーズン2の物語全体がこの戦いをめぐって動いています。
【クラン】
スコットランドの血縁・地縁で結ばれた一族集団。フレイザー家もクランのひとつであり、メンバーは強い忠誠心と連帯感で結ばれています。
【サッセナフ】
ゲール語でよそ者・英国人を指す言葉。ジェイミーがクレアを呼ぶ愛称としても使われており、シリーズを通じて印象的なセリフのひとつです。
アウトランダー シーズン2 感想
シーズン1がスコットランドの荒野と剣戟の世界だったのに対し、シーズン2の前半はパリの宮廷が舞台。衣装も美術もガラッと変わって、別のドラマを見ているような新鮮さがありました。
歴史的な事実として「カローデンの戦い」の結末はすでに決まっているわけで、それを変えようとするクレアとジェイミーの奮闘を見ながら、「どこかで歯車が狂う」という予感と緊張感が持続します。歴史改変ものの醍醐味ですが、アウトランダーの場合は純粋な痛快さよりも、変えられない運命に立ち向かう悲劇的な美しさのほうが強い。
一話ずつが「止まらない面白さ」というよりは、噛めば噛むほど味わいが出てくるタイプのドラマだなと改めて感じました。最終話の現代パートでの「成長した娘との再会」は、静かなのにズシンとくる場面で、シーズン1から積み上げてきた感情がここで一気に押し寄せてきます。
イギリス・スコットランドの歴史に詳しくなくても物語の大筋は追えますが、背景を少し調べながら観るとより深く楽しめます。シーズン3以降がどこへ向かうのか、早く続きが見たいと思わせる終わり方でした。
アウトランダーはどこで見られる?
シーズン3でジェイミーとの再会が待っています。続きはHuluで!
まとめ
- シーズン2の舞台は18世紀パリへ。衣装・美術がシーズン1から大きく変わり新鮮
- 「カローデンの戦い」を阻止しようとするクレアとジェイミーの作戦が軸
- 歴史改変を試みながらも、運命に抗えない緊張感が続く
- 最終話の現代パートが静かに感動的
- シーズン3への引きが強く、続きを見ずにはいられない