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962『RUN RUN RUN』

 運転者は君だ、車掌は僕だ。
 なんて、爽快な小説だろうか。ライトノベル出身で青春小説を書いている作家は、最近、数多く見かけるが、本書は秋山が読んできたそういった作品の中ではベスト。十七歳と二十四歳と三十歳の女性が、どうしてか一緒に温泉旅行に行くのだが、もう最高。気取ってる感がなく、諭している感もなく、実にスマートに決まっている……そう、決まっているのだ。彼女たちの生き様に、なんの打算も下心もなく、秋山は拍手を贈りたい。しかし、彼女たちは絶対にそういう賛辞を受けることを嫌がるだろうから、遠くからひっそりと応援したい。この感情を一言で表現するなら、惚れた。




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