こんにちは、訪問ありがとうございます。
当ブログでは以前、ブリとヒラマサの見分け方についての記事をアップしたことがあります。
ただ当時の記事は文章がとっちらかっており、イマイチ写真で比較しにくかったりと見にくいものだったので、改めてまとめてみました。
これを読めばブリとヒラマサの見分け方をマスターできる・・・かもしれません。
ブリとヒラマサの見分け方
下の写真は前回の釣行で釣れたブリとヒラマサです。

さて、同じアジ科ブリ属であり、釣り人にはいずれも『青物』と呼ばれるこの両種。
この2尾はどちらがブリで、どちらがヒラマサでしょうか?
正解は、上がブリ、下がヒラマサです。
それでは、この2尾を見分け方のポイントを写真で比較しながら見ていきましょう。
写真ではところどころ◯や→を入れていますが、青い印をつけているのがブリ、緑の印をつけているのがヒラマサです。
ポイント①上顎の付け根
まずブリとヒラマサを見分けるポイントとして最もよく言われるのが、上顎の付け根のところ。口角といいましょうか。
下の写真の◯のところがブリとヒラマサでは違うんですね。


左のブリは口角が上がり気味に角張っているのに対して、右のヒラマサは口角が下がり気味にやや丸みを帯びています。
私の手元にある、他のサンプルを見てみましょう。
こちらはブリのみの写真。

一方こちらはヒラマサのみの写真。

なんとなーく、違いがわかりますでしょうか・・・?
注意点としては、口をピッタリと閉じている状態でないと少しわかりにくくなります。
実はこのポイントだけで見分けろと言われると、私はちょっと自信がありません。
ポイント②頭の大きさ
個人的にブリとヒラマサを見分けようとする場合の大きなポイントだと思っているのが、頭の大きさです。
下の写真のとおり、目尻からエラぶたのラインまでの距離がブリとヒラマサでは割とハッキリ違うんですね。

上のブリの方が頭が大きいです。
この感じを覚えておけば、かなり見分けができるようになると思います。
眉間
魚に眉間という表現をするのもおかしな話ですが、ヒラマサの方は目頭から前が少し彫りの深いつくりになっています。これによってブリは無表情で、ヒラマサは少し睨みをきかせているような印象を受けます(個人的に)。これだけでの見分けは難しいですが、頭部周辺を見るときに①②の口角と頭の大きさを確かめつつ、ここもあわせてチェックしています。
ポイント③黄色い線
ブリとヒラマサに共通するのが背中の青、お腹の白、そしてその2色の境界線に走る黄色い線。
ブリと比較すると、ヒラマサはこの黄色い線が濃く、太く、真っ直ぐに走っていることが多いです。
下の写真、一番上がヒラマサで下2尾がブリです。

位置的に少し見づらいですが、ヒラマサの方が黄色い線が濃くて太いのがわかるかと思います。
ポイント⑥にて後述していますが、ブリは体が丸っこいです。このため黄色い線が体のラインに沿って少しカーブしているように見えます。逆にヒラマサは体がペタッと平たいので、線が真っ直ぐに見えます。
ポイント④ヒラマサは胸ビレが黄色い線にかかる
前述のポイント③の黄色い線に胸ビレがかかっているのか、そうでないかが異なります。

上のとおり、黄色い線に胸ビレがかからないのがブリ。かかっているのがヒラマサ。胸ビレの角度の違いといってもいいかもしれません。
③と④はあわせて違いを比較するとわかりやすいと思います。
ポイント⑤ヒラマサはヒレが黄色っぽい
体の下側にある腹ビレ、尻ビレが白っぽいのがブリ、黄色みが強いのがヒラマサ。


指でつまんでいるのが腹ビレです。色味が違いますね。
体の後ろ下側に生えているのが尻ビレ。

こちらもヒラマサのほうが黄色っぽいのがわかります。
ブリを英名でAmberjackとかJapanese Amberjackと呼ぶのに対し、ヒラマサをYellowtail Amberjackと呼ぶのはここからきているのでしょう。
ヒレにしろ線にしろ、全体的に黄色が目立つのがヒラマサと覚えておくとよいですね。
胸ビレと腹ビレの長さ比の違い
写真だとハッキリ違うと示すのが難しかったのですが、ブリは胸ビレと腹ビレの長さがほぼ同じなのに対して、ヒラマサは胸ビレよりも腹ビレの方が長いです。
尾ビレの違い
尾ビレ、いわゆるシッポの部分も形状の違いがある・・・らしいのですが、私にはハッキリと違いを見分けることがまだできません。
ポイント⑥体型
個人的には、最も『パッと見』で見分けやすいのがポイント②の頭の大きさと、そして体型の違いだと思っています。
最初の写真から少し角度を変えたものがこちら。

特に注目すべきがお腹まわり。
ブリはボテッと太っていて、ヒラマサはペタッと痩せています。
季節や雌雄の別によって痩せているブリも当然いますが、ヒラマサのペタッと感とは明らかに違うのでわかりやすいです。
両種の大きさについて
釣りで狙う場合、釣り方にもよりますが北部九州では両種が多少混じって釣れることが比較的多いと思います。
また両種は大きさに違いがあって、ヒラマサの方が大きくなります。
ブリは大きなもので全長1m・体重20kg(←これは特大サイズと言っていいでしょう)ほどですが、ヒラマサは全長2m超え・体重40kg超えのものもいます。
なにしろヒラマサはアジ科の中でも最も大きくなる種です。ただ、そんなに大きなものは基本的に食用としないのでYouTubeの釣り番組などでそのドデカさを確認してみてください。
要約すると・・・
あくまで私の見方ではありますが、ブリとヒラマサを見分けるコツをとてもざっくりとした形で言うのならば、
・頭が大きく、太っているのがブリ
・頭が小さく、ペタッと平たくて黄色みが目立つのがヒラマサ
というまとめ方になります。
ポイント⑦身の色
これはどちらかというと番外編ですね。
外見の違いではありませんが、ブリとヒラマサは三枚におろすとハッキリ違いがわかります。

身が赤みがかっているのがブリ、白っぽいのがヒラマサ。
見た目はあんなにそっくりさんなのに食味は随分と違いますので、ぜひ食べ比べてみてください。まずは刺身から試すとわかりやすいと思います。どちらもいろんな調理法で食べられる美味しい魚ですよ〜。
ブリは食用の養殖が盛んなのも、よく知られているところですね。鮮魚コーナーで目にしない日はないくらい、日本の食文化に深く関わる重要な魚です。
ポイント⑧ブリは縁起がいい
もう見分け方ですらない完全なる余談ですが、よく知られているようにブリは年齢・大きさによって呼び名が変わる出世魚です。そのため縁起物として、お正月料理にはブリが欠かせないという地域もありますね。
私も年の瀬のスーパーで鮮魚コーナーをのぞき、ブリのお正月価格にビックリするというイベントを毎年楽しんでいます。皆さんの地域ではどうでしょうか?
なお、大きさによっての呼び名が地域でいろいろあるのでこれが非常にややこしいです。イナダとかハマチとかワラサとか聞いたことがあると思いますが、詳しくはググってみてください。
釣り番組では、出演者の方が律儀にロケをしている地域によって呼び方を変えているところも見られて(例えば大阪湾で釣れたら『ハマチ』と呼び、玄界灘で釣れたら『ヤズ』と呼ぶ)面白いです。
ちなみに私の住む地域ではシンプルで、『10キロ未満はヤズ、10キロ以上はブリ』です。おそらく相当ローカルなルールのような気がしますが・・・。なので、当ブログで『ブリチャレンジ』と銘打っているのは要するに10キロを超えるものが釣れたか否か、ということです。まだ1回しか成功していません。
レッツ見分けチャレンジ!
今回はブリとヒラマサの見分け方のお話でした。
日本で一般的にみられるブリ属といえばブリ、ヒラマサに加えてカンパチ(とヒレナガカンパチ)がいます。カンパチはブリとヒラマサに比べると体高や体色、顔つきなどが明らかに違うため、より見分けがつきやすいです。
ブリ・ヒラマサを比較する際は、サイズの小さいものになればなるほど見分けが難しくなってくるかと思います。
冒頭の写真のものは正確に計測はしていませんが、頭から尾ビレ先端までの長さが70cmくらい、重さは2〜3kg程度だと思います。このくらいの大きさだとハッキリ見分けられます。
今まで見分け方知らなかったな〜という方も、ぜひ魚屋さんやスーパーの鮮魚コーナーでブリ・ヒラマサ見分けチャレンジをしてみてください。
もしかしたら、たまに間違って陳列されているかも・・・?いや、そんなことはないか。
それではまた。
