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2019年 ギラー賞ショートリスト

ギラー賞ロングリストについて書こうと思っていたら、もうショートリスト発表の時期になっていた。

あっという間に10月。

相変わらず毎日があっという間で、積ん読が一向に減らないので今年はあまり本を買っていません。

物欲の秋だというのにお買い物すらあまりしていなくて、最近買って嬉しかったものといえばMACのリップくらい!

いつも口紅は余らせてしまうので、最近どこのブランドも出しているミニサイズが嬉しくて。

MACでは、秋らしいカラーのモカを購入。大満足♡

MACって社会人になってからはすっかりご無沙汰していたけれど、10代の頃はまさに私のgo-to lipstickだったので、久しぶりにつけるとMAC特有のほんのりとしたバニラの香りで、あんなことやこんなことを思い出してしばし郷愁にひたる……。

 

と、ギラー賞の話でした。

カナダらしく、ダイバーシティ(人種や性別やセクシャリティ)に富んだ作家の作品がエントリーされるのが個人的にすごくいいと思っているギラー賞。

読む楽しみも広がるセレクション。

ショートリストに残ったのは、この6作品。

ギラー賞のホームページでは、それぞれの作品のexcerptsも読めます!

https://scotiabankgillerprize.ca/2019-finalists/

*作家名の後ろの()は、作家が現在生活している都市です。個人的に分布(?)や英仏の割合が見たくてつけてみました。

 

 

Immigrant City, David Bezmozgis(トロント)

 

Toronto Book Awardsや以前のギラー賞ファイナリストにも選ばれた、映画監督兼作家のDavid Bezmozgis(ラトビア系カナダ人)による短編集。

父親と幼い娘が、移民として育った父親の子供時代にタイムスリップ。

ひょんなことから、モントリオールで開催されるテクノロジーカンファレンスに参加することになった作家。

祖父がイディッシュ語で書いた手紙が発見され、若き日の恋物語や戦時の秘密が明かされる。

どの短編にも移民が登場し、彼らが抱える孤独や心の葛藤がユーモラスに描かれる。

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Small Game Hunting at the Local Coward Gun Club, Megan Gail Coles(モントリオール)

  • 作者:Megan Gail Coles
  • 出版社/メーカー: House of Anansi Pr
  • 発売日: 2020/08/04
  • メディア: ペーパーバック
 

 

ニューファウンドラウンド州セントジョンズの2月。

ブリザードが吹き付ける中、レストラン「The Hazel」では愛や憎しみの嵐が吹き荒れている。

若き案内係のアイリスや二日酔いの給仕ダニエルの客とのやりとりを通して見えてくる嘘や裏切り。

21世紀のニューファウンドランド「ゴシック」小説と銘打たれたデビュー作。

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The Innocents, Michael Crummey(セントジョンズ) 

 

孤児となったニューファンドランドの兄妹が、波が打ち付ける岩石の多い海岸に暮らしている。

周りに人はおらず、父と母が残したボートで外の世界に助けを求めに行くほかない。どうにか生き延びた兄妹だったが、大人になるにつれお互いの出生について疑問を覚えるようになり……。

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Dual Citizens, Alix Ohlin(バンクーバー)

 

カバーも素敵!

ギラー賞にノミネートされるのは2度目という、モントリオール出身の作家Ohlinによる作品。

ラークとロビンは半分血の繋がった姉妹だが、ちっとも似ていない。

ラークはシャイで、ロビンはアーティスティックで気ままだ。

シングルマザーとなった母によってモントリオールで育てられた二人は勉強やピアノに精を出すようになる。

ティーンエイジャーになったラークはドキュメンタリー映画の撮影に夢中になり、ロビンはジュリアード大学院で苦悩する。

大の仲良しだったはずの姉妹はそれぞれの生活の苦しみや違いから疎遠になるのだが……。

Sisterhoodものが好きな読者としては、是非読みたい。

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Lampedusa, Steven Price(ビクトリア)

 

タイトルを見た瞬間に、『山猫』?と思ってしまいましたよね。

そう、その『山猫』の作者にしてシチリア貴族の末裔、ジュゼッペ・トマージ・ディ・ランペドゥーサの最期について書かれたお伽話なのだ。

建物は破壊され、広場は荒らし尽くされた戦後のパレルモを舞台とし、人生や芸術において重要なものは何なのか、ランペドゥーサは自問する。

これは……絶対読みたい!

 

Reproduction, Ian Williams(バンクーバー)

 

大学でも詩を教えているという詩人による、人種、階級、ジェンダー、居住地をまたいださまざまな人々が登場する物語。

舞台となるのは病室やガレージ、マンションにアパートだ。

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トーキョーブックガールの所感など

アトウッドの"The Testaments"はショートリスト入りしませんでしたね。

すでにギラー賞はとっているし。今ちょうど読んでいるところ(まだ……)ですが、『侍女の物語』のその後が垣間みえて面白い。ファンにはたまらないと思う。

今年は特にノミネートされているのは若い作家が多く、皆Twitterアカウントを持っているし発信力があるし(アトウッドももちろんそうなのだが)、いわゆる作家像というのもかなり変わったなと思わざるをえない。

変わったというか、テクノロジーのおかげで色々な面を見ることができるようになったというか。

 

この中で読みたいのはやっぱりLampedusa。ランペドゥーサとシチリアが大好きなので、あのパレルモのなんともいえない寂れた空気を思い出しながら読みたい一冊。

 

Immigrant CityDual Citizensといった、移民・自分が生まれ育った土地とは別の場所で暮らす人々の日常を描いた作品も是非読みたい。

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