RSAとは、公開鍵暗号方式のひとつで、非常に大きな数の素因数分解が計算上極めて困難であるという数学的性質を安全性の根拠とした暗号化方式です。1977年にRivest・Shamir・Adlemanの3名によって開発され、その頭文字をとってRSAと名付けられました。
RSAでは、公開鍵で暗号化したデータを対応する秘密鍵でのみ復号できる仕組みを採用しています。巨大な数の積を求めることは容易でも、その結果からもとの素数を割り出す素因数分解は現在のコンピュータでは現実的な時間内に解くことができないため、高い安全性を実現しています。
インターネット上のHTTPS通信や電子メールの暗号化、デジタル署名など幅広い場面で活用されており、現代の情報セキュリティを支える基盤技術として長年にわたり信頼されてきました。
ただし、量子コンピュータの発展によりRSAの安全性が脅かされる可能性も指摘されており、より耐性の高い暗号方式への移行も今後の課題となっています。
公開鍵暗号方式の暗号アルゴリズムはどれか。
| ア | AES |
| イ | KCipher-2 |
| ウ | RSA | エ | SHA-256 |
答え:ウ
RSAは、非常に大きな数の素因数分解が困難である性質を利用した公開鍵による暗号化方式です。AES、KCipher-2:共通鍵暗号化方式です。SHA-256:256ビットの出力値を出すハッシュ関数です。