コールドサイトとは、システム障害や災害発生時に備えるバックアップシステムのひとつで、稼働中のシステムと同等の予備機材を用意しておくものの、普段は停止した状態で保管しておく方式です。
障害発生時には、停止している予備機材を起動し、設定やデータの投入・復元作業を行ってからシステムを立ち上げるため、復旧までに一定の時間を要します。業務が再開できるまでの時間(RTO:目標復旧時間)が長くなる点はデメリットですが、常時稼働させる必要がないため、運用コストや維持費を大幅に抑えられる点が最大のメリットです。
バックアップサイトには、コールドサイトのほかに、常時稼働させて即時切り替えが可能な「ホットサイト」や、定期的に同期を行い比較的短時間で復旧できる「ウォームサイト」があります。コールドサイトはこれらと比較して復旧時間は長いものの、導入・運用コストを抑えたい組織にとって現実的な選択肢となります。
復旧時間よりもコスト効率を重視する場合に適したバックアップ方式です。
データベースの回復処理に関する記述として,適切なものはどれか。
| ア | ウォームスタート方式の再始動では,チェックポイントまで戻り,更新情報のログを使用してデータベースを回復する。 |
| イ | 更新情報のログを見て,チェックポイントから後に正常終了したトランザクションの情報をデータベースに反映する操作を,ロールバックという。 |
| ウ | コールドスタート方式の再始動では,チェックポイントでのログと更新情報のログが使用される。 | エ | 障害発生時に終了していないトランザクションを更新前の状態に戻す操作を,ロールフォワードという。 |
答え:ア
ウォームスタート方式の再始動では、 チェックポイントまで戻り、更新情報のログを使用してデータベースを回復します。イで説明しているロールバックとは、データベースをトランザクションの更新開始前の状態に戻すことです。ウのコールドスタート方式による再始動は、チェックポイントでのログと更新情報のログを使用しません。エで説明している、障害発生時に終了していないトランザクションを更新前の状態に戻す操作はロールバックです。