耐タンパ性とは、ICチップやセキュリティデバイスなどの情報記録媒体が、外部からの不正な解析・改ざん・データの読み出しに対して高い耐性を持つ状態を指します。「タンパ(tamper)」とは「不正に手を加える」という意味です。
耐タンパ性が求められる背景には、ICカードや暗号モジュールなどに格納された秘密鍵や個人情報が、物理的な攻撃や電磁波解析などによって不正に取得されるリスクがあります。攻撃者はチップを分解して内部回路を直接観察したり、処理中の消費電力や電磁波を計測して情報を推測するサイドチャネル攻撃などを仕掛けることがあります。
耐タンパ性を高める対策としては、不正な開封を検知すると自動的にデータを消去する機構の搭載や、解析を困難にするチップの樹脂封止、シールドによる電磁波漏えいの防止などが挙げられます。
クレジットカードのICチップやマイナンバーカード、HSM(ハードウェアセキュリティモジュール)など、高いセキュリティが求められる機器において耐タンパ性は不可欠な要件です。
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ハードウェアなどに対して外部から不正に行われる内部データの改ざんや解読,取出しなどがされにくくなっている性質を表すものはどれか。
| ア | 可用性 |
| イ | 信頼性 |
| ウ | 責任追跡性 | エ | 耐タンパ性 |
答え:エ
耐タンパ性 は、外部から記録されたデータなどを解析されたり、改ざんが されにくいようにする状態を指します。