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紫金山・アトラス彗星 (C/2023 A3) を撮影しました #Tsuchinshan-ATLAS

紫金山・アトラス彗星


紫金山・アトラス彗星 (C/2023 A3) が地球に接近中です。長い尾を引いた,素晴らしい姿を見せています。

私も10月13日,14日に,それぞれ相模湖および南伊豆で撮影してきました。

紫金山・アトラス彗星について

紫金山・アトラス彗星 (Tsuchinshan-ATLAS, C/2023 A3) は,2023年1月に中国の紫金山天文台で発見され,その後南アフリカの小惑星衝突監視システム「ATLAS」で確認されました。

この彗星は発見当時の光度と距離から,当初より肉眼彗星になることが期待されていました。その後一時的に暗くなり「彗星本体が崩壊したのでは?」という推測も流れましたが,彗星は順調に増光を続け,崩壊することなく近日点を通過しました。

そして好天となった13日と14日,撮影に行ってきましたよ (^◡^)。

10月13日 相模湖にて

地球最接近の10月13日。彗星は夕方の西空に回ってきています。彗星は明るくなっているとはいえ,日没後の高度が低いのでうまく捉えられるかな?

そう思いながら相模湖に行きました。

この日の日没は17時07分。徐々に暗くなっていく空を見ながら,西空にカメラを向けます。西の空には金星が輝いており,彗星はその右側あたりにいるはずです。

…捉えた!

紫金山・アトラス彗星@相模湖

紫金山・アトラス彗星 2024年10月13日 17:47 α6700+SEL1670Z 24 mm (FF換算36 mm), ss6秒, F4, iso 1600

これは…。予想を超えて立派な彗星ですね。核は肉眼でも存在がわかり,夕暮れの薄暮の中でも,尾がかなり長く伸びているのがわかります。

いっぱいまでズームアップしてみましょう。

70 mmまでズーム

α6700+SEL1670Z, 70 mm (FF換算105 mm), F4, ss 4秒, iso 3200,少しトリミング

むむむ,彗星核がギリギリ山の端にかかってしまった。あと1分早く撮影できてたらなあ…。

でも明るい尾が大きく広がっているのがハッキリわかりますね。

立派な彗星の姿に感激です。翌日は少し太陽から離れるので(日没後の高度が上がるので)もう少し撮影しやすくなるでしょう。

10月14日 南伊豆にて

翌10月14日。SCW気象予報で西空がよく晴れるところは…南伊豆が良さそうです。

そこで伊豆半島南端・石廊崎近くの「ユウスゲ公園」を目指します。

到着したのは夕暮れ時。ユウスゲ公園は海面に奇岩が切り立つ素敵なところです。

南伊豆・ユウスゲ公園

南伊豆・ユウスゲ公園

西空はよく晴れていますね。彗星観測にいいコンディションです。

日没のあと,空が暗くなるのを待ちます。彗星は昨日よりも高度を上げて,金星とアークトゥルスの間くらいにいるはずです。

日没から約40分,上空が暗くなってくる頃,それは姿を現しました。太陽系外縁の「オールトの雲」からやってきたコメットさん,ようこそ地球へ!

紫金山・アトラス彗星 2024年10月14日 17:46 α6700+SEL1670Z 26 mm (FF換算39 mm), F4, ss 5秒, iso 1000

紫金山・アトラス彗星 2024年10月14日 17:46 α6700+SEL1670Z 26 mm (FF換算39 mm), F4, ss 5秒, iso 1000

肉眼でも長い尾がハッキリと見えます。大彗星と認定します!

もう少し暗くなって,彗星は海に近くなりました。空気の透明度は下がりますが,背景の空が暗くなってくるぶん彗星はよりハッキリ写ります。

紫金山・アトラス彗星 2024年10月14日 18:13 α6700+SEL1670Z 23 mm (FF換算34.5 mm), F4, ss 10秒, iso 1600

紫金山・アトラス彗星 2024年10月14日 18:13 α6700+SEL1670Z 23 mm (FF換算34.5 mm), F4, ss 10秒, iso 1600

横構図でも撮ってみます。標準ズームのワイド端でこの大きさ!南伊豆の海の上に,長い尾をたなびかせた素晴らしい姿。美しいですねえ。

紫金山・アトラス彗星@南伊豆

紫金山・アトラス彗星 2024年10月14日 18:13 α6700+SEL1670Z 16 mm (FF換算24 mm), F4, ss 13秒, iso 1600

それではいっぱいにズームアップしてみましょう。焦点距離70 mm,フルサイズ換算105 mmです。

2024年10月14日 18:05 α6700+SEL1670Z 70 mm (FF換算105 mm), F4, ss 4秒, iso 1600

2024年10月14日 18:05 α6700+SEL1670Z 70 mm (FF換算105 mm), F4, ss 4秒, iso 1600

105 mm相当の画角(対角23°)で,写野いっぱいに写ります。尾の長さは 15° 近くありそうです。すんばらしい!

またアンチテイル(核の下側=見かけ上太陽の方向に伸びる淡い尾)もうっすら写っていますね。

これは固定撮影露出4秒なんですけどね。赤道儀を回してもう少し長い露光をするべきであったか…(赤道儀は持って行ってたんですが,夕暮れ時でセットする余裕がありませんでした。北極星も見えないし)。

10月15日 東京都内にて

scw気象予報では,15日はどこも天気が下り坂。撮影は厳しいかな?と思ってら灯台下暗し。東京都内の自宅の周りがいい天気。

10月15日 17:58  α6700+SEL1670Z, 70 mm (FF換算 105 mm), F4, ss 3.2秒, iso 400

2024年10月15日 17:58 α6700+SEL1670Z, 70 mm (FF換算 105 mm), F4, ss 3.2秒, iso 400

都内の街明かりの影響が大きく,また薄雲を通した厳しい条件でしたが,それでも長い尾がハッキリと写りました。これはすごい彗星だな。

おわりに

長い尾を引く大彗星(ほうき星)の出現は,天文現象の中でももっとも感動的なものの一つだと思います。

2013年,大彗星になると予想されたアイソン彗星が近日点通過の際に崩壊し,落胆した天文ファンは多かったことでしょう。

僕もその後ラブジョイ彗星 (C/2014 Q2),ヴィルタネン彗星 (46P),レナード彗星 (C/2021 A1) などを撮影しましたが,これらは「大彗星」というにはちょっと物足りなく…。

2020年のNEOWISE彗星は立派な姿を見せたようですが,この時はコロナ禍で空の暗いところにいくことができませんでした。

紫金山・アトラス彗星は美しかった

美しい彗星でした

けれども紫金山・アトラス彗星の姿を見て感激し,大いに溜飲を下げました。

百武彗星,ヘールボップ彗星クラスの巨大彗星がまた来てくれないかなあと星空を見上げながら思っています。

追記:今月下旬にアトラス彗星 (C/2024 S1) がやってきます

ところで紫金山・アトラス彗星の興奮が冷めやらない今月下旬,もう一つの彗星がやってきます。名前がややこしいのですが,「アトラス彗星」です。

この彗星は太陽に極めて近いところを通過することが軌道計算されています。

この時に彗星の核が崩壊しなければ,非常に明るくなるという予想が立てられていますが,さて…。

 

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