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安藤忠雄設計の大阪狭山池博物館が入館無料なのにやりすぎ感が凄かった!日本最古のダム狭山池へ。

さてさて、今日やって来たのは大阪府狭山市にある狭山池。
狭山池は日本最古のダム式ため池として国の史跡となっている。
その歴史は古く、人工のため池として堤防が築かれたのは奈良時代。
聖徳太子や推古天皇の時代である。

 

こちらが日本最古のダム式ため池の狭山池。
奈良時代に唐や百済、隋などとの交流で諸外国の影響を受けた日本。
諸外国と対等な力関係にすべく、農業を盛んにして豊かな国づくりのために水の確保をと考えた。
そこで作られたのがこの狭山池だ。

 

狭山池の堤防の上は遊歩道となっている。
散策していると、凧揚げをしている人が・・・
それも本格的に竿をリールを使って凧揚げをしている。

 

見えるかな。
お線香「青雲」のCMのような凧を上げている。

遊歩道の道幅も広く、ジョギングをしている人も多い。
が、日影がないのが夏場はつらい。

 

堤防沿いの遊歩道を歩いていると見えてくるのがこの建物。
安藤忠雄が設計した大阪府立狭山池博物館である。

この博物館が入館無料なのに凄い見どころが多いスポットで最近では海外の観光客も来ているという。

 

まずは博物館の建物までのアプローチが凄い。
すんなりと博物館には入れてくれなくて、安藤忠雄らしいゆったりとしたアプローチ。

 

お城の石垣のような道をまっすぐに進む。

 

ようやく狭山池博物館の建物の入り口へとたどり着いた。

 

安藤忠雄らしいシンプルなコンクリートの打ちっぱなし。
好みなんだなこの感じ。

 

さぁ建物に入ったぞと思ったらこれだ。
これぞ安藤忠雄。
博物館の入り口はまだまだ先で、庭園を思わせる空間が広がる。

 

海が割れたモーゼのような空間。

 

約20分置きに滝の放流があるらしい。

 

で、こちらが滝の放流。
上階に溜まった水が通路沿いを流れ落ちる。

 

通路を奥へと進むと・・・

 

これまた凄い空間。
吹き抜けの円形広場へと。
まるで宗教施設のようなシンボリックな空間。
無機質なんだけど、存在感のある空間。
長いスロープを登って、博物館の入り口である。

 

狭山池博物館に入るとまず驚くのが、狭山池の堤防の断面の巨大展示だ。
先ほどの建物までの複雑なアプローチにより、ここがもはや建物の何階になるのか分からない。
建物の吹き抜けの天井あたりにまで届く、巨大な堤防の断面展示に圧倒される。

 

ちなみにこの断面は実物である。

 

博物館に入ってすぐ、断面展示の表側が観覧順路かと思いきや、断面の裏側が観覧順路だとは・・・
こんな観覧順路を行政に採用させるって安藤忠雄はどんなプレゼンをしているのだろうかと感心させられる。

こちらは江戸時代に作られた水路。

点線で光っている部分が奈良時代に作られた堤防とのこと。
その後、時代ごとに拡張されて高さ15m、底幅60mの堤防となったそうだ。

 

奈良時代に作られてから、鎌倉、室町、江戸、明治、大正、昭和と堤防の拡張工事がされている。

 

こちらが堤防に作られた奈良時代の水路らしい。

 

それにしても入館料が無料なのに立派過ぎる博物館の建物に驚く。

 

こちらは先ほどのエントランスにあった狭山池の堤防の断面を展示するための土台部分。

 

巨大な堤防をこのようなブロックごとに採取して保存したそうだ。
そのブロック数は101個。
採取した堤防をポリエチレングリコールの水溶液に浸けて、保存をしたとのこと。
これは世界でも例がない大規模な保存工事なのだとか。

 

展示スペースはさらに奥へと続き、どんだけ広いんだという感じ。
これで入館無料でいいのか。
安藤忠雄さん、やりすぎじゃないこれ。

っていうか人が少ない。
だが、海外からの観光客の方が多い印象。
海外の人ってどうやってここにたどり着いたんだろうね。

ちなみに狭山池博物館は2001年にオープンして、建築費は約25億5,150万円らしい。
これほどの建物、今となっては25憶円では建てられないだろうけど・・・

 

でもって、またこんな奥に狭い通路あるし。
この通路に気づく人は少ないだろう。
私がこの通路に気づいて歩いていくと、展示物を眺めていた人がみんな気づいてついてきたほどだ。

 

こちらの建物は貯水塔とのこと。

 

いやいや、この建物は見る価値ある。
安藤忠雄の建築も見ごたえがあるが、狭山池の堤防の断面保存も国家プロジェクトみたいな感じだし。

これが無料で見れるとは驚いた。
また、日本人よりも海外の観光客の方が多いのも驚き。
どうやってこの施設を知ったのだろうか。
ってことで今日はこれまで。
ではでは。

 

 




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