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【レビュー】億越えダメージ当たり前!食えなくはない実験作!(定価は約8000円)『凶乱マカイズム』【PS5/Switch2/Switch】

 

凶乱マカイズム | 日本一ソフトウェ

 

『凶乱マカイズム』のレビュー行くぜ!

俺がプレイしたのはPS5版ね。

 

パブリッシャー:日本一ソフトウェア

機種:PS5/Switch2/Switch

ジャンル:アクションRPG

発売日:2026/1/29

価格(税込):9020円【PS5/Switch2】7920円【Switch1】

 

日本一ソフトウェアが定期的にフルプライスで発射する完全新作。

『魔界戦記ディスガイア』の世界観やノリを引き継いだアクションRPGで、ダメージが億を超えるのが当たり前のインフレ上等ゲームだ。

 

俺は日本一ソフトウェアの完全新作を15本くらい遊んでるが、ディスガイアシリーズは未プレイ。完全新作アクションRPGとして楽しんだぞ。

内容は遊べなくはないが……くらいの感じでした!

 

 

舞台は無数に存在する魔界の一つである「傑超魔界」。

かつては血で血を洗う物騒な場所だったが、プリンを掲げた魔王によって統治されている。しかし魔王が死んで娘であるティシエルに王座が引き継がれた結果、部下が謀反を起こして「始煌のプリン」を奪取!

新米魔王のティシエルと、彼女に雇われた歴戦の傭兵エヌエーによるプリン奪還戦が始まる……!というストーリーだ。プレイヤーは傭兵エヌエーを操作して物語を進めることになる。

 

 

ステージクリア型の3Dアクションゲームで、大量の敵をなぎ倒していく作りだ。

武器は拳、剣、槍、斧、弓、銃、杖の7種類。弱攻撃と強攻撃の組み合わせでコンボが派生。プレイヤーがセットした4種類の特殊技の発動も可能で、時間経過で再度使えるこようになる。

実に無双的なアクションゲームらしい作り。ミニマップの感じもそれっぽい!

 

ステージはそこそこ広いが特にアイテムが落ちていることもなく、10体ずつくらいで散らばっているザコ敵グループを雑に倒す流れを繰り返す。画面外からよくビームやタックルが飛んでくるので、ステータスが足りてないとこれで死ぬし、足りてればどうにでもゴリ押し出来るバランス。

 

無双系アクションのノウハウ無いメーカーが作ってます感がスゴい!

 

 

一応変化を付けようとしたのか、ダメージ床のマグマを置いたり、ちょっとした足場をジャンプで飛び越える箇所を用意してるが、特に面白さには寄与しておらず、あんまり考えずにやってそうな配置である。

 

 

ただ、アクション中のどのタイミングからでも回避に繋げられたり、敵を倒した時のアイテム回収が自動かつ爆速だったり、動かしててストレス溜まらないようにしてるのは評価したい。ステージが10分前後でサクッと終わり、ボス戦のみのステージもあるからテンポは良い。やり込みゲーとして周回しやすさに振った構成として納得は出来るね。

 

 

レベルはガンガン上がるし装備もガンガン鍛えられるぞ!

というゲームで、装備を鍛えられるアイテム界に籠るのが本作のプレイ時間の大半を占める。選んだ装備に対応したステージに出撃し、戦うことで装備がレベルアップ。稼いだ専用ポイントで更に能力を強化!敵が落とすアイテムで更に上位の装備も出現する。

 

アイテム界で戦って手持ちの装備を強化!

強化してると更に上位の装備がドロップ!

そっちに乗り換えてまた強化!

アイテム界の1周は10~15分程度!

を繰り返してどこまでも強くしていくゲームってわけだ。

 


他にも経験値やアイテムの出現率をいじれるチート屋という施設があり、ゲームを進めると最大倍率がどんどん上昇していくぞ。

 

カネもアイテムもいらねぇ!カラダ持ってくれよ!経験値倍率1000%だッ!とか出来る!まあ、最終的に普通に出撃するだけで一発レベル9999になるくらいインフレするから、あんまり意味ないんだが!

レベル9999にした後は、ステータスにちょっとだけ補正を掛けてレベル1に戻る転生という機能があるぞ。転生したらレベル1だった、を積み重ねてじわじわ強くなれ!

 

 

本編はサクッと終わってしまうが、その後に登場する修羅次元が本番。

本編ステージの高難易度版で、そこら辺のザコが本編ラスボス級というまさに修羅の国。アイテム界で鍛え上げないとダメージが通らず即死だ!鍛えているうちに敵へのダメージは億越えが当たり前になっていき、それでも育成は終わらない!

 

ダラダラとアイテム界を周回しながら、着実に装備のステータスを伸ばし、修羅の国に殴り込みをかけてちょっとずつステージをクリアしていく。これが中毒性あるゲームだ。

 

 

ただ、育成でコンボや技、主人公の基本性能が変化するとかが一切無いため、プレイの幅が非常に狭い。強くはなるが、強くなって世界が広がる感じがまったくない。

 

武器は7種類あると言っても、攻撃力はいくらでも盛れるから攻撃範囲の広い武器一択。斧などは使い物にならんぞ!

 

狭いフィールド内でザコ敵を散らすだけのアイテム界で、まったく同じ技を撃つ作業をひたすら繰り返す時間がプレイの大半。

新しい装備を手に入れても、一度アイテム界で限界近くまで鍛えないと最低限の使い物にならないので、遊んでいて二度手間、三度手間に感じる。


PS5版で遊んだがザコ敵の湧きっぷりもイマイチ。出て来るザコ敵は10~20体のグループが基本なので、大量の敵をなぎ倒す爽快感が今一つだ。

アクションゲームでド派手なインフレをウリにするなら、ダメージの数字だけじゃなくて、まず技の性能や敵の数をインフレさせて欲しかったな!

 

 

無双系の3Dアクションで3Dモデルの出来めっちゃ良いのに、操作できるのが主人公だけってのもそりゃねぇよ!

 

 

こんなにモデルのデキ良いのに……!

仲間として連れて行って共闘できる要素はあるんだが、1キャラしか連れていけない。主人公の育成にリソースを全振りするのが基本のゲームでもあるので、勝手に動いて敵をペチペチ殴る仲間の育成は後回しになりがち。

ゲージを溜めると仲間を武器にして一定時間使う「魔チェンジ」が使用可能だが、通常武器とプレイ感覚は変わないので印象は薄い。

 

本家の無双シリーズみたいに、仲間キャラと操作を切り替えられる仕様なら共闘感が増したと思うんだがなぁ。

 

 

本編と後日談クリア後に解禁される修羅次元が本番で、それ以外はすべてチュートリアルだが、ここに至るまでの導線が無いのも引っかかった。

 

条件は育てた仲間キャラだけでスゴロクゲームに挑む「キャラ界」というミニゲーム的を一定以上進めることと、「アイテム界」などで一定以上のレアリティの装備を手に入れること。

 

これがゲーム内で示されていないので、俺は5時間くらいで後日談終わらせた後は自己満足で周回する以外、何もやることがないゲームだと思ったよ!ストーリークリアした後に色々やってると最高難易度が!?という構成なんだろうけど分かり辛い。

 

 

アイテム界がデカい目を出せるダイス振って進んで、敵と遭遇したらオートで戦うのを見てるだけの取ってつけたようなモードなのに、後半ステージに入ると「ボスへのダメージ30%アップ」「装備品の能力補正20%アップ」みたいな強烈なスキルが手に入るのもなんだかな……!

 

ドラクエのカジノやすごろく屋と違って、こっちはこれやるかどうかで難易度が激変するレベルだぜ!

 

こういうところ含めて、ちょっと育成要素が取っ散らかってる印象ある。

修羅次元の条件含めて、ディスガイアシリーズの知識があればもうちょっとスムーズなのかな?

 

 

ストーリーは謀反を起こした部下とバトルし、その後は現魔王のティシエルがプリンで説得するゆるい流れ。魔界ならではの常識外れのプリンが次々に登場し、だんだん料理バトルマンガみたいになっていくのは笑えるが、尺が短すぎて大半のキャラが使い捨てなのが勿体ない。

 

 

倒した部下を仲間にしていくシナリオなので、どんどん拠点に増えていくのかな?と思ったらそんなことはなかった。拠点がスカスカなままなのが寂しい……。

 

 

コリィとか本当に勿体ない。見ろよこの重量感を感じさせる天地雷鳴級のモデリングを!そんなところまでインフレしてくるゲームってわけか!

 

 

ちなみに個人的にイチオシはロザーラです。出番少ないんだよなぁ……!

 

 

これは完全に俺の好みの話になるんだが、唯一操作できる主人公のエヌエーがカッコつけのやれやれ系おっさんキャラで、ずっと態度悪いからあんまり魅力が感じられなかった。

その態度がちょっとずつ変わって、過去の話と共に愛嬌も見せていく構成にはなってるんだが、あんまりノレなかったな。プリン争奪戦からスケールが大きくなっていく構成自体は好き。

 

 

プレイ時間は育成方針によって大きくブレるが、本編クリア+後日談クリアまで5時間くらい。早い段階でアイテム界に籠ればもっと早く終わりそう。

最高難易度の修羅次元ステージをすべてクリアまで遊んで30時間くらいだった。20時間くらいはアイテム界で周回作業してた時間な気がする。

 

スカスカの無双系アクションにやり込み要素で芯を通して、なんとか食えるようにはしてるゲーム。モデリングとBGMに文句はなく、武器毎の技演出はそれなりに多い点も評価点。無心にステータス上げをして敵を数字で殴り倒す楽しさもあるんだが、これならRPGにして色んなキャラを使えるようにした方が面白いんじゃないかと思い……それがディスガイアシリーズか!

 

悪くはないがあからさまに割高な実験作で、セールで70%オフくらいならまあ良いんじゃないかってゲームでした!

 




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