
アパシー 鳴神学園霊怪記~旧校舎の怪異~ | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
『アパシー 鳴神学園霊怪記~旧校舎の怪異~』のレビュー行くぜ!
パブリッシャー:メビウス
機種:Switch
ジャンル:アドベンチャー
発売日:2025/12/25
価格(税込):1980円
1995年に発売された『学校であった怖い話』から始まった『アパシー』シリーズの最新作だ。
『アパシー』はとあるマンモス高校で様々な怖い話を聞き、それに纏わる様々な恐怖体験をするノベルゲーム。よく主人公が死ぬ。ゲーム中の選択肢一発で展開どころか、登場キャラの根幹設定までガラリと変わるカオスっぷりが特徴だ。
そんなものをシリーズ化したら整合性もあったもんじゃないが、舞台となっている鳴神学園は気にせずすべてを飲み込み、どこまでも広がり続けている。
無限に広がる恐怖を楽しむ規格外のノベルゲームシリーズだ。
スピンオフ作品となる今回はプレイヤー自身が主人公となり、行方不明になった本編主人公「坂上修一」を探すストーリーになっているぞ。
君自身が『アパシー』の世界に飛び込むのだ!嫌すぎる!安全な場所がほぼ無い学校だからな!
なんと本作、元々はゲーム実況者である稲葉百万鉄さんのために作られたコラボゲーム。それを一般向けにアレンジしての発売となるぞ。聞いたこと無い発売経緯過ぎてスゴい。
ただ、分岐とエンディングの多さがウリのシリーズなのに、今回は分岐もエンディングも少なく、ゲーム内の怪談も再録が多い。1980円のスピンオフとして見るとちょっと厳しかったね……!

主人公はプレイヤー自身なので名前入力画面があるが、家族構成まで入力することになるのが驚く。まあこれあんまり意味ないんだが……。

鳴神学園の卒業生である姉ちゃんが頼もしい。弟の小遣いを中抜きしようとするやばい姉でもある。もっと出番欲しかったな。

新聞部に入部することになった主人公は部長である日野貞夫からテストを出される。
それは行方不明になっている部員の坂上修一が行方不明を探すというもの。坂上修一は学校の七不思議を取材する集まりに参加していたので、参加メンバーに一人ずつ話を聞き、足取りを追っていくことになる。

誰から話を聞くか?を選択して情報を集めていくが、聞く順番や手に入れたアイテムによって発生しないイベントがあったりするので、色々試しながらの情報収集だ。

お馴染みのキャラクターたちと会話し「どんな怖い話をしたのか?」という形で様々なエピソードを聞いていく。
心霊体験に巻き込まれる場合もあり、「これ俺も殺されるやつでは……?」とハラハラすることになるぞ。

本編主人公ではないキャラクターの視点で、本編に登場したキャラクターに関わっていく。スピンオフならではの構成で新鮮さがあるし、あのキャラも出て来るのか!という驚きもあるぜ。

新聞部に入らなかったら?というルートもあるが、基本的にロクなことにならない。
心霊や超常現象抜きにしてもヤバい奴らが山ほどいる学校だ!
ただ、エンディングの数が6個だけで分岐も少ないため、あっという間に終わってしまう。途中のホラー演出や伏線を活かした一捻りあるオチは悪くないんだが、もう終わり!?と驚いたわ。

途中で聞くエピソードも過去作の再録が多いので、過去作遊んでると既視感が強かったりする。エピソード自体はやっぱり切れ味あるんだけども。

簡素なバッドエンドを含めてもエンディングが6個しかないので、2時間も掛からず制覇出来てしまった。
このシリーズは分岐の強烈さとエンディングの多さが一番面白いところなので、それ全部無くて1980円は大分物足りない……。『アパシー 鳴神学園七不思議』はエンディング500個以上あったのに!別キャラ視点のスピンオフなら『アパシー 男子校であった怖い話』もあるからなぁ。
シリーズ初心者が遊ぶとやたら登場人物が多くて混乱するだけなので、あんまり向いてないと思う。1枚絵の数はそこそこ多いし、プレイヤー視点で学校を探索する構成は面白いので、ファンディスクとしては見所あるものの、物足りないの一言に尽きる内容だったぜ!