『MONPIC -小さなドラゴンと竜化の少女-』のレビュー行くぜ!俺がプレイしたのはNintendo Switch版ね。
パブリッシャー:Happy Elements K.K
機種:Switch/PC/iOS/Android
ジャンル:2Dアドベンチャーゲーム
発売日:2024/11/14
価格:980~1280円
ファンタジー世界を舞台にした短編アドベンチャーゲームだ。
『あんさんぶるスターズ!!』などを手掛けるHappy Elementsによる、完全新規の買い切りタイトルとなるぞ。
ゲームとしては単純だが、かわいい完全新作ならとりあえず買ってみるぜ!というテンションで買ってそれなりに満足できる内容だった。

舞台は「ひと」と「まもの」が共存する世界。
「まもの」について勉強していたユズキはドラゴンアップルという果実を食べたせいで、体が少しずつドラゴンになってしまう。そしてドラゴンアップルはドラゴンが大人になるための特別な果実なので、食べるつもりだったドラゴンの子供が激怒。
ユズキは自分の体を治す方法と、新しいドラゴンアップルの両方を探す旅に出る!というストーリーだ。ドラゴン化が進む女の子と、ピコと名付けられたドラゴンの子供の2人旅。
ちなみにドラゴン化の症状はそこまで細かく描かれないので、肉体変化系の話が好きな人はやや物足りないかも。まったく描かれないとは言っていない……!

画面をあちこちクリックするタイプのアドベンチャーゲームで、ゲーム進行に必要なアイテムや仕掛けを見つけることで物語が進んでいく。

見つけたアイテムを合成して何かに使用するなど、脱出ゲームっぽいシステム。ヒント機能もあって、段階を踏んでヒントを教えてくれるし、最終的に答えをそのまま教えてくれる親切設計だ。ちょっと導線が分かりにくく、ヒント無しだと総当たりになる箇所もあるが、全体的に難易度は低い。

「ひと」と「まもの」が共存する街や森は優しい雰囲気に溢れており、やさしい「まもの」に話しかけて花を貰ったり、配達に困る「まもの」を助けたり。ほっこりするイベントが多いし、キャラのアニメーション細かくて賑やかななのも長所。

質の高い一枚絵も頻繁に出てくるので、登場キャラへの思い入れも深まる。
章仕立てで新しい場所にテンポ良く進む構成だが、「ひと」と「まもの」が共存する世界ならこういうこともあるよね!というシリアス要素もきっちり差し込んでくるし、アイテムを取り逃すと辿り着くバッドエンドも容赦がない。「あっさり終わってるけどこれって……」と言いたくなる終わり方するから割とビビる。最終章の時間切れバッドエンドはもっとじっくり見たかった派です。

メインキャラ以外だとフウちゃんが見た目も性格もお気に入り。

若者のグラフィックを強引におじさんにしたようなおじさんも出てくるぜ!

登場した「まもの」の詳細が見れる図鑑も搭載しており、本編だと分からない生態や裏話が読めるのが面白い。ゲームを進めると見れる設定資料は遊び心のあるラクガキも添えてあって楽しい。

クリアまで2時間ほど。
主人公の女の子が旅で様々な「まもの」たちと出会い、相棒である子供のドラゴンと絆を深めていく。一部の不親切な仕様やレスポンスの悪さ、スキップ機能が無いのでバッドエンド回収が少したるいなど、やや気になる点はあるものの、サクッと遊べて可愛い王道の短編ファンタジーADVとしてよくまとまってた。
色違いの「まもの」が多い点は低価格ゲームらしい省エネっぷりだが、それを考慮しても図鑑やグラフィックはシリーズ化を前提にしてそうな凝り方。是非とも主人公を変えた続編などを見たいところ。
短編なのでどうしても「あのキャラのその後をもっと見たい!」「おい、あの顔の良い男の出番はあれだけか?」など食い足りないところがあったからね。
期待してます!