以下の内容はhttps://www.shigiphoto.com/entry/2026/03/07/070000より取得しました。


GFX→M型ライカ乗換えを機に、写真の「立体感」について考えてみた

はじめに

GFXを手放して半年弱が経ちました。M型ライカを入手してからは3ヶ月弱。まだそれだけしか経っていないのか…とちょっと驚いています。

Leica M typ240の写真生活は大変楽しいです。Biogon 2.8/28、COLOR-SKOPAR 50/2.2、SONNETAR 1.5/73と気に入るレンズも入手できました。知人友人から色んなレンズを試させてもらい、今までとは違う世界を楽しんでいます。Mマウント(やEマウントなど)の選択肢の多さは本当にすごいなと改めて感じる日々。

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GFX100S + GF80mmF1.7 R WR, 1/320 F1.7 ISO4000

反面、GFXの写真が「デフォルトでフツー」に見えていた感覚がかなり薄れています。ここ数年は「GFX?iPhoneでしょ」ぐらいの気持ちで撮っていたのですが、距離が遠ざかった今、過去の写真がかなり新鮮に感じます。今後GFXの目はどんどん衰え、M typ240の写真は見慣れていく。そう考えると今の私はすごく貴重な状況に居るのではないかと思いまして。「GFXの目」が残っている間に、これまで蓄積してきたものを新しいカメラに注ぎ込みたい。今後はこちらで撮っていくんだから、リセットではなく地続きとしてこれからも積み上げたい。そう思ったのがこの記事を書くきっかけです。

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LEICA M (Typ 240) + SONNETAR 1.5/73, 1/350 F2.4 ISO200


立体感についての考察

なぜ「立体感」なのか

GFXの経験をM typ240に繋げる手段として、思いついたキーワードは「立体感」と「百花繚乱なレンズ」でした。

「大口径レンズ」「長焦点」「大型センサー」とくれば大きなボケを連想する方が多いのではないでしょうか。GFXを売り飛ばす際に「645フルフレームに手を出さない限り、立体感で満足することは出来ないのではないか」「135フルサイズセンサーは全ての描写性能が劣るのではないか」と心配していました。何もかも投げ出す勢いで売却したのです。(よろしくない表現ですが、あの頃の正直な気持ちです)

しかしそんな心配は全くの杞憂に終わりました。今は昔と変わらず写真を楽しめています。M typ240の写真に立体感を感じますし、色んな種類のレンズがあってMマウント界は華やかですね。その理由は何なのか。今までボンヤリと感じたり考えていたことを言語化→分析してみよう…と思い立ちました。専門知識は無くあるのはちょっとした経験だけです。しかし成功すればM typ240の使い方もふわふわせずに済む=ハッピーカメラライフが待っている、はずと頑張ってみました。

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GFX100S + GF80mmF1.7 R WR, 1/250 F4.0 ISO640


今までボンヤリ感じたり考えたりしていたこと

135フルサイズセンサー全盛期ゆえ仕方ないのですが、立体感=ボケ量として語られるシーンが多いと感じます(少なくともSNSでは)。正直これは私の好みではありません。「ボケが大きい」だけが「立体感がある」という風潮にはどうも乗れないのです。もっと他にもあるはず。気持ちいい描写の源泉は他にもある!

ということで今まで感じていたことをざっと言語化してみました。

  • 焦点距離が長いレンズのボケは好き
  • GFXの写真全般がいい感じなのは「良質な画素」が1億個あるから
  • ピント面からの即大ボケはiPhoneのポートレートモードっぽくない?iPhoneが大口径レンズの描写を模倣してるのか
  • 絞っても立体感のある写真と、開けても平坦な写真がある。ボケ量だけでは説明できない
  • 102MP→24MPなのにM typ240の写真は「悪くない」と感じるのはなぜ?画素ピッチの問題?
  • 球面収差由来の滲みは欠陥なのか味なのか、なんでみんな夢中になる?
  • 雲ってなんであんなに空間が「見える」の?特にモノクロ
  • 超広角レンズの「凄み」って広さやパース由来だと思うけど、なぜ?
  • GFレンズ神って思ってたけど、Mマウント界にも解像力が同じぐらいのレンズいっぱいある

といった具合です。今回これらを整理して、7つの要素に分類してみました。

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GFX100S + GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR, 1/280 F5.6 ISO3200


立体感の分類 ── 7つの要素

私の感覚の「立体感」は7つの要素に分類できそうです。まずはざっくり紹介します。

⚠️
警告

この内容は完全に私の思った事感じたことで、科学的な裏付けはありません。話半分程度に読んで頂ければ幸いです。

  • ① ボケ量 ── SNSで「立体感すごい」と言えばだいたいこれ。35mm F1.2、50mm F0.95、85mm F1.2・・・。大人気シリーズです。ですが私はあんまり好きではありません(しつこいw)
  • ② ボケ遷移 ── ①とは似て非なる「ボケのなだらかさ」。ピント面から前ボケ後ろボケに向かって空間がなだらかに溶けていく描写です。ボケの量ではなく質の話。恐らく焦点距離の長さ=ボケ勾配のゆるやかさではないかと。
  • ③ 陰影の分離 ── 光の方向で面を分離するやつ。コントラストがガッと付いた写真とか、人物を斜光で撮った時に感じます。曇天で光の回りが悪いとノッペリしますよね。これはカメラやレンズには影響されない環境要因。
  • ④ トーンの分離 ── ボケが少なくても被写体が浮く現象。GFX+GF50mmは開放F3.5と暗いレンズですが、被写体がスッと浮いて見える時があって不思議でした。ピント面と背景でトーンに差があると分離されるんですよね。③と④は「落差」が立体感を生むという点で共通していて、落差の源が光(③)か主題と副題の質感の違い(④)かの違い。
  • ⑤ 球面収差 ── ピント面に滲みが乗って、ピントとボケの境界が溶ける。オールドレンズが皆に好まれる理由はこれなんでしょうね。私も好きです。まだ上手くキャッチできていませんが、この滲みにも種類がある気がします。
  • ⑥ 構図の奥行き(パース) ── 道の収束、消失点、パターンのサイズ変化といった幾何学的な構造情報。Ultra Wide Heliar 12mmで撮った写真、ボケなんてゼロなのに強烈な奥行きが出ていました。脳に「ここは深い空間だ」と教える、構図とレンズ選択の話。
  • ⑦ テクスチャの奥行き(解像グラデーション) ── 手前は細かく、遠くは粗くなるテクスチャの連続的変化。GFXの「1億全ての画素に良質な光を届ける」で成り立つ世界の凄みはこれだと思う。⑥が幾何学の話なら、⑦はセンサーとレンズの記録能力の話。(COLOR-SKOPAR 50/2.2で子供の髪の毛を撮った写真でも似た感覚あり、強烈な解像力が重要なのかも)

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GFX100S + GF50mmF3.5 R LM WR, 1/250 F3.5 ISO200


7つの要素を深掘りしてみた

上のサマリーは自分の体験ベースでざっくりまとめたものですが、もう少しちゃんと理屈を整理したいなと。しかし私には専門知識はありません。そこでClaude(AI)に壁打ち相手になってもらい、各要素を掘り下げてみました。

(仕事では問題の洗い出し→分析→構造化→解決、みたいな事をやっているので、こういうなぜなぜ分析の壁打ちは得意分野です。趣味でやりたくはないですけどねぇ。。。)

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注意

私は間違え、AIは嘘をつきます。話半分程度に読み面白がって頂ければ幸いです。


① ボケ量(被写界深度の浅さ

大口径レンズの開放で背景を盛大にボカし、被写体を背景から分離する。最もポピュラーな立体感の作り方で、50mm F0.95を筆頭とする大口径レンズの存在意義そのものとも言えます。

ただ、焦点距離の長くない&極端な大口径レンズの場合、被写界深度が極端に浅くなってしまいピント→即ボケの二層構造になりがちです。私は被写体が合成された様に感じてしまいこのみではありません(何度目だ)。ボケ量=立体感という等式は確かに成立するけど、それだけが立体感のすべてではないよね、というのをこの記事でPRしたいです。

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LEICA M (Typ 240) + NOCTILUX-M 50 mm f/0.95 ASPH, 1/1000 F1.4 ISO200

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LEICA M (Typ 240) + Canon 50mm F0.95, 1/4000 F1.0 ISO200


② ボケ遷移(ボケのなだらかさ)

①のボケ量とは似て非なるもので、ピントが合っているところからボケていくまでの遷移が「なだらかか・急激か」という質の話。私はここに快感を感じるタイプです。中判が「なだらか」に感じるのは、長い焦点距離では被写体までの距離が少し変わっただけではボケの大きさがあまり変わらないから。それがなだらかな遷移の正体。フィルムの中判や大判ならなおさらです。

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GFX100S + GF110mmF2 R LM WR, 1/1900 F2.0 ISO320

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GFX100S II + ZENZANON100mmF2.8, 1/680 F1.0 ISO160

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メモ

①との違いを整理すると、①はボケの「量」、②はボケの「質」。50mm F0.95の開放は①が最大だけど、被写界深度が極端に浅いのでピント域からボケ域への遷移が知覚上ほぼ一瞬で起きる(急激に二層化する)。フルサイズで②を活かすなら、控えめな開放値(F2〜F2.8)と適切な撮影距離で、ピント前後に情報が残る「中間地帯」を確保するのが大事です。(だから私が買った50mmはCOLOR-SKOPAR 50/2.2なんです。もちろん50/0.95をF2まで絞ればいいのですが、未熟者な私は大口径レンズを絞って使う事は出来ません…)


③ 陰影の分離

光と影のコントラストで被写体の面を分離し、立体的な形を浮かび上がらせる。ドラマチックな「暗闇に一筋の光」だけの話ではなく、晴れた日に斜めから自然光が当たっている程度の日常的な状況でも作用する。ポートレートで顔に斜め光が当たれば、鼻の片側に光、反対側に影ができて、それだけで顔に立体的な丸みが見える。同じ条件で曇天のフラット光で撮ると、顔全体が均一に明るくて平坦に見える。光がどこか一方向から来ていて、被写体に「明るい面」と「暗い面」ができていればそれが陰影の分離。カメラやレンズを問わず使えます。

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LEICA M (Typ 240) + SONNETAR 1.5/73, 1/125 F2.0 ISO250

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GFX100S + smc PENTAX-FA645 120mmF4, 1/480 F1.0 ISO200


④ トーンの分離(主題と副題の落差)

ボケの量ではなく、ピント面の「質」で被写体が浮くパターン。ピント面の解像・コントラスト・色純度が高いと、ボケが少なくても被写体がトーンの差で背景から分離される。GFX + GF50mmでスナップを撮っていた時、絞り込んで撮っていてもスッと被写体が浮いて見える写真があった。ボケはほぼゼロの状態なのに。あれがトーンの分離の効果だったんだなと今は思います。

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GFX100S + GF50mmF3.5 R LM WR, 1/950 F8.0 ISO200

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LEICA M (Typ 240) + SONNETAR 1.5/73, 1/250 F2.4 ISO200

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メモ

③と④は「落差」が立体感を生むという共通点があります。③は光源が生む明暗の落差、④は主題と副題の質感の違いが生む落差。落差の源は異なるけど、「差があるから分離される→分離されるから立体的に見える」という構造は同じです。ただし①③④は同時発生し絡み合って像になるので見分けるのは難しいです。


⑤ 球面収差によるピント面の厚み

球面収差が残っているレンズだと、ピントが合う面が「カミソリみたいな一枚の平面」ではなく、前後にわずかな厚みを持つ。ピント面にハロが乗ることで、ピントとボケの間に明確な境界がなくなる。②の中判のなだらかさとは別ルートで、レンズの収差が「光学的に」境界を消してくれる感じ。

完全補正されたレンズが「写りすぎて空間が平坦に見える」と言われるのは、この⑤がない状態。M typ240の6µm画素は球面収差のハロを「トーンの連続性」として記録する傾向がありそうで、球面収差のあるレンズとの相性の良さを感じます。

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LEICA M (Typ 240) + SONNETAR 1.5/73, 1/1500 F1.4 ISO200

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LEICA M (Typ 240) + Canon 50mm F0.95, 1/4000 F1.0 ISO200

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LEICA M (Typ 240) + KISTAR 40mm F2.4M, 1/1500 F2.4 ISO200


⑥ 構図の奥行き(パース)

収束する線、消失点、繰り返しパターンのサイズ変化が奥行きを示す。「空間にこういう構造がある」と脳に伝える幾何学的な情報です。Ultra Wide Heliar 12mmで撮ると、ボケなんてゼロなのに強烈な奥行きが出る。超広角が生むパースの誇張が、道や建物の収束線を極端に強調してくれるからです。これはレンズの収差特性ではなく焦点距離と構図の話なので、どんなカメラでも使える共通の武器ですね。強烈すぎて「考えるな、感じろ」。

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LEICA M (Typ 240) + ULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6 Aspherical II VM, 1/125 F4.8 ISO500

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GFX100S II + GF20-35mmF4 R WR, 1/125 F4.0 ISO800

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GFX100S II + GF20-35mmF4 R WR, 1/180 F4.0 ISO800


⑦ テクスチャの奥行き(解像グラデーション)

⑥が「空間構造を読み取らせる」幾何学の話なら、⑦は「手前から奥へテクスチャが連続的に変化していく」記録の話。軸が違います。④トーンの分離が特定距離における断面の分離(被写体と背景のトーンに段差があるから「ここに被写体がいる」と分離される)なら、⑦は奥行き方向の連続的なグラデーション。④が「存在の分離」なら、⑦は「奥行きの連続性」です。

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GFX100S II + GF50mmF3.5 R LM WR, 1/200 F3.5 ISO1000

GFX で絞って撮った風景写真が発する「なんとも言い難い空間の存在感」の正体がこれだと思っています。102MPセンサーが手前の草の葉脈から遠景の山肌まで、ディテールの変化を途切れずに記録していた。焦点距離には依存しない。広角でも望遠でも被写体のディテール変化は存在していて、それを記録するセンサーの解像力が高いほど効果が明確になる。

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GFX100S + GF50mmF3.5 R LM WR, 1/125 F8.0 ISO200

面白いのは、これがミクロなスケールでも効くこと。カラスコ50mmで子供の髪の毛を撮った時、手前の髪は一本一本が解像して、奥にいくほど髪の束に溶けていく。カラスコはGF単焦点と同等の解像力があるので、この微細なディテール変化をしっかり記録できる。風景の葉脈→山肌と、髪の毛の一本→束、スケールは全然違うけど同じメカニズムが作用している。

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LEICA M (Typ 240) + SONNETAR 1.5/73, 1/125 F5.6 ISO250


7つの関係性

これら7つの要素は、実際の写真の中で単独で作用することはほぼありません。必ず複数が絡み合って、立体感を作っています。(掲載写真たち、なるだけ各要素の純度が高いものを選ぼうとしましたが、改めて見るとどれも複合ばかりで…当然ですね)

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LEICA M (Typ 240) + COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM, 1/180 F3.4 ISO2000

例えばCanon 50mm F0.95。開放で近距離を撮れば①ボケ量は最大級で、被写体の背景分離は凄まじいです。併せて⑤球面収差が柔らかな描写を生み出し、結果②ボケ遷移のなだらかさも感じる様に。他にも要素があるかもしれませんが「Canon Dream Lensの立体感」はこれらが同時に作用した結果であって、①だけが理由ではないのです。数字だけ見ると50/0.95って目を引きますけどね。。。

ここまで散々①ボケ量が好きではないと表明していたワタシ、実はこのレンズめっちゃ好きでした。⑤球面収差がめっちゃいい仕事しているんでしょうね。②ボケ遷移がとても滑らかに見えるのです。

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LEICA M (Typ 240) + Canon 50mm F0.95, 1/1500 F1.0 ISO200

人はどうしても分かりやすく強い言葉や数字に目を奪われがちですが、立体感を生み出すのは単独の要素ではないのです。複数のどの要素がどの比率で、順番で効いているか、という話です。それを意識するだけで、撮り方もレンズ選びも少し変わってくると思います。


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補足

今回の7要素には含めませんでしたが、周辺減光も立体感に作用します。画面中心から周辺に向かって光量が落ちるアレです。 周辺減光が作るのは「明暗の落差」。これは③陰影の分離(光が作る落差)と④トーンの分離(レンズが作る落差)の中間に位置する独立した効果です。光源の方向性とは関係なく、レンズの光学特性として画面周辺を暗くする。結果として中心の被写体が相対的に浮き上がる。⑥構図の奥行きとめちゃめちゃ相性いいですよね


3本のレンズ × 7つの要素 ── 使い方パターン整理

ここまでの分類を踏まえて、手持ちの3本でどの要素がどう効くのかを整理してみました。◎が主力、○が有効、△が補助的、×がほぼ不使用です。

①ボケ量 ②ボケ遷移 ③陰影の分離 ④トーンの分離 ⑤球面収差 ⑥構図の奥行き ⑦テクスチャの奥行き
Biogon 2.8/28 △ 1m以内なら少し使えるが、それ以上では狙わない △ ほぼ出番なし ◎ 光の方向性と周辺減光を上手く使おう ○ コントラスト良好 ○ 実は絞り開放で僅かにある。しかもイイ! ○ 広角の入門なので良くも悪くもフツー △ 実は所有3本の中では最も解像力は低く弱い印象
COLOR-SKOPAR 50/2.2 ○ 大ボケは出ないがF2.2は好きなボケ量 ◎ 控え目な開放値が中間地帯を維持。ピント→ボケの遷移が自然 ○ 光を選ばず安定。逆光にも強い ◎ 質感描写に優れるのでGood! × 皆無です ○ 50mmの自然なパースで良くも悪くもフツー ◎ 解像力が高くコントラストが安定しているのでGood!
SONNETAR 1.5/73 ○ F1.5の大口径だがボケ量頼みではない ◎ 焦点距離&球面収差との相乗効果で美味 ◎ 球面収差由来の滲みがハイライトエッジに乗り、被写体の輪郭が光学的に溶ける ○ 大フード装着でコントラストを維持できればGood ◎ F1.8〜F2の球面収差が好物です × 中望遠の圧縮でパースは期待しない △ 解像力は実は高く緻密な描写だが球面収差がこれを弱める

こうして並べると、3本がそれぞれ別系統の立体感を担当していることが分かります。Biogonは③⑤⑥、カラスコは②④⑦が、SONNETARは②③⑤が主力。偶然この3本を選んだわけですが、結果的にかなりバランスの良い布陣になっていたようです。こうやってマトリクスで整理すると、どれかの要素が突出している=尖ったレンズ=人気?な気がしませんか?

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LEICA M (Typ 240) + Biogon T*2,8/28 ZM, 1/4000 F2.4 ISO200

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LEICA M (Typ 240) + COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM, 1/125 F2.8 ISO640

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LEICA M (Typ 240) + SONNETAR 1.5/73, 1/250 F1.4 ISO200


おわりに

数年間GFXシステムだけを使ってきたことで、 ②ボケ遷移、④トーンの分離、⑦テクスチャの奥行きは目に染み込んでいました。M型ライカに移行した今は、①ボケ量、⑤球面収差の写真を(自他共に)よく見かけるようになりました。せっかくMマウントを使っているのですから、個性的なレンズ設計ならではの要素を意識的に使えるようになりたい。GFXで培った目を、M typ240で活かす。それが今の目標です。

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LEICA M (Typ 240) + SONNETAR 1.5/73, 1/4000 F2.8 ISO200

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LEICA M (Typ 240) + SONNETAR 1.5/73, 1/750 F4.8 ISO200

そしてもうひとつ。M typ240で撮った写真は24MPなのに妙に気持ちいい。これは①〜⑦のどれか1つの話ではなく、7つの要素を横断する「記録側の話」だと思っています。レンズを通った光をM typ240のセンサーをエンジンがいい塩梅で捌いてくれている感覚です。スペック上は100MPの1/4でも、記録のツボを押さえているから気持ちいいのかもしれません。これは購入前は全く予測できていなかったので、嬉しい誤算です。

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LEICA M (Typ 240) + SONNETAR 1.5/73, 1/250 F1.4 ISO200

いかがだったでしょうか?最初は「立体感について思ってること書いてみよう」から着手した本記事、Claudeとの壁打ち、現状レンズの割り当てなど、想像以上に盛りだくさんになってしまいました(7000文字以上ある)。ですが苦労しつつもしっかり整理できたのは収穫でした。これでM typ240の使い方がもうちょっとだけクリアになる…はず。皆さんの写真ライフの参考になれば幸いです。おわり




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