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人生初生観劇者による舞台『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語~再演~感想

舞台って面白過ぎる

 

「はじめて演劇を観に行く」というハードルの高さ。

親がそういう趣味を持っていて子供の頃から観劇していたり、友達に誘われたりしないと自発的に舞台見に行くのは興味があっても中々行動にまで発展しない。

田舎者にはアクセスしにくい会場、壮絶なチケット争奪戦、遠征含めたスケジュールの確保、安くはないチケット代、全然知らないエチケットマナー

つてもなく1人で観劇に行くの、マグルの子がいきなりスリザリン寮に迷い込んでしまうような心細さがある。つまりは「あいつおもしれ―女」ってなる可能性があるってことだ(ポジティブ

 

 

ぼくは長谷場がギャルに翻弄される映画を観てから『刀剣乱舞』に興味はあったが

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PCゲームとかソシャゲみたいな毎日ログインしつつ終わりのないゲームが苦手過ぎて始め方が分からなかった。しかし、調べてみると舞台やミュージカルなどでそれぞれ話が独立しているし、過去作を履修しなくても舞台単体でも楽しめるとのこと。ぼくの今年の目標が「グッズではなく体験にお金を使う」なので舞台にも行ってみるか!とチケット応募してみたら見事に当選した。

 

 

という訳でオリックス劇場に来た。

まず、オリックス劇場への文句言ってもいいですか?

椅子どうなってるの!!!????

座席が狭いのは仕方ないと思うけど、硬くて長時間座ってると尻が痛いのに座るポジション変えるたびにギィギィ鳴るの最悪過ぎないか??????

尻が痛くて動きたいけどギィギィ鳴って周りのお客さんに迷惑かけたくないよ~~~って八方塞がりみたいになるんだが!!!????

舞台観劇を趣味にするのに必要なもの、お金やコネより強固な尻では!!??

観劇の経験がオリックス劇場さんしかないからオリックス劇場への文句になってしまったけど、全部の劇場が同じ椅子だったらオリックス劇場さんにごめんなさいと言うしかない。でも全部の劇場がこの椅子だったら舞台観劇趣味の人の尻ってどうなってるんだ…となってしまう。プロボクサーの腹がバキバキに鍛えられているかのように尻もバキバキになっているのか…?

 

 

はぁはぁ文句は言い終わったので、ここからは舞台『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語~再演~の感想を書いていきますね。物語にも少し踏み込んで書いていく。

 

いや~~~~~~何も知らずに行ったので現地で集合ポスターをちゃんと見て「あっこれ全員女性なんだ!!!!」ってまずそこに驚く。『刀剣乱舞』って女性人気が高いと思っていたので舞台俳優もイケメンで揃えているのかなと思っていたので。でもよくよく考えたら宝塚歌劇団もそうだし、実際に舞台観劇して思ったけど

カッコよすぎる。

まず、生で見る舞台って照明の効果というか「光」が美しい…。様々な光とそれに生まれる影とのコントラスト。

そしてスポットライトに照らされる役者たち。

カッコよすぎる。

かっこいいってこういう事なんだな…となるそりゃお顔も美しくカッコいいのだろうけど、今回の2階席からの拝見だと顔まではハッキリ見えない。それでも舞台全体でバリバリに決まった立ち方、歩き方、座り方、そして殺陣といった立ち振る舞い1つ1つの動きがカッコ良い…。知ってますか?本当にカッコいいものって顔が見えなくてもカッコよくて心がときめくのです。

衣装も良くて恐らく刀剣男士の再現度が高いと思うんだけど、この顔まではっきり見えない距離感が「刀剣男士がそこにいる」という実在性を高めている説ある。

 

本当に舞台の上で文字通り輝く刀剣男子がカッコよく、歌仙兼定役の七海ひろきさんのyoutube動画見たけど、美しい女性が舞台とは声色も変わり圧力鍋に感動していたり可愛らしい日常の姿がそこにはあって。そんな美しい女性が衣装を着て舞台に立つと信じられないほどのカッコいい男性になる、その創り出された幻想さと神秘さが滅茶苦茶良いなとなる。芸術だよな…と。人自身って芸術作品になれるんだ。

舞台上の場面転換のバリエーションも色々あって楽しい。

 

 

『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語~再演~は平安時代が源氏物語に侵食されてしまい、刀剣男子たちが歴史を戻そうと頑張る話。バリバリに『源氏物語』の話をやっていて僕は大河ドラマの『光る君へ』を見ていたので分かる所は分かったけど、歴史疎い人はついてこれるのか…という疑惑はあった。しかし、よくよく考えると映画と違って1つの作品で来場者数100万人以上目指すとかそういう規模感じゃないんだよな。 映画ってどうしても子供から老人まで誰もが話を理解できるように説明台詞が滅茶苦茶あったりして分かりやすさが何よりも求められるけど、舞台ってもう少し絞った話が出来るから歴史のディープな話ができるんだな。そこが良いな~~~~となる(それはそれとして知らなくてもカッコよさで楽しめる

僕も自分の中で源氏物語が1の世界で行間が2の世界なんだな…と自分の中で落とし込んでみたいたが、本当は源氏物語ではなく…という衝撃な展開というには渋すぎる展開があって、家に帰って調べ直して「なるほどな~」となったので知識を得て見直すと更に楽しそうだ。同じ公演でも何度も行く人が出てくるのも分かる。

 

 

主人公補正を使ってやたら強い光源氏が良い。しかも中身は厄介オタクなのが良すぎる。作中の光源氏は自分の寂しさを埋めたいだけの顔の良いヤリチンになっていて光源氏の女性を何としても抱こうする姿に南泉一文字が律儀につっこむの好き。

光源氏、どうしても現代の感覚だとロリコンヤリチンクソ野郎って印象になってしまってカッコよく描くのって難しい所がある。本作の光源氏もロリコンヤリチンクソ野郎なんだけど、 憎み切れない所があるし、何よりも顔が良いし、ビジュアルが良い。そして何よりも中身は光源氏というより厄介オタクなのでいくら中身がペラペラでも「まぁしょせんオタクだよな…」となるバランス感覚よ。

 

 

最後に

舞台って楽しい。残念な所はぼくはまだ『刀剣乱舞』の知識も刀の知識も全然ないってことだ。そりゃオタク達みんな博物館とかいく訳だ。少しでも学んでいきたい。オタク博士、教えて下さい。

とりあえず生で1度見れたので過去作も配信などで観ていきたい。ミュージカルの方も興味あるけど役者が変わるタイミングみたいなのでファンに劇場に行って欲しいという想い。宝塚歌劇団のエリザベートも見たいしこれからもちょくちょく観劇したいな。

 

それにしてもただオタ活してるだけなのにミュージカルや舞台やライブやオーケストラやそれに伴って遠征したり、働いているだけで終わってしまう人生に”彩”を与えてくれるよなって思う。

舞台も興味があったものの今回『刀剣乱舞』のおかげで初参加の敷居を下げてくれて、こうやって経験することが出来て本当に良かった。

推し活も色々言われる昨今だけど距離感さえ間違えなければ自分の世界が広がり、交流の輪が広がり、絶対に楽しいと思う。これからも無理せずほどほどの距離感でやっていきたいな。

 

最後に1言。

 

スタンディング・オベーション、初めて経験したけど拍手してる方もちょっと楽しい

 

 

  • 小学館集英社プロダクション

 

  • 鈴木拡樹

 

 

 

 




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