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米マーケターのAI活用実態、トップは「ソーシャルコンテンツ作成」

米マーケターのAI活用実態、トップは「ソーシャルコンテンツ作成」

米マーケターのAI活用実態、トップは「ソーシャルコンテンツ作成」

ソーシャルコンテンツの作成が44%、キーワード調査も43%

2025年5月、デジタルマーケティングエージェンシーのFractl社が米国のマーケターを対象に実施した調査によると、マーケティング業務におけるAIの最も一般的な活用事例は「ソーシャルコンテンツの作成」(44%)であることが明らかになった。僅差の2位には「キーワードリサーチまたはSEO分析」(43%)が続き、AIがコンテンツ制作とSEOの両輪で積極的に利用されている実態が浮き彫りとなった。

本調査は、Fractl社、Search Engine Land、およびMFour社が共同で発表したレポートの一部として公開されたものである。

調査結果によると、上位3項目は以下の通りである。

  1. ソーシャルコンテンツの作成: 44%

  2. キーワードリサーチまたはSEO分析: 43%

  3. データ分析またはレポート作成: 40%

特にSEO関連の業務に注目すると、「キーワードリサーチまたはSEO分析」(43%)に加えて、「オンページSEOの最適化(メタタグ、スキーマなど)」(37%)も上位にランクインした。これは、多くのマーケターがSEOの戦略立案からテクニカルな実装に至るまで、広範囲にわたりAIを活用していることを示唆している。

コンテンツ制作で幅広く利用されるAI

また、コンテンツ生成関連のタスクもAI活用の中心となっている。「ブログ投稿や記事の生成」(34%)、「マーケティングメールやニュースレターの作成」(37%)、「画像やグラフィックの生成」(37%)といった項目も高い割合を占めており、クリエイティブ制作の効率化と量産化にAIが大きく貢献していることがうかがえる。

その他、「広告コピーの改善」(32%)や「製品説明の作成」(30%)といった、よりコンバージョンに近い領域での活用も進んでいる。

今回の調査結果は、AIが単なる文章生成ツールにとどまらず、データ分析、SEO最適化、クリエイティブ制作といった、マーケティングの多岐にわたるワークフローに深く浸透している現状を明確に示している。

【調査方法について】

本調査は2025年5月に米国の成人2,302人とマーケティング担当者810人を対象に実施された。消費者とマーケティング専門家の間におけるAIに対する考え方や行動の違いを探ることを目的としている。マーケティング担当者からの回答は、参照されたすべてのサブグループが全サンプルの10%以上を占めるように、バランスの取れたサンプルから抽出された。

 

解説

SMX Advanced 2025 のセッションで共有されたレポートです。きちんと考察もされていたので紹介しました。

生成AIを使いつつもコンテンツ品質をどのように担保すべきか

元調査の別の質問項目を確認したところ、AIが生成したマーケティングコンテンツに関する最大の懸念点を問う設問にて、「事実誤認や誤情報」(23.5%)、「人間的な創造性や独創性の喪失」(21.9%)、「ありきたりで反復的な内容のコンテンツ」(20.5%)と回答していました。つまり、AIに全部丸投げしてコンテンツを作ろうというわけではなくて、情報の信頼性や独創性は担保したうえで AI を業務フローに組み込む方法を模索しているわけです。

一方で、生成AIにキーワードや構成案を渡してゼロから文章全体を作成させたような、ありふれたコンテンツは評価されないのも事実です。たとえば2025年8月のスパムアップデート(August 2025 spam update)直後から、「おすすめ○○選」という何ら独自の視点を持たない、選んだというより羅列しただけのコンテンツが多数、順位下落しているのを確認しています。特に書き手の主観や意見、熱量があってこそ成立するトピックを生成AIにゼロから作成させて上手くいくわけがありません。

 

以上を踏まえて現実的な運用ワークフローを考えると、次の3点が必須でしょう。

  1. 独自性および正確性を担保するために一次情報を自分たちで用意すること。この情報源をもとに生成AIを活用してコンテンツを作成することで、業務効率を高めつつコンテンツの価値向上に注力することができる。
  2. 生成AIにコンテンツの編集や校正を行ってもらったときは、必ず編集担当者によるチェックを入れる。十分なチェックを経た同じ情報源をもとに「企業公式ブログ」「ソーシャル向け」「メルマガのニュースレター向け」と流通経路別のコンテンツを作成するときにAIを活用するとき、発信者の意図と外れた文言が入ったり誤解を生むような表現が混じることがある。自分が用意した情報源だからと安心せずに、生成AIによる編集を通したあとは必ず人間がファクトチェックをすること。
  3. ”コンテンツ評価”ができる人材を配置すること。書籍「脱キーワード思考のコンテンツマーケティング 第2版」でも言及しているが、少なくとも今の生成AIは整理された情報を構築するのは得意である一方、読み手の心理や興味、期待値を意識した文章構成や表現は苦手である。情報が整理されていることと、読みやすさ(読みたくなる文章)は別物であることが理解できる人がコンテンツ制作チームにいるとベストだ。

 

キーワードリサーチを生成AIで行う意味

既存のオペレーションをそのまま効率化しようとすれば、キーワード調査業務を生成AIに任せることは必然だと思います。それが反映された調査結果だと思います。

一方で、AI検索やエージェントの登場により検索という「行動」自体は変わらずとも、その情報探索の方法は変化しつつあります。技術的変化と今後の展望を踏まえると、生成AIに任せるべきことは市場セグメントやユーザー特性の詳細な分析のアシスタントではないでしょうか。

”キーワード”に対策するのは実はハミングバード(2013年)の登場で終わっているのですが、Google AI モードはその終焉をさらに加速します。クエリが自然文になるのだから”単語”で考えるのではなくて”トピック”なり”意図の集合”から企画を考えていく必要があります。それはSEOや検索エンジンという存在は考えずに、純粋に市場やユーザーと向き合ってコンテンツの企画をする能力が求められることを意味します。

この企画の考え方は、出版社や新聞社で編集業務をされている方であればすぐに適応できるであろう一方、キーワードからコンテンツを考える以外の方法を知らないコンテンツ制作者には厳しい時代かもしれません。だからこそ、その自分に欠けているスキルを生成AIに支援してもらう・・・わけですが現実には難しいと思います。

私は講演やインタビューの場でよく話していますが、ひとつの会社のなかで外部への情報発信に耐えうるコンテンツを制作する能力がある人は多くて2割なのです。半数以上はまともな日本語文章が書けません。都合よくそんな2割の人がコンテンツ制作チームにいればいいのですが大抵はいません。むしろ会社の命令で配属された部署で、専門知識を持っているわけでもないのに上司から業務としてコンテンツ制作を任されている人のほうが多いと思うのです。

そういった事情を踏まえると、市場やユーザーをよく観察してコンテンツ企画を考えることは、たとえ生成AIの支援を受けても(専門技能を持たない人は生成AIを使いこなせないから)難しいんじゃないかなと。解決方法としては、「できる人間を探し出して依頼する」しかないという・・・。




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