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インハウスSEOの勘所:限られたリソースで成果を出すには?(Web担当者Forumミーティング 2024 秋より)

 

2024年11月に開催された「Web担当者Forumミーティング 2024 秋」で、「Googleは絶対に教えてくれない 『SEO業者選びの落とし穴』と『インハウスSEOの勘所』」というテーマでお話しさせていただきました。この記事では、特に**「インハウスSEOの勘所」**について、講演では語りきれなかった深い部分を掘り下げていきます。

「SEO業者の選び方」については別の記事で詳しく解説していますので、興味のある方はぜひそちらもご覧ください。

 

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「インハウスSEOの勘所」(後半パート):中小企業における現実

講演では、主に「SEO専任担当者がいる大企業」のインハウスSEOを前提に話を進めました。しかし、講演後には「SEOにかけられるリソースが限られる中小企業の場合はどうしたらいいのか?」「SEOが兼務で、専任担当を置く余裕がない企業ではどうすべきか?」といったご質問を多くいただきました。

この貴重なフィードバックを受け、配布資料には「大企業向け(SEO専任担当あり)」と「中小企業向け(SEO担当不在またはSEO兼務担当)」の2つのケースを想定した内容を追記させていただきました。これは私にとって大変勉強になる経験でしたが、同時に「では、中小企業を想定した講演で、皆さんはどのような話を期待されるのだろう?」という疑問も湧いてきました。

 

中小企業向けインハウスSEOの講演は成立するのか?

実は、この講演を準備するにあたり、私は何の迷いもなくSEO専任担当者がいる企業を前提にシナリオを作っていました。なぜなら、これまでの29年間で中小企業の担当者向けにインハウスSEOの話をしたことも、そのような講演を聞いたこともなかったからです。

例えば、海外のSEO関連カンファレンスでインハウスSEO担当者向けのセッションが開催される場合、登壇するのはディズニー、IBM、Intel、HP、Dell、Lenovo、ナイキ、コカコーラ、Fanatics、Airbnb、Expedia、TripAdvisor、楽天、アメリカン航空、Walmart、Kraft、サムスン電子といった、いずれもSEO専任担当者が複数いるような大企業ばかりです。中小企業所属のSEO担当者が全く登壇しないわけではありませんが、その場合でも、テーマはインハウスSEOの進め方というよりも、具体的なSEOテクニックや考え方が中心になります。

なぜインハウスSEOをテーマにすると、これほど大企業所属の担当者が中心になるのでしょうか?

それは、大企業におけるSEO担当者の仕事の進め方は、抽象化して他の大企業にも適用できる「ベストプラクティス」として共有しやすいからです。業界や事業構造が違えど、SEO推進において発生する大抵の課題はどこの大企業でもありがちなことですし、組織体制・取引・調整・推進・報告に関するアドバイスも大企業だからこそ同じ論理・理屈が通用しやすいのです。

一方、SEO専任担当者がいない(置けない)企業の場合、リソースが制限されるため、SEO業務は個々の企業の事情に合わせて最適化しなければなりません。つまり、ケースバイケース、個別の事情に応じてアドバイスするのが最適解の世界であり、さまざまな事情を抱える不特定多数の参加者がいる講演で話すには適していない、「面白くない」トピックになってしまうのです。

実際、私はいくつかのスタートアップ企業やSEO担当がいない企業のお手伝いをしていますが、個別の組織事情にあわせた完全にカスタマイズした業務支援をしています。この内容を抽象化してノウハウとして共有することは困難です。

 

もはやSEOの話ではない? 社内調整の壁

「面白くないトピック」というのは、もはやSEOの話ですらなくなる、という意味合いも含んでいます。

例えば、「SEO担当者を増やしてもっと投資すれば、十分なリターンが期待できるのに、現状はSEO・広告・Web制作を兼務する自分一人で、SEOに手が回らない」というケースを考えてみましょう。この場合、解決策は「経営陣にSEOの重要性を説いて、予算を獲得しに行く」という話になります。もしそれすらできない、あるいは直属の上司がSEOを理解せず話が通じないのであれば、もはややれることはありません。

このような話を講演の場でしても、正直なところ何の意味もないのではないでしょうか。少なくとも私が聞き手で、こんな話をする登壇者がいたら、セッションの途中で部屋を出てしまうでしょう。なぜなら、もはやSEOとはまったく関係なく、世間一般のビジネスの話になっているからです。

あるいは、会社はSEOに理解があり予算もつけてくれるけれど、担当者は他の業務と兼務する一人で、SEOにも力を入れたいけれど時間がないケース。この場合、選択肢は外部のSEO業者に発注するか、睡眠時間を削って自分で働くか、といったことになってしまいます。

 

リソースが限られるなら、取り組めることも限られる

SEO担当者にアサインされたけれど、SEOのことがよくわからず、何から着手していいか分からないケースもあるでしょう。この場合も「まず勉強してください」「外注してください」「コンテンツを作ってください」くらいの選択肢しかありません。

このように、リソースに制限がある前提でインハウスSEOの話をしても、正直なところあまり意味がない、少なくとも私は価値がないと感じています。

配布資料に追記した「インハウスSEO体制【中小企業・SEO兼務の場合】」の項目も、上記のような話しかしていません。本当に他にアドバイスできることがないのですよね。

今後、中小企業所属のインハウスSEOをテーマにした講演をすることはないと思いますが、私からできるアドバイスは、資料に追記した9枚のスライドに凝縮されています。ぜひそちらを参考にしていただけると幸いです。




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