2025年4月某日 「感じの良さ」ですべてを解決できると思うなよ
我ながら心が狭いな、と思った話。
スーパーで。セルフレジが10台ぐらいあって、そこにお世話係の店員さんが1人配置されてるんだけど。みりんを買った時の年齢確認とか、間違えて2回バーコード読ませちゃった時のキャンセルとか、何か店員さんの対応が必要になった時のために控えてる、みたいな人ね。
で、僕がレジ終わらせて、移動しようとしたとき。バスケット2つ持った状態(清算前用と精算後用の2つ。「台」に移動してからバッグに詰めたい派なので)だと、その店員さんは僕にとって邪魔になる位置にいて。僕が「すみません」と声をかけようとする前に気づいて、どいてくれたんだけど。
その時に、めっちゃ感じのいい笑顔で、「どうぞ」って言われたものだから、腹が立っちゃって。すごくスムーズに振り返って僕の存在に気づき、その所作の滑らかさのまま、優しく「どうぞ」と声をかけて道を譲る、その一連の美しさ、迷いのなさ。その完成度の高さに、こっちはムカついたのさ。
いやいやいやいや。そこは、「どうぞ」じゃなくて、「失礼しました」とか、「すみません」とかでしょ。あくまでも、あなたが僕の動線を塞いでいた側でしょ? セルフレジをスムーズに回転させるために配置されてるあなたが、客の動きを邪魔する場所に立ってたのは、シンプルに「ミス」「失敗」じゃないですか。今見せてくれた「察しの良さ」を発揮して、「あらかじめ客の動きを邪魔しないポジション取り」ができたはずでしょ。それをさ、「やさしく譲ってあげた」っていうストーリーにすり替えないでくれよ。単なる目立ちたがりじゃないかよ、と。
別にいいのよ。ガチで謝らなくて。心なんてこもってなくていいし、本当に最低限、1ミリ程度の低姿勢の謝罪でいいから、「すみません」とミスを認めてほしいのよ。別にミスに数えるほどのことじゃないし、誰も責めないよ。ただ、「邪魔になってたのは私の方だと理解してます」ってことを伝えてくれないと、こっちとしては不安だよ。「あれ、僕の方が客という立場を笠に着て、店員さん威圧しちゃったかも、マジすみません(反省)」ってなっちゃうでしょ。
あまりに感じよく「どうぞ」って言われるから、危うく騙されるところだった。ていうか、無意識に騙そうとしてるのよ。「感じの良さ」ですべてを解決してきたでしょ。でもね、時には自分の過ちを認めることが必要。認めて、それを相手に伝えるのが大人のコミュニケーションじゃないですか。
いやあ、我ながら心が狭すぎて心配だ。今日は店員さんの「どうぞ」に、僕も「ありがとうございます」と返せたけど、ちょっと機嫌が悪かったら舌打ちぐらいしてしまいそう。そして、反射的に不機嫌をまき散らした自分に落ち込みながら帰るんだろう。ちくしょうめ。老後が楽しみだぜ。
(続きます↓)
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