今月の『教育科学国語教育』はなかなか読み応えのある回である。
「子ども主体」ということは、やはり一筋縄ではいかない。指導書の学習課題を読み上げているだけでは、もちろん、実現できない。
そして、ちょっとした工夫くらいでは、なかなか子どもの動きが変わることはない。というか、動けないのだ。どうしたらよいか分からなくなる。
その意味で、今号の特集は「授業デザイン」「授業テクニック」「指導アイデア」という切り口から、様々に授業の留意点を捉えていることには、かなり価値があるのではないかと思う。
それぞれの実践者の授業や子どもをどう見ているのか、どう見通しているのかということがかなり分かるので面白い。
逆に、今号を読んで思うのが、筋の悪い授業についてどう考えるか、ということなのだ。
最近、そういう授業を見て、割と頭を抱えることになっているのだけど、はたして何が根本的な問題なのだろうか。
色々と考えてみると、おそらく、そもそもの見立てが悪いんだろうな…という結論になってくる。子どもの見立て、教材の見立て、国語の目標の見立て…それぞれが非常に筋が悪くなっているものを見たな…と思うのである。
果たして、こういう見立ての力ってどうやって身につけるのだろうか。おそらく、大学の教職課程だけでも身につかないし、漫然と現場で仕事を続けていても厳しいのだろうと思う。
気付きが必要なのだろうな…。
