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【感想・あらすじ・レビュー】人生の道しるべ:宮本輝/吉本ばなな

 

 

人生の道しるべ:宮本輝/吉本ばなな著のレビューです。

☞読書ポイント 

世代の違うふたりの交流から見えてくるもの、作家同士が互いの作品をどんな風に読んでいるのか等、興味深い話が次々と。ハッとさせられる言葉にも出会える対談集。

 

感想・あらすじ 

 

作風も違うし、世代も性別も違う、接点があまりなさそうな感じがするお二人ですが、実はお互いの作品を読み込んでいて、作家同士、かなり分かり合える部分があるようです。対談は話が心地よく弾み、いくらでも聞いていたくなるような話ばかりでした。

 

大きなテーマは「幸せのかたち」かな。創作の作法、家族、健康、死生観など、その回によって小さなテーマで語られる。それらの話から見えてくるお二人の個人的な生活風景など、小説を読んでいるだけでは知ることのできない部分なども垣間見れ、読者として新鮮さも味わえる。

 

お話の合間には互いの作品について語られている。このあたりはすでに作品を読んでいるとより一層、会話の内容が入ってくるかと思います。ちなみ引用された作品は、

 

・宮本輝 

「三十光年の星たち」「骸骨ビルの庭」「水のかたち」「田園発港行き自転車」

・吉本ばなな

「キッチン」「花のベッドでひるねして」「鳥たち」

 

両者の作品は既読だったのですが、結構内容を忘れちゃっていて、自分の記録を読み返しながらって感じでしたが、うっすら思い出していく中で、この作品はこういう時期に書かれたものだったのか....など、対談を読んで何かが繋がった気がしました。作家がこういう状況だから書けたって部分が鮮明になる。答え合わせのような時間になりました。

 

 

対談自体は2013年から2015年に行われたみたいで、もう10年以上前。今も変わらずおふたりとも活躍されていることは言うまでもない。そして、根底にあるものも変わらず作品に反映されていることがよくわかります。

最初はどんな対談なのか想像ができなかったのですが、読んでいるうちにお二人の裡に秘めているものなどが感じられ、染み入る部分も多々ありました。宮本氏が「赤毛のアン」が好きというのも微笑ましく納得。

 

人生の岐路のお供として、繰り返し読みたい一冊でした。

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