東京MXTVの5時に夢中!で紹介された本や映画を掲載しています。

東京MXTVの5時に夢中!で紹介された本や映画を紹介します。新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナーで、月に1度、3本ほど紹介しています以下は、おおまかなあらすじと、中瀬親方が話していたことを簡潔にまとめたものを掲載しています。親方はどんな本を紹介してくれるでしょう。早速見て行きましょう!
コミック・もものこと:山本おさむ
中瀬さん:
余命1年と宣告された81歳のお年寄りと愛犬の最後の日々を描いたコミック。山本さんという漫画家は、老いとの向き合い方をものすごく上手く描く方なんですけど、本作はそこに愛犬ももとの日々や、亡き妻との思い出をかさねていく描写の数々が加わり、ネコ派の私も、ラストに涙が止まらなかったです。ももの表情が忘れられない。
殺処分問題など、社会的なテーマを通じて、動物を愛する、育てるとはどういうことかを改めて考えさせられる。そんな難しいテーマを家族愛で大きく包みこみ、最後は温かい気持ちにもなれる一冊。ぜひ、みなさんもお手に取ってみてください。
次は大関👇
【大関】映画:憐みの3章
中瀬さん:
奇妙な3つの話からなるオムニバス映画。それそれ同じキャストだが、別のストーリー展開の作品。本作のテーマは「愛と支配」。それぞれの演技力に思わず息をのむシーンがたくさんあって、非常にレベルの高い作品に仕上がっている。
構えてみなくても、楽しめる作品。コメディな部分と不条理な部分が交互に描かれるので、キューブリックやタランティーノの作品が好きな方、必見の作品です。是非、劇場に足を運んでください。
いよいよ横綱👇
【横綱】名画に見る「悪」の系譜:中野京子
中瀬さん:
私も志麻子さんも中野さんの熱狂的ファンでほぼ読んでいる。今回の作品は「裏切り」「殺人」「悪徳政治」「動物虐待」など、それぞれの絵画に描かれた悪の表現方法に焦点を当てている。時代や国によって違う悪を画家はどうやって表現したのか、歴史的、文化的背景を踏まえながら紐解いていく。
ジャンルは違えど、人に伝えるという仕事している私も本当に読む手が止まりませんでした。全編にわたってどの章も絶品で、中野先生のめくるめく教養が随所に炸裂している。時代的背景の絶妙な解説や、文学作品など惜しげもなく出されていて、どんなディテールも見逃さず。絵画を読み解く見事さにはため息しか出ない。
これから絵を見る時に中野京子流に観て欲しい。動画のない時代に、前後の動きまで考えた作品とかもある。それがため息しかでないほど素晴らし名文で書かれている。ネタ本としても最高。この本で知ったことを「私が考えました」ぐらいに披露すれば、酒の席で「すごーい」と言われること請け合い。みんな興味があると思うので、絶対盛り上がる。
絵画本が苦手な人も、中野先生の絵画本は絶対的な面白さがあるので。私と志麻子が保証します。
志麻子さん:
中野先生に教えてもら事はいっぱいあるのよ。絵だけじゃないことも学べますよ。
中瀬さん:
賢くもなるし、面白さも満点!こんな本を読まないと人生の損失だと思えるくらい。私、3回ぐらい読みました。めちゃめちゃ面白いですよ。ぜひ読んでください。
後記
うぉーー本日の横綱は、親方と志麻子さん、ダブルでの圧がスゴイ!とにかく面白いそうですので、これは見逃せないヤツと見ました。涼しくなったら芸術鑑賞を考えている方も、美術館に行く前に読んでおきたい1冊ですね。それでは、また来月。