ああ、恥ずかしのレビューです。
- 作者: 阿川佐和子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/09/28
- メディア: 文庫
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なかったことにしたい・・・あの時間
他人の「恥ずかしい失敗談」は、なぜにこんなに面白いのだろう。本人にとっては、もう記憶の中から消去したい出来事であるわけだけど、それを知った方としては、ずっと語り継ぎたくなるような話が多い。本書はそんな「恥ずかしい体験」を女性ばかり70人のエピソードを紹介しています。
作家・イラストレーター・女優・翻訳家・タレントなどなど多方面から寄せられています。
やっぱり面白いのは、服の袖とか下から、何かが出てくるといった類の話。昨日履いていたストッキングや下着がジーンズの裾から出て来たなんて話は、ゾッとするけど、想像するだけで笑いがこぼれてしまう。
これもよく聞くけど、制服の上にコート。スカートは履かずに登校してしまったなんていう、女子ならではの話も登場しました。男性はまさかズボンをはき忘れるなんてことはないでしょうけど、女子ならあり得ることだから怖いですよねぇ。
阿川佐和子さんの肩パットを落とした ──なんて話は時代を感じる微笑ましい話ですが、実際自分の身に起きたら、そりゃ、美味しい料理どころではないよなぁーなど、同情してしまいます。
強烈だったのは角田光代さんの白いワンピース事件!?と、室井佑月さんのホースの話。
・・・と、大物のみなさんも、結構な体験をされていることが覗けます。ハラハラドキドキしながら、でも笑っちゃう、そんな1冊。どれもエピソード自体は短いです。
さて、読んでいると色々思い出すわけですが、私が見て面白かったのは後輩の失敗。トイレから出てきた彼女のスカートの裾から白いしっぽが…。「あれ、なんか出て… 」と言いかけて、その後大爆笑!とても美しい女性なのに、たまにこういうオッチョコチョイな一面を覗かせる彼女は愛されキャラです(笑)
最後に私の恥ずかしい話は…。一番ゾッとしたのは、ウィーンの空港で堂々と男子トイレで用を足したこと。出ようと思ったその時、男性たちの話しながら入って来る声を聞いた時の驚き!と言ったら。
どのタイミングでここから抜け出そうか…と、そのことだけに気持ちを集中。そっとドアを開け、男たちの背中を見る私。そして、猛ダッシュ!すべては時差ボケのせいにしてあるが、なんで気づかなかったのだろう。
入口のマークが男女同じ色だったとか、男女の区別のつきにくい絵だったとかあとで分析してみたが、なんで間違えたのか?いまだ謎なんだなぁ~。
本書も海外失敗談が多めだったように思います。みんな何かしらしでかしてるのだなぁ、と、同情よりも親近感が生まれたという内容でもありました。