江戸の性愛術 渡辺信一郎著のレビューです。
- 作者: 渡辺信一郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/10
- メディア: 単行本
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感想:
2度見、3度見は当たり前。涼しい顔して読むのに苦戦しました。漢字が見せる江戸の淫靡な世界に思わずゴクリと喉の音が…。
実は買うのは恥ずかしいので、図書館で予約して他の本に紛らわしてこっそり借りた小心者の私。エッチビデオを借りる時の男性の気持ちを疑似体験したような…。
いやいや、凄かったです。凄さの原因はやはり春画がねぇ…文章を読んでいる時には
「別にいやらしくないのよ、学者さんの書いた学術的な本だしね。」なんていい訳を何度も心の中でつぶやきましたが、この春画のリアルな部分を目にしてしまうとそんなささやかな努力も台無し。いい訳はどうでもよくなり、目が釘づけ!!……でした。
後半はさすがに目が慣れ、アクロバティックなシーンに思わずニヤリとしてしまいました。
本を読みはじめて気づいたことは、圧倒的にカタカナが少ないこと。それゆえ、漢字の持つ「表意文字の威力」が発揮されている感じがびんびん伝わって来ました。
「風声」「騒水」「花心」などのように文学的?な綺麗な言葉に感心したり、男性を助ける器具には「助け船」「安楽船」などコピーライター顔負けな上手い表現と遊び心に拍手したり。漢字で表現してるからこそ出てくる淫靡な世界に魅せられました。
この本は色々な楽しみ方が出来ます。私のように学術的な読み方もできるし(嘘)、マニュアルとしても利用できるし、医学系雑学として知っておくのにも良いです。
と、書評というか、まさに感想のみになってしまいましたが、最後に「黄桜の河童」が出てくる音楽がこの本を読んでいるうちに頭の中に流れていました。どうも春画ってあんな感じの微妙なポップさがあるからかな~
uzumaki-guruguru.hatenablog.com
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