大阪のおばちゃんコレクション:前垣和義著のレビューです。
- 作者: 前垣和義,ハセガワ・アヤ
- 出版社/メーカー: 玄光社
- 発売日: 2014/03/17
- メディア: ムック
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以前「図書新聞」に掲載していただいた書評になります。

◆がおーー!
ヒョウ柄ファッション、ひったくり防止カバーまで大阪のおばちゃん考察!
大阪のおばちゃんと言えば「ヒョウ柄」と、お約束の話題からはじまります。
実際、大阪に住んでいるわけではないので、本当のところは判らないのだが、とにかくトップスの「ヒョウ柄」だけでも、ものすごいバリエーションがあるじゃないですか。
バーンと、トラやヒョウの顔が前面に描かれたものから、どこにヒョウがいるのか判りにくい「だまし絵」的なものまで、よくぞ作ったものだと驚きが大きい。
なんでも年齢とともに、派手、頭数が増える傾向があるとかないとか・・・。洋服だけじゃなく、小物や、自転車のひったくり防止カバーにいたるまで「ヒョウ柄」という徹底ぶり。恐るべし!・・・というか、ひったくり防止カバーって初めて知った!
ファッションはヒョウ柄系もいれば、カラフル系、シック系、フラワー系と他にもあるわけですが、なんてたってヒョウ柄系は取り上げているページ数からも圧倒的な存在感があるわけで・・・。
ファッション同様、次はヘアスタイルと続くのですが(パーマの話もすごい。つまようじ使うって本当?)私が注目したのはその次の「美しいおばちゃん言葉」です。
・「がーっと行って カッと曲がった角から2軒目」
いや~これ、すごくわかりやすい(笑) カッと直角に曲がってしまいそう!
・「もうちょっとシュッとした服ないのん?」
洗練されてたり、垢ぬけている様子に使われるらしいけど、これもなんかすごく伝わるものがありますね。
オノマトペを自在に使いこなす大阪のおばちゃん、リスペクト!
関西弁の「ありがとう」は心から言っている感じがあって、個人的にものすごく好き。関西出身の友達がどんな小さな場面でも「ありがとう」と自然に言う姿をよく見かけます。
関東人より「ありがとう」を発することが多いから、一緒にいると私もつられて言う回数が増えるし、イントネーションも変わる(笑)本書でも「魔法の言葉」と言われているぐらい、やはり聞いていて気持ちいいですよね。
他にもおばちゃんの行動や、お悩み相談室、大阪のおばちゃん度チェックなど、遊び心満載の内容です。中川家の兄弟の考察もとても楽しい!
ところで、大阪のおばちゃんって年齢いくつくらいから?という素朴な疑問を持っていた私。
大阪のおばちゃん予備軍さんたちの座談会によると、息子が30歳すぎたくらい、60代後半ってイメージらしい。ただし、見た目と行動の二方向、行動が先におばちゃん化する症状が出るらしい(笑)
意外に年齢は高めだったけど、行動のおばちゃん化は若くても・・・ってことですな。
いやぁ、、、なんだか大阪のおばちゃんたちは、引き出しが多すぎてまだまだ知らないことがたくさんあるんだろうな~と、ますます興味を持ってしまった次第です。