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【レビュー・あらすじ・感想】コシノ洋装店ものがたり:小篠綾子

 

 

コシノ洋装店ものがたり:小篠綾子著のレビューです。

 

 

感想:コシノ3姉妹の母親はやはり凄かった!

 

NHKドラマ「カーネーション」が、あのコシノさんご家族の話であったということをつい最近知った私。あー見たかったなぁ…とはいえ、朝の連ドラは見たことがなかったり
するのですが…。残念と思う気持ちも束の間、古本屋さんで発掘したのがこの本。あのコシノ3姉妹のお母様の自伝。

 

だんじり祭りで有名な大阪・岸和田の呉服店の娘として生まれた綾子。父親譲りの性格で、男勝り、やるとなったらとことん一直線に突きすすむ。

 

男尊女卑の時代で、彼女のような女性はそれはそれは生きにくかった時代。そんな時代に父親はまさに「飴と鞭」を上手く使い分け、娘が自立できるようにと仕向けていく。

そのやり方と決断力は斬新で読んでる者までも圧倒されることが多い。

 

綾子も綾子で父親に反抗しつつも、まるで「スポ根魂」のごとく頑張りをみせる。足踏みミシンで足が腫れあがり感覚がなくなるほどって…。やはり半端ないとしか言いようがない。

 

やがて、結婚。この結婚のはじまりも終わりも父がプロデュース。結婚生活、育児より仕事が一番だった綾子。


そして「赤紙」とともに戻らなくなった夫との別れも意外な結末が。この結婚生活で今の3人の娘たちが生まれた。その後、不倫生活を経て、初めて恋というものも味わうが…。

 

 

後半は娘たちのことが書かれています。正直、この3人の娘たちの違いを知らなかった私。この小説を読んだことによって、それぞれの個性がよく分かったのであります。


ヒロコ・ジュンコ・ミチコ、世界でも注目されているこの3人のデザインされたものを
今後見るのがとても楽しみになりました。

 

すっごいパワフルでエネルギーに満ち溢れたこの家族。特に、綾子さんの父親の愛情の深さを、そして、最期の不思議なエピソードは泣けます。

 

ファッションに興味ある人もない人も、家族、仕事、育児、恋愛、あらゆる面で響いてくるものがあると思います。まぁ、みんながみんな真似できるものではありませんが、気持ちがパンパンになる雰囲気を味わってみるのもいいものです。




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