リカちゃん 生まれます:小島康宏著のレビューです。
- 作者: 小島康宏
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/04/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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一緒に遊んだリカちゃん、全然老けないのは なんだかズルイ…(笑)
「香山リカ」ー女子にとっての永遠のアイドル。そんなリカちゃん人形が誕生するまでを初代開発担当で育ての親と呼ばれていたタカラの元専務が1冊の本にしたもの。
この小島さん、ご長女の名前も「里香」さんとのことで、いかに魂を込めてこの仕事をされていたのか、こんなところからも窺えます。
香山リカのカヤマは、加山雄三さんの響きと、女優の香山美子さんの「香山」の両方から取った名前など、ウソみたいな本当の話から、醤油屋さんで割烹着を着た女性たちが
人形を作っていたことや、地元の小学生の協力話など、とても素敵なエピソードがこの本の中に詰まっています。
リカちゃん電話をみなさんは覚えてますか?「こんにちは、わたしリカよ」で始まるあの電話。
あの頃の子供たちは、リカちゃんの存在を本当に信じていて、タカラに電話がかかってくるようになったそうです。最初は、社員の女性が対応していたらしいのですが、日に日にその量が増え、今で言うコールセンターを設け、10人ほどの女子高生をバイトに雇っていたそうだ。
しかし、質問事項も増えていき大変だったようです。そのうち、リカちゃんを名乗った誘拐事件など起きては困るということで、挨拶だけ人が行い、すぐにテープに切り替えていたそうです。
ちなみにリカちゃんの声を担当してたのは「ハイジ」の声優さんと同じだとのこと。30年くらい続いたそうだ。当時はハイジとリカちゃんの声が同じということは秘密にしてたんですって。
余談ですが、ワタクシ若かりし頃、しつこく電話番号を聞いてくるナンパ男にはこの番号を丁寧にお渡ししておりました。(携帯の時代ではなく、気軽に番号など教えられなかった昭和です)「友達とこれは画期的な番号だ」と、悪知恵全開で過ごした日々を思い出しました。
…と、リカちゃんの写真を見ながら色々走馬灯のように思い出すわけですが、こうやってあらためて人形たちの写真を見ると、リカちゃんのお母さん織江さんが、やけに色っぽいこと。
わたるくんの頭はなんで塗りものなの?ぺたっとした髪が小さい時も嫌いだったなぁーとか、男子の「ごろちゃん」って誰?リカちゃんのママが好きって熟女好きなのか?なんて、クスクスしながら読み終えました。
リカちゃんが生まれるまで、それはそれはたくさんの人々の苦労と愛情と夢があったのです。リカちゃんと遊んだことのある女子にはたまらない1冊だと思います。