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【レビュー・あらすじ・感想】わたしの容れもの:角田光代

 

 

 わたしの容れもの:角田光代著のレビューです。

 

 

中年になってもまだまだ変化し続ける身体に戸惑いながらも観察!

 

 

恋の話とか結婚や育児の話を通り過ぎ、今や友達と会えば「健康ネタ」がめっきり増えたなーと感じるお年頃を迎えた人々が、「うんうん、わかるわかる」と繰り返し首を縦に振りながら読みふけるエッセイ集。・・・・だと思います。

 

最初は通常のエッセイだと思っていたのですが、読むうちに健康や老化に伴う変化やアクシデントを扱った内容が多いことに気づく。あ~角田さんもいよいよあれこれ来てるんだな?とニヤニヤしながらいろいろな現象に耳を傾ける。

 

たった数年の出来事なのに、確実に身体の中の何かが少しずつ変化していく様子が窺える。ぎっくり腰になったり、痩せにくくなったり、集中力が低下したり、発汗すれば更年期か?と怯えてみたり、健康診断の結果を分析してみたりと、身体に関する話は尽きることがない。

 

中年期の身体に起こる初体験。抗い戸惑いながらも徐々にそれを受け入れていく。

 

 

 

角田さんのお父様は60才を迎えることが出来なかったそうだ。それゆえ、その年齢になれない可能性だって・・・と考えると心底おそろしい。十年前よりずっとおそろしくなった と語る。身体の変化だけではなく、こうした意識の面も変化は訪れると。

 

そんな角田さん、ボクシングやランニングもしっかり継続されているよう。物書き=インドアな人といったイメージを払拭するかのごとく、とてもアクティブで健康的な生活をされているように思える。

 

しかしご本人をはじめ、知り合いが転倒事故を起こすことが多くなったとのこと。これはもしかしたら50前後に見られる現象かも?ということ。いやぁ・・・ほんと気をつけなければ。怪我したらすべての日常生活が停止しちゃいますもんね。「肝に銘じます!」と、敬礼して本を閉じた次第です。

 




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