
総括
- 持ち家が売れた!
- 諸々かかった手数料は100万ぐらい
- 売却期間は約5ヶ月
前提
- 新築建売一戸建ての家に5年間住んでいた
- 売却前に引っ越し済み(家は空っぽの状態)
時系列
10/25:ネットで仲介業者探し。一社見つかる
10/25:チャレンジ価格でスタートすることを不動産業者とメールして取り決め
10/30:現地(持ち家)で不動産業者と対面、契約
11/04:Suumoなどの不動産ポータルサイトに掲載される
11/20:2組見学が入る、1組が検討中。Webの物件閲覧数は約400件
12/03:正式申し込みが入る
12/04:諸々の書類準備。委任状、住民票、印鑑登録書、免許証コピー等
12/09:正式契約3日前に買主側からキャンセル、手付金も貰えず。また一からスタート
12/15:2組見学が入る。Webの物件閲覧数は約200件
12/27:見学なし。Webの物件閲覧数は約200件
01/10:2組見学が入る。Webの物件閲覧数は約150件
01/30:1組見学が入る。Webの物件閲覧数は約250件
02/01:100万円値下げ
02/14:正式申し込みが入る(2度目)
02/15:諸々の書類準備(2度目)
02/23:買主とご対面、正式契約完了。手付金を頂く
02/24:諸々の書類準備。建物書類一式、司法書士との面談予約、ローン組んでる銀行と抹消手続き
03/06:司法書士とご対面
03/07:書類準備
03/18:買主から振り込み
03/19:不動産業者、司法書士に手数料振り込み
03/19:銀行アプリ上からもローンが0円になったことを確認
03/19: 全て完了
最終的な利益はいくら
ローン返済と手数料を引いて、手元に残ったのは 200万円 ぐらいだった。
200万円手元に残ったと言っても、購入時の諸費用や保険なども含めるとほぼトントン。なんなら5年間の固定資産税や引っ越すときのガス違約金(30万円)、保険更新料なども考えると普通にマイナスである。
なのでシンプルに「5年間ちょっと安い家賃(8万ぐらい)で新築一戸建てに住めた」って感じ。
感想
長かった〜! 終わってみればたった5ヶ月だが、一度正式申込からのキャンセルを経験している分、二度目の申込もまったく安心できなかった。
手付金を貰った時点でも「もしまたキャンセルされたとしても、これで数ヶ月はやれるな」と思っていた。実際その時点では買主側の融資がおりるか不明だったので、ダメになる可能性も全然あった。無事に決済完了までいけて本当に良かった。
ここからは実際に家を売却するまでにやって良かったこと、大変だったことを書いていく。
やって良かったこと
水道(電気)を通したままであったこと
家を売る前に不動産業者の方が部屋の掃除や草むしりなどをしてくれた。その時に水道が通っているとだいぶやりやすいと言っていて、今回偶然通したままだったので良かった。
電気は残念ながら止めてしまっていたのだが、電気があると見学に来る人の時間帯が夜の場合でも対応できるので、電気もあった方が良い。うちは特にリビングの開放感が売りだったので、明るい時間に見学に来てくれればいいな〜と願っていたが、電気があれば心配無用だった。
震災保険を継続していたこと
これはまあ切る人はあまりいないと思うが、自分は完全に忘れてたので書いておく。
もう住まなくなるからと言って保険はきっちゃあかん。売却期間中に家が焼失でもしたらローンだけが残ってまうで。
うちは5年更新の保険で、たまたま更新直後だったため、売却期間中も補償が有効な状態で助かった。
不動産業者を別の業者に切り替えたこと
実は最後まで併走してくれた不動産業者の人は2社目の人だった。
最初、元妻が駅前にある不動産屋に行った時は 「XXX万円(相場より6~700万下)ぐらいですかね〜」 と言われたらしい。
いわゆる業者が買い取るパターンのやつで、普通に売るより安くなるのは当然なんだが、それでもだいぶ足元見られているなと感じたので一旦なしにした。
その後自分の方でネットで不動産業者を探して当たったのが今回の業者の方。
探したといっても引っ越しの相見積もりみたいに、一斉に業者に問い合わせをかけるサイトを使い、ヒットしたのが1件だけだったので、そこにお願いした形。
偶然出会った業者だったものの、自分たちが住んでたエリアを得意にしている不動産っぽく、初回のメールで「この物件当時(5年前)出てたの覚えてますよ、あの〇〇の家ですよね」と連絡が来て、少し期待が持てた。
「チャレンジ価格XXX万円で始めましょう」と言ってくれたのも、自分が調査した際の相場感と合っていたので、ここにお願いしようとなった。
大変だったこと
不動産業者とのやりとり
初回のメールのやり取りや対面した時の話し方などはかなり良い印象だったのもの、文章のスタイルが自分とは合わなくて、やり取りするのが大変だった。 具体的には、必要書類などの大事な情報が文章に埋もれていたり、追加のクエスチョンが複数混ざっていたりして、GPTに解析してもらわないと解読不可能だった。俺の脳レベルが低いだけかもしれん。
また、一度目の正式申込がキャンセルになった際も、理由を聞く限り「買主側にもう少しケアをしていたら防げたのでは?」と思う内容で、そこでもちょっと疲労感が増した。
書類準備や手続きは意外に楽
これは大変ではなく、思ってたより楽だった。
住民票や印鑑登録書などコンビニで取れるものばかりだったし、建物関連の書類は家を購入した時に全て一つにまとめた紙袋に入れていたので、それを不動産業者に渡すだけで良かった。
売却して初めてわかったこと
意外に耐えられなかった売却期間
家が売れるまで当然ローンは払い続ける。ただ、ここに関しては元妻と折半だったので、毎月4万円を支払う形だった。
「4万ぐらいだったらまあ別にええかあ」と思っていたのだが、普通に考えて4万円あったら今住んでいる家のグレードを上げたり、もっと職場に近い場所に引っ越しができるわけで、選択肢が一気に広がる。
この「もしこの4万円がなければなぁ・・」という思いが日を経つごとに増していき、じわじわとストレスになっていた。
家を売ると決めた時は「1年ぐらいは売れないつもりでいこう」と思っていたのだが、5ヶ月でも結構きつかった。 めっちゃ気になってるわけではないが、どこか心に重たいものがある。そんな状態。
これに関しては次に書く、「そもそも売却前提で購入していなかったから」に尽きる。
売却前提で家を買うべきだった
今回自分は離婚をきっかけに家を売ることになったが、多分もっといろんなイベントで家を手離すことが普通にある。
病気、転勤、介護、子供。むしろ30年以上住み続ける方が 異常値なのでは と思っている。元々自分も10年ぐらいでローンを完済して、次の家を検討する予定ではあったので、住み続ける予定はあまりなかった。
ただ、であればもっと投資目線で買うべきだった。
住むのが短期だろうと長期だろうと、結局いつ家を手離すイベントが発生するかがわからない以上、「いつでもすぐに売れる物件」を購入するべきだった。
家を買う際、つい自分の手が届きそうな金額で選んでしまってないか。駅から遠い・都市圏じゃない・車が必須な物件。
当時は「駅から15分ぐらい歩くけど、全然平気」「主要駅じゃないけど、まあそんな利用しないし」と思っていた。実際5年間住んでいて、特別不満に思ったことはなかった。
だが、間違いだった。もっと利便性が高くて誰がみてもここは良いよねという物件を買うべきだった。 つまり、駅徒歩10分以内・都市圏・間取りが普通(誰でも住める)の物件だ。
クリプトや株で強い銘柄を買うのと同じで、 「高く買って、さらに高いところで売る」 のが物件においても重要だったのだと思った。
また、今回自分と元妻はそれぞれ以前よりも都会へ引っ越した。
その結果、元妻と改めて話したのは 「まじで都会での子育て楽すぎる(=田舎での子育てハードモードすぎた)」 だった。
都会の場合、子供が風邪ひいて病院にいく時も、病院自体がめちゃくちゃあるから、大体どこかで診てもらえる。スーパーだって徒歩5分以内にあるし、お迎え帰りにミスドに寄れたりする(寄らんけど)。
子育てに必要なものが近くにあるのは勿論のこと、大人たちがちょっとしたストレス解消をするのが手軽なのが、都会の魅力なのだと改めて感じた。
少し話がそれたが、つまり言いたかったのは「自分が買える金額の家を探す」んじゃなくて「まず売りやすい条件を定めて、その中で買える家を探す」ってことなんや。
トレードと同じで出口込みでポジションとらなあかんってことやった。
なくなってわかった借金の重み
これはローンがある時は全然思わなかったけど、なくなってみると本当にスッキリした。
銀行のアプリ上で 借入金額:¥0 の表示を見た時、「え、なんでもできるじゃん」と思った。
やはり借金がある状態は、無意識に行動が制限されていたんだなと、改めて感じた。普通に考えてそうなんだが、自分としてはかなり大発見だった。慣れてしまっていたのかなんなのかわからないけど、言葉では言い難い、本当に肩の荷が降りるとはこう言うことなんだなと。
個人的に借金がなくなることで一番大きいのは「収入を下げる選択肢が取れる」ことだろうか。
感覚的な話だが、やっぱり積み上げすぎるとダメな気がするんだよな。頑張りすぎちゃうし、転職しようにも年収下げられないとか、やりたいことを探すためのお休み期間も取れないとか。子供がいるとそもそもそんな選択肢ないよって、当時の俺なら思うかもしれないんだが、それ子供だけじゃなくて借金の重みもだいぶ乗ってるかもしれんでと言いたい。
福本伸行作品の『天』のアカギの言葉、 「成功を積み上げすぎたんだ。お前・・・今、動けねえだろ。満足に。」 が刺さる刺さる。
借金だけじゃなくて、無意識に行動が制限されていることは他にもいっぱいあると思うので、積み下ろしていきたいね。
終わりに
売却して思ったことを色々と書いた。当然バイアスが強くかかっている文章になっているので参考になるかはおいといて、リアルな感想を残しておきたかった。
あとこの記事は決済完了日の2日前ぐらいに書き始めた。本当に最後まで何があるかわからなかったので、もし決済できていなかったらこの記事が日の目を浴びることはなかった。無事公開できて嬉しい限りである。
そういえば不動産業者と会う前に、家売却の流れを知りたいと思って以下の本を読んだ。さらっと読めるし、家購入のトレンド時期、査定書で見るべきポイントなど知らないことが結構あったのでおすすめ。
