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HTMLのタグを題材に英単語解説!テキストのための5つのタグ

「プログラミングでは英語が使われている。」ならば、プログラミングと英単語を一緒に勉強すれば、一石二鳥のスキルアップが叶うのでは?!そんな試みの本連載。今回は「テキストを見せるために用いられるタグ」から5つの英単語を取り上げます。一見簡単そうな単語も、意外と混乱する関連語があったり...?

コーディング初心者の方や、楽しく英語を学び直したい方にもおすすめです!

まずはコードとブラウザーでの表示をみてみよう!

今回は、Webページで情報の中心となるテキストを見せるために用いられるHTMLの英単語を取り上げます。取り上げるのは、p(paragraph)、a(anchor)、span、em(emphasis)、strongという5つのタグ(要素)です。

最初に、サンプルのHTMLコード(図1)と、そのブラウザー表示(図2)を見てみましょう。今回取り上げるタグは、図1でオレンジ色で示しています。

▲図1:サンプルのHTMLコード ※CSSは省略しています。


▲図2:サンプルのブラウザー表示

1. p(paragraph)

まずは「p」です。pは「paragraph(パラグラフ)」の略で、「段落」という名詞です。

語源的に「para-」は「横に」、「-graph」は「書かれたもの」という意味です。昔、文章中で新しい話題に移る際に、横に目印を書いていました。この横に書かれた目印が区切りになるため、paragraphと呼ぶようになったようです。

図2で背景が黄色になっている部分はすべてpです。

【英語派生知識】
「-graph」は「書かれたもの」でしたが、これと同じ語源の言葉に「graphic」があります。「画像」という名詞で、筆者が作成に携わる『プログラミング必須英単語600+』ではベーシック300に入っています。この機会に連想で覚えておきましょう。

2.a(anchor)

次に「a」です。aは「anchor(アンカー)」の略で、「錨(いかり)」の意味です。 錨とは、船が流されないように鎖やロープでつないで海底に沈めておく重りです。船と錨のように、リンク元とリンク先がつなぎ止められている様子をイメージすると、なぜ「錨」なのかが理解しやすいでしょう。

図2の2つ目の段落で、下線と青い文字で表示されている部分です。ここをクリックするとリンク先にジャンプします。

【英語派生知識】
なお、陸上競技や競泳などのリレーで最後の選手を「アンカー」と呼びますが、これも元々は「錨」のanchorからできた言葉です。錨のように、最後を締める信頼できる選手だからです。

3. span

続いて「span」です。spanは「期間」や「範囲」を意味する名詞です。

例えば「life span」は「生命の期間」なので、生物や機械などの「寿命」を表します。実はspanには動詞もあり、「(ある期間や範囲に)及ぶ」という意味になります。例文を挙げると「The project will span three months.」(このプロジェクトは3ヶ月に及ぶ)です。

HTMLでspanタグは、文中のある範囲を指定するために使われます。図1では「<span>この部分</span>」と指定し、図2のようにCSSで背景色をピンク色にしています。

【HTML派生知識】
spanは前回紹介したdiv(division)と似ており、どちらも汎用的な入れ物です。divには文章のようなかたまりが入るのに対し、spanには単語など文中の一部分のみが入ります。

4. em(emphasis)

次は「em」です。emは「emphasis(エンファシス)」の略で、「強調」という名詞です。

補足すると、動詞は「emphasize(エンファサイズ)」で「強調する」です。名詞と動詞でよく似ていますが、末尾が若干異なるので、混同しないように注意しましょう。なお、イギリス英語では動詞で「emphasise」というスペルを使うこともあります。こちらの方がより名詞と混同しやすいかもしれませんね。

図2の4つ目の段落で、イタリック(斜体)で表示された部分です。一般的なブラウザーでは、emはイタリックになります。

【HTML派生知識】
HTMLでemタグは、強調したいテキストに対して使います。例えば「私は名古屋ではなく、<em>豊橋</em>です!」のようなケースです。

(筆者小話:これは愛知県民あるある話だと思うのですが、他県の人に愛知出身だと伝えると「あー、名古屋ですか」とよく言われます。名古屋出身じゃないのに……。)

5. strong

最後に「strong」です。strongは、文字通り「強い」という形容詞です。

HTMLでstrongタグは、書かれている内容が重要であったり、重大であると強い主張をしたいケースで用いられます。例えば、注意しないとケガをしたりデータが消えたりするような場面で、「<strong>Warning:</strong> Data may be lost.」(警告:データが消失する恐れがあります)のように使います。

図2の5つ目の段落で、ボールド(太字)で表示された部分です。一般的なブラウザーでは、strongはボールドになります。

【HTML派生知識】
直前に出てきたemは「強調」でした。一方、strongは「強い」であるため、意味的にはよく似ています。この2つはどう使い分けたらよいのでしょうか? まず、emはテキスト内で他と比べて強調したい部分に用います(名古屋ではなく「豊橋」)。他方、strongは内容的に重要であることを示すのに用います(「警告」は情報として重要)。

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いかがでしたか?今回はテキストを見せるHTMLタグの英単語を紹介しました。派生した単語も併せて覚えられるようになると、英単語の学習も捗りそうですね。次回は「リストで並べる際に用いられる英単語」から英単語を紹介します。おたのしみに!

筆者 西野 竜太郎 さん
翻訳者、情報技術者、IT英語専門家。米国留学を経て国内の大学を卒業後、2002年からフリーランスの翻訳者とソフトウェア開発者に。2016年から合同会社グローバリゼーションデザイン研究所の代表。2017〜2022年に日本翻訳連盟(JTF)の理事も務める。訳書に『リセットを押せ』、『血と汗とピクセル』、著書に『アプリケーションをつくる英語』(第4回ブクログ大賞)、『ITエンジニアのための英語リーディング』(翔泳社)(韓国語訳あり)、『ソフトウェア・グローバリゼーション入門』(インプレス)、最新刊に『ITエンジニアのための英語ライティング』(翔泳社)などがある。

※本記事に記載されている会社名、製品名はそれぞれ各社の商標および登録商標です。
※本稿に記載されている情報は2026年1月時点のものです。




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