2021年4月に聴いた音楽アルバムで、自分が特に好きな作品10枚をまとめてみた。
基本的に鬼POP劇キャッチーなわかりやすい音楽が好きだ。もし鬼POP劇キャッチーな音楽が好きな人は、趣味が合うと思うので参考にしてもらえたらと思う。
紹介する順番はランキングではなくアーティスト名の五十音順です。
- The Weather Station『Ignorance』
- カネコアヤノ『よすが』
- kitri『kitrist Ⅱ』
- くるり『天才の愛』
- コレサワ『純愛クローゼット』
- Dry Cleaning『New Long Leg』
- Maica_n『replica』
- YUKI『Tarminal』
- Lyrical school『Wonderland』
- Royal Blood『Typhoons』
- まとめ
The Weather Station『Ignorance』
- アーティスト:The Weather Station
- 発売日: 2021/02/05
- メディア: LP Record
落ち着いた雰囲気でシンプルな演奏が心地よい作品。しかし少しずつ音が重なっていく編曲の曲が多く、細かな工夫やこだわりを感じる。
音色の一つひとつにもこだわりを感じるし、全体的に同じテイストの楽曲が揃っていることも、アルバムとしての統一感を出すために感じる。
シンプルだからこそ編曲が難しい。細かく作り込んでいるからこそ、最初から最後まで中弛みせずに聴ける。上品で丁寧な作風の傑作。
カネコアヤノ『よすが』
- アーティスト:カネコアヤノ
- 発売日: 2021/04/14
- メディア: CD
カネコアヤノにハズレはない。出す曲、出すアルバム、全てが素晴らしい。最新作『よすが』も当然ながら最高だ。
このアルバムはシンガーソングライターのアルバムというよりも、バンドのアルバムに感じた。それぐらいにバンドの音の存在感が強い。そして「カネコアヤノのバンドにしか出せない音色」の楽曲ばかりに思う。以前からその傾向はあるが、今作は特にそれを強く感じる。
また編曲も今まで以上に凝っている曲が多い。全ての楽器の音が聴き取りやすく、全ての楽器に見せ場がある。これは「カネコアヤノバンド」のアルバムと言った方が正しいだろう。
最新のカネコアヤノは最高のカネコアヤノでした。
kitri『kitrist Ⅱ』
- アーティスト:Kitri
- 発売日: 2021/04/21
- メディア: CD
美しい曲しか収録されていないアルバムだと思った。
歌声もメロディも美しい。そんな美しさを引き立てるようなピアノをはじめとする楽器の音色も美しい。
前作は素朴で二人の歌とピアノが印象的な曲が多かった。前作の雰囲気を残しつつも壮大な曲や派手な曲も収録されていたりと、音楽性の幅を広げている印象。それによってポップスとして受け入れられやすい作風になっている。
根っこの魅力はそのままに、進化していることを実感する名盤。
くるり『天才の愛』
- アーティスト:くるり
- 発売日: 2021/04/28
- メディア: CD
やっぱり、すごいぞ、くるり。そう言いたくなるような名盤。
詳細な感想は別の記事に書いたので、そちらを読んで欲しい。
コレサワ『純愛クローゼット』
- アーティスト:コレサワ
- 発売日: 2021/03/10
- メディア: CD
アルバムタイトルに「純愛」という言葉が使われているが、個人的には純愛の曲ばかりが揃っていると感じなかった。
純粋かもしれないけれども、どこか捻くれていて辛そうな恋愛をしている主人公の曲が多いと感じた。だから多幸感に満ちたハッピーな曲は少ないし、聴いていて切ない気持ちになる曲が多い。
そもそもコレサワは独特な視点で切ない恋愛を描くことが得意でもあった。それに磨きがかかって研ぎ澄まされた歌詞が多い。そして曲調は過去作よりもミドルテンポの楽曲が多い。それが歌詞とベストマッチで切なさを増大させる。
胸に刺さりまくって切なくなってしまうアルバム。
Dry Cleaning『New Long Leg』
- アーティスト:Dry Cleaning,ドライ・クリーニング
- 発売日: 2021/04/02
- メディア: CD
聴いていて不思議な感覚になってくる。
オルタナティブロックとしか言いようがないゴリゴリのサウンドに乗っかっているボーカルは落ち着いてる。歌というよりもポエトリーリーディング。その組み合わせによって浮遊感ある不思議な印象を与えている。
取り入れている音楽はオルタナティブロックだけではない。サイケな雰囲気の曲もあるしファンクの影響を感じる曲もある。そんな曲でもボーカルは常に落ち着いた表現でのポエトリーリーディング。そこはブレない。ブレないからこそ惹きつけられる。
Maica_n『replica』
- アーティスト:Maica_n
- 発売日: 2021/02/17
- メディア: CD
2月にリリースされた作品だけど、聴き逃していた。もっと早く聴いておけば良かったと後悔した。
Maica_nの1stアルバム。しかし一枚目とは思えないほどに収録楽曲はどれも完成度は高い。ハスキーながらスッと耳に貼ってくる声質のボーカルも最高。
ロックやポップスをベースにしていると感じるが、アレンジは流行のR&Bを取り入れている印象。しかしマニアックにはならずJ-POPとして成立するギリギリのところを攻めている感じ。こだわりも感じるのに、大衆にも向いている。そのバランスが好みである。
YUKI『Tarminal』
- アーティスト:YUKI
- 発売日: 2021/04/28
- メディア: CD
前作『forme』はYUKIが編曲にも関わるセルフプロデュースでポップスやロックをベースとした楽曲が揃った作品だった。また尾崎世界観や津野米咲、吉澤嘉代子など自身もアーティストとして活躍している楽曲提供陣が多かった。
それと比べると今作『Terminal』はダンスミュージックが多い。楽曲提供陣は音楽作家が中心で共作も多い。この制作方法はジャニーズや海外のR&Bアーティストの手法に近い。YUKIの作品としては、今までで最もダンサンブルな作品である。
新しい挑戦をしているもののYUKIのボーカリストとしての個性は潰れていないし、彼女の描く個性的な歌詞もメロディに綺麗に乗っかっている。また後半に向かうにつれ、YUKIの王道とも言えるポップな楽曲が増えていく構成も面白い。新鮮さと安心さが共存しているアルバムなのだ。
来年でソロデビュー20周年を迎えるYUKI。まだまだ進化しているし新しい挑戦をしている。
Lyrical school『Wonderland』
- アーティスト:lyrical school(リリカルスクール)
- 発売日: 2021/04/07
- メディア: CD
Lyrical schoolは毎回素晴らしいアルバムを出してくるし、楽曲はそれぞれクオリティが高いので安心して聴くことができる。最新作『Wonderland』もやはり素晴らしい。
しかし過去の作品と比べると、少しだけ方向性が違う。
今まではヒップホップを軸にしつつも、アイドルソングやポップスとしてのキャッチーさも意識した楽曲が多かった。それがよりコアで本格的なヒップホップが増えているのだ。ドープな楽曲も増えたし、今までのように底抜けに明るい楽曲は減った。その代わり彼女たちの高いスキルを感じる楽曲や、丁寧に繊細に作り込まれたこだわりを感じるトラックが中心のアルバムになっている。
キャッチーさは減少してしまったかもしれない。しかし今までで最も聴いていて痺れるラップとトラックが多い。リリスクが1つ上のステージに上がったように感じる名盤。
Royal Blood『Typhoons』
- アーティスト:ROYAL BLOOD
- 発売日: 2021/04/30
- メディア: CD
ベースは重低音響くゴリゴリなロック。リフが特徴的な楽曲が多い。そこから王道なロックを衝動的な勢いで鳴らしつつも、構成や音色は丁寧に創っている感じ。
しかし打ち込みも組み合わせ、ロックでありつつもダンスミュージックとしても受け取ることができる作品。ロックフェスのメインステージで鳴っていても違和感がないし、DJイベントで流れてもブチ上がりそうな楽曲たち。
そのような音楽は過去にもあった。日本でもBOOM BOOM SATELLITESがそのようなタイプだろう。しかし現代のトレンドや価値観も取り入れ、強固なRoyal Bloodの魅力も組み合わせたような作品。だから新しく感じるし個性的にも感じるアルバム。
まとめ
・The Weather Station『Ignorance』
・カネコアヤノ『よすが』
・kitri『kitrist Ⅱ』
・くるり『天才の愛』
・コレサワ『純愛クローゼット』
・Dry Cleaning『New Long Leg』
・Maica_n『replica』
・YUKI『Tarminal』
・Lyrical school『Wonderland』
・Royal Blood『Typhoons』
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