個人的に2020年7月にリリースされた音楽アルバムで個人的に特に好きな作品10枚をまとめてみた。
自分は基本的に鬼POP劇キャッチーなわかりやすい音楽が好きだ。もし鬼POP劇キャッチーな音楽が好きな人は趣味が合うと思うので参考にしてもらえたらと思う。
7月は洋楽で好みの作品が多かった。選んだのはほとんどが洋楽。邦楽しか聴かない人でも聴きやすい鬼POP劇キャッチーな音楽だと思うから、よければ聴いて欲しい。
紹介する順番はランキングではなくアーティスト名の五十音順です。
- Sports Team『Deep Down Happy』
- Taylor Swift『folklore』
- Dream Wife『So When You Gonna…』
- HAIM『Women in Music Pt. III』
- BiSH『LETTERS』
- The beths『Jump Rope Gazers』
- BES & ISSUGI『Purple Ability』
- bdrmm『Bedroom』
- HONNE『no song without you』
- Mom『21st Century Cultboi Ride a Sk8board』
- まとめ
Sports Team『Deep Down Happy』
- アーティスト:Sports Team
- 発売日: 2020/06/19
- メディア: CD
6月リリースの作品だが聴き逃していた。いきなり7月リリース作品を紹介するという趣旨を自ら打ち壊してしまった。だけどそれでも紹介したいと思うぐらい良いアルバムなのだ。
このアルバムは演奏が騒がしい。歌声がうるさい。たまに演奏も歌も丁寧だったりする。それが全部最高。
難しい説明なんていらないロックンロール。聴けばわかる音楽。
だからここでも深くは説明もしないし感想も長ったらしくは書かない。聴けば一発で伝わる音楽だから。
Taylor Swift『folklore』
- 発売日: 2020/07/24
- メディア: MP3 ダウンロード
ゲリラリリースされたテイラーの新作。巷では「テイラーがインディーロックをやっている」と言う人もいたけれども、個人的にはこの作品もポップに感じた。
たしかにインディーロックっぽさもある。その部分も最高である。カッコいい。
さらに初期作『Fearless』のようなカントリーも取り入れている音楽にもにも感じる。そして近年のポップな路線を経ての進化と感じる雰囲気もある。
全てが地続きで繋がっていて、その結果としての作品に感じた。
前作『Lover』と比べるとコアでマニアックかもしれないが、それでもテイラーはポップスターだと思える歌声とメロディだし、このような方向性でもスタジアムクラスの会場で歌っている姿が想像できる。
個人的にはファンには前作『Lover』の方が好みではあるが、間違いなく2020年を代表する傑作の一つに思う。
Dream Wife『So When You Gonna…』
- アーティスト:ドリーム・ワイフ,DREAM WIFE
- 発売日: 2020/07/15
- メディア: CD
これは難しいことを考えずに、ただただ「かっけえ!!!」と思いながら聴くやつだ。
パンクにしては丁寧な演奏で、インディーロックとしては荒々しい演奏。オルタナティブにしてはポップだし、ポップとしてとらえるならばマニアック。
どっちつかずとも思えるバランスかもしれないが、それが個性的で魅力的。結果として「めちゃくちゃカッコいい」。
しかしメロディは美しくて泣ける。尖った演奏なのに優しいメロディ。胸に突き刺さる演奏と胸に沁み入る歌声。結果として「めちゃくちゃ最高」。
HAIM『Women in Music Pt. III』
- アーティスト:HAIM
- 発売日: 2020/06/26
- メディア: CD
6月に発売されたアルバムだが、うっかり聴き逃していた。それを反省している。
めちゃくちゃ良いアルバムだった。本来なら2020年上半期ベストアルバムの上位に入れるべき作品だった。
3人組だからか演奏はシンプル。打ち込みや外部の音はあまり使用しない。それなのに様々な方向性の楽曲が揃っていてバラエティ豊か。
ブルースを感じる渋い曲もあれば、エレクトロポップな曲もある。フォーキーな曲もあればインディーロックもある。
しかしアルバムとして統一感がある。それは3人の演奏の魅力が引き立つアレンジということは全曲統一されていて、3人の音が魅力的に聴こえる曲であることが軸にあるからだ。
繊細で丁寧に作り込まれているのに力強い作品。
BiSH『LETTERS』
- アーティスト:BiSH
- 発売日: 2020/07/22
- メディア: CD
7曲入りでEPとアルバムの中間的な作品。3.5thアルバムという位置づけらしい。
フルアルバムと比べると短くてコンパクト。しかし内容は凝縮されていて濃い。
例えばアルバムタイトル曲『LETTERS」ではボーカルのディレクションや録音後の修正をほとんど行わなかった。
いつもはボーカルよりも演奏が目立つ音量バランスになっているが、この曲は歌が前面に出る音量バランスになっている。それは過去のBiSHにはなかった方向性だ。歌のメッセージを届けることを第一に考えた結果としてこうなったらしい。
スカパラとのコラボ曲『ロケンロー』ではスカロックにも挑戦している。オリジナル曲でスカパラとコラボし録音したのは初めてだ。
しかしBiSHが得意としている『スーパーヒーローミュージック』や『TOMORROW』のような疾走感あるロックサウンドも収録されていて、安心安定のいつも通りのクオリティのBiSH楽曲も聴ける。
BiSHの強みと新しい挑戦が組み合わさったアルバムだ。
The beths『Jump Rope Gazers』
- アーティスト:Beths
- 発売日: 2020/07/10
- メディア: CD
こういうギターが前面に出ているサウンドで、ロックとポップが良い塩梅でミックスされた音楽が個人的に大好物である。
でもこういう音楽は最近少ない。ロックなんて世界的に下火なジャンルだし、ポップならば打ち込みが印象的な曲が今は多い。
しかしThe Bethsのように、ギターが最高でロックでポップな音を鳴らしてくれる海外の若手バンドもいる。
2018年の1stアルバムも素晴らしかったが、2ndアルバムはさらにすごい。前作の流れを汲んだ作品でありつつも、演奏はより良くなってクオリティが一段階上がったような感じ。
The Bethsの演奏はよくよく聴くと技巧派だ。
シンプルに聴こえるのに、よくよく聴くと複雑なことをやっていたり、難しい演奏をやっている。だから一聴した時は「カッコいい!」という感情が先に来て頭を空っぽにして音楽を楽しめる。
しかし聴き込むにつれ楽曲の深い部分に気づく。数年、数十年と聴き続けられる名盤だ。
BES & ISSUGI『Purple Ability』
- アーティスト:BES & ISSUGI
- 発売日: 2020/07/03
- メディア: CD
BESとISSUGIの2人のヒップホップアーティストによるジョイントアルバム。この2人の相性が抜群。めちゃくちゃカッコいい。
まず何がかっこいいかというと、ビートがめちゃくちゃカッコいい。ドープで重みのある曲が多いが、音が洗練されていてクールだから聴いていて疲れない。ひたすら惹きつけられる。
そしてそのビートに乗っかるラップもカッコいい。リリックは裏社会について描かれているものも多く、聴いていてヒリヒリする。しかし使われる言葉の一つひとつはキレッキレで痺れてしまう。
曲順にもこだわっているのだと思う。例えば『大丈夫』の後にインタールードを挟んでいるが、そこで世界が突然変わるような音の変化で衝撃的。これはアルバムとして通して聴いてこそ感じる衝撃に思う。
bdrmm『Bedroom』
- アーティスト:bdrmm
- 発売日: 2020/07/08
- メディア: CD
耳が痛くならないタイプのシューゲイザー。クリーンなギターサウンドが印象的なシューゲイザーバンドのアルバムだ。どことなくポップに感じるのもそれが影響しているかもしれない。
音が柔らかくて優しい。それはギターをかき鳴らすのではなく、アルペジオで弾いていることが多いからだろうか。しかし聴いていて音の洪水を浴びるようなシューゲイザー的な感覚もしっかり味わえる。
1曲1曲が良いというよりも、アルバムとして通して聴いた時にグッと来る作品という感じ。気づいたらどっぷりと深みにハマってしまう。
HONNE『no song without you』
- 発売日: 2020/07/03
- メディア: MP3 ダウンロード
とても優しいサウンドに思った。
メロウな曲や落ち着いた曲が多いこともあるが、聴いていて心が穏やかな気持ちになる。打ち込みの音が印象的な曲もあるが、それも聴いていて生々しくて、温かみがある。
心地よい音を徹底的に選別して選び抜いたサウンドに思う。それを丁寧に組み合わせて曲にしている感じ。そのこだわりに人間味を感じるのだ。だから優しく温かい音楽に思うのかもしれない。
サイケな曲やロックな曲もある。実験的な尖った曲もある。ポップな作品かというと少しだけ違うかもしれない。
でも全曲メロディがキャッチーであることは共通している。マニアックさとキャッチーさがほどよいバランスで、そこに人間味が加わることで聴いていてクセになる作品。
Mom『21st Century Cultboi Ride a Sk8board』
- アーティスト:Mom
- 発売日: 2020/07/08
- メディア: CD
Momくん、3作目にして最高傑作を作ってしまった感。
個人的に7月にリリースされた邦楽アルバムではダントツナンバー1のお気に入り作品だし、1月〜6月までの作品を含めてもトップクラスのお気に入り作品。
1stアルバム『PLAYGROUND』は良い意味でチープさがあって手作り感ある作品だった。それがたまらなく心地良くて最高だった。2ndアルバム『Detox』はチープさは抑えられ、きっちりと作り込まれてポップさが増した感じ。それも良かった。
そして3rdアルバム『21st Century Cultboi Ride a Sk8board』では少しだけドープになり、それでいてトラックも徹底的に作り込まれている感じ。そしてリリックも鋭い視点でグサっと胸に刺さる。
『マスク』のようなコロナ禍の現在を皮肉った楽曲もあったりと「今聴くべき音楽」になっていることも流石。
まとめ
・Sports Team『Deep Down Happy』
・Taylor Swift『folklore』
・Dream Wife『So When You Gonna…』
・HAIM『Women in Music Pt. III』
・BiSH『LETTERS』
・The beths『Jump Rope Gazers』
・BES & ISSUGI『Purple Ability』
・bdrmm『Bedroom』
・HONNE『no song without you』
・Mom『21st Century Cultboi Ride a Sk8board』
