18禁なハッシュタグ
#ラブホあるある
このハッシュタグがTwitterのトレンド入りしていて驚いた。
Twitterは中高生の未成年も利用している。ラブホに行ったことがない人もいる。行く機会がない人もいる。
教育上良くないハッシュタグかもしれない。中高生にラブホテルはまだ早い。男子中学生はラブホテルという文字だけで興奮する。
それなのに何千何万と「#ラブホあるある」でツイートされていた。
でもこのハッシュタグで投稿されるツイートは、どれも面白い。共感できるかどうかは別として、クスッと笑ってしまう。男子中学生は興奮する。
しかし自分が見たツイートの中には、自分が真っ先に思い浮かんだ「あるあるネタ」がなかった。
それは「ラブホテルが歌詞に出てくる楽曲は名曲」というあるあるネタだ。
尾崎リノ / ラブホテルをぬけだして
「ラブホテル」という単語の持つ意味合いのせいか、インディーズアーティストの方が歌詞に出してくることは多い。
尾崎リノは下北沢を中心に活動するシンガーソングライター。アコースティックギターの弾き語りで歌う『ラブホテルをぬけだして』はタイトルにも歌詞にも「ラブホテル」が出てくる。
錦糸町のラブホテルを舞台にした歌詞。ラブホテルで事を終えた男女の歌。
ラブホテルで過ごす時間と、ラブホテルを抜け出して過ごす時間が対比されるような歌詞。その対比によって、切ないのに幸せな感じもするような、不思議な感情になる。
2人がどのような関係なのかは、歌詞でははっきりとは言っていない。なんとなくしか歌詞からは想像できない。でもそれが楽曲に余韻を残すさしている名曲。
西中島きなこ / ラブホテル
相棒は携帯電話
TikTokでいい波乗って増やそう「いいね!」
ハロウィンは渋谷へレッツゴー
ラブドールみたいに交わす愛のない戯れ
面倒なLINEは通知オフ
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今の時代だからこそ生まれた歌詞に思う。序盤の歌詞で登場人物の世代や、どのようなキャラクターなのかが伝わってくる。歌詞によって曲の世界観にすぐに入り込める。
そして「ラブドールみたいに交わす愛のない戯れ」というフレーズから、切なさや悲しさを感じる。
シンセサイザーのキラキラした音によって胸がしめつけられる気分になる。
不安を威嚇でごまかす
エナジードリンク飲んでクラブで騒ぐ男と
レゲエダンスで腰ふる香水くさい女が
Love Communication
この歌に出てくる登場人物は幸せなのかもしれない。これも幸せの形の1つかもしれない。でも歌に出てくるような若者への皮肉を込めたているのかもしれない。
そのように歌詞を解釈すると、二面生がある独特な歌詞に感じる。
スパバンド / たまには行きたいラブホテル
ファンキーなラップが印象的な楽曲。リリックの韻の踏み方も綺麗。演奏も歌も良い。
カッコいい曲なのだ。それなのに、なぜか聴いていて笑えてくる。
「ラブホテル」というインパクトのある言葉から発展させた歌詞に面白さを感じてしまうのだ。少し情けなくてユーモア溢れた歌詞。ニヤニヤしていまう。
一歩間違えたら不快に感じるようなテーマを、ユーモアに変えている見事な楽曲。
大森靖子 / キラキラ
キラキラ君の
毎日に触れたい
体ごとラブホテル
嘘だらけでしょう
この歌詞を聴いた時は、衝撃だった。「毎日に触れたい」と思う相手と体こどラブホテルに行った結果が「嘘だらけでしょう」と繋がる歌詞にショックを受けた。
もしかしたら体ごとラブホテルに行ったからこそ、嘘だらけだとわかったのだろうか。
それとも自分が嘘だらけということを相手にわからせてしまったのだろうか。
短い歌詞の楽曲。解釈の方法によっては、どのようにでも受け取れる歌詞。幸せなのか不幸せなのかも解釈次第で変わるような歌詞。
ただ、この歌を聴いていると、自分はどうしようもなく切ない気持ちになる。
スピッツ / ローテク・ロマンティカ
地平を彩るのは
ラブホのきらめき
そういえばスピッツの代表曲『チェリー』は、静岡県藤枝市に存在した『チェリー』という名前のラブホテルの名前から引用したという都市伝説ほ本当なのだろうか?

はなわ / 千葉県
千葉県のキャッチコピーは「教育の国さわやかハート千葉」
教育県でさわやかと謳ってるのに
千葉は日本一のラブホテルの数
へえ。
クリープハイプ / ラブホテル
尾崎世界観が「ラブホテル」というタイトルにしたのは夏のせい。
余談だが尾崎世界観はラブホのテレビで流れたスペースシャワーTVで『コバルトブルー』のMVを観たことがきっかけでTHE BACK HORNの存在を知ったらしい。(参照:2014年11月13日クラブチッタ川崎で行われたTHE BACK HORNとクリープハイプの対バンでのMC)
なぜラブホテルが出てくる曲は名曲なのか?
ラブホテルが何をする場所かは、大人ならば知っている。男子中学生は「ラブホテル」という単語を見るだけて興奮する。
やることは決まっている場所で、ヤルために行く場所。他人に行ったことを教えるような場所でもない。
本来は行った人同士だけが、行ったことを共有するような場所。
そんな場所が歌詞に出すということは、アーティストのパーソナルな部分を晒して表現しているとも言える。
そこに触れずとも音楽で表現することは可能だと思う。それでも表現のために必要だと判断して、あえて音楽にすることで、表現に深みが増す。アーティストの個性にもなる。
「ラブホテル」が出てくる曲が名曲と言うよりも、「ラブホテル」という単語を使ってでも自身の表現にこだわるアーティストは、名曲を作り出せる場合が多いとも言える。
つまり歌詞に「ラブホテルを歌詞に出してくるアーティストは良いアーティストが多い。
#ラブホあるある
- 作者:レイザーラモンRG
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/10/03
- メディア: 単行本
