ワクワクとドキドキとブリブリ
朝の9時00分。クイーンズスクエア横浜。みなとみらい駅に隣接された大型複合施設。
自宅の最寄り駅から片道1時間30分。朝の9時に行くには少し辛い場所。
それでも自分は朝からテンションが高かった。心の中で朝のチャイムが鳴り続けている。
私立恵比寿中学がクイーンズスクエア横浜で無料でライブを行うのだ。開始は13時からだが、9時優先入場エリアへの整理券を配る。

その優先入場券は170枚だけ。全員に配られるわけではない。9時30分までに並んだ人の中から抽選で配られる。
期待と不安でドキドキする。
そのドキドキはワクワクに変わった。優先入場券が当選したのだ。エビ中のライブを近くで観ることができる。さらにテンションが上がる。心の中で朝のチャイムは鳴り続け、ワクワクが止まらなくなる。
しかし、12時頃、そのワクワクはブリブリに変わってしまう。
腹痛
よく考えれば朝から予兆はあった。なんとなく腹の調子がおかしい気はしていた。
予兆を感じた時に対策をしておけば良かった。12時頃、急激にお腹が痛くなった。ヤバイぐらいにお腹が痛い。胃袋がHOT UPしてくる。
※「HOT UP!!!」はTOTALFATのjoseが作詞作曲を行いレコーディングではTOTALFATが演奏を行ったライブでぶち上がるアゲ曲。この時点で筆者の肛門からぶち上がりHOT UPしそうになっている
食あたりかもしれない。賞味期限が1日切れた西〇の弁当を昨晩食べた。おそらく、これが原因だ。
「俺の胃袋は強いから大丈夫」とケセラセラのおまじないをかけて食べたが、ダメだった。影響が時間差で来た。
※曇天は「ケセラセラのおまじない」というフレーズが印象的な吉澤嘉代子が作詞作曲した名曲である。この時点で筆者の胃袋は曇天である。
時刻は12時過ぎ。まだライブまで時間はある。トイレを探さなければならない。
走らなきゃ息が止まりそう。全力ランナーになりトイレを探す。
※全力☆ランナーはメンバーの松野莉奈が大好きだと語っていた曲。「エビ中++」という番組で松野が全力☆ランナーについて語っている時にあまりの熱さに星名美怜が「ヤバ」とつぶやいた時に「ヤバって言わないでよ!がんばってるんだから!」と言った時は全米がほっこりした。そして泣いた。
トイレを探す旅
エビ中のライブが行われる場所は施設内の中心あたり。そこにこの日のためのステージが建てられている。
その近くにはトイレがある。まずはそこを目指す。
トイレは並んでいない。これはすぐにうんこができるかもしれない。ワクワクしながらトイレに入る。
絶望した。
個室は全て埋まってた。仕方がない。人間はうんこをする生き物だ。しばらく待ってみる。
全然、人が出てこない。
ドアをノックしてみる。反応がない。隣のドアもノックする。反応がない。
何度かノックしたが全く反応がない。どうしてすぐに返事をクレナイ?
※紅の詩は元JUDY AND MARYのTAKUYAの作詞作曲。メンバーの歌唱力が映える曲。トイレをノックしても返事がない時について歌っているわけではない。
ここのトイレはダメだ。個室にこもってるクソ野郎どものせいでクソなトイレになっている。
他のトイレを探す。とりあえず上の階のトイレまで走る。そこもダメ。埋まってやがる。クソが。
というか、この施設、規模のわりにはトイレが少ない。このままでは自分のお尻からポップコーン弾けてしまう。
※たむらぱん大先生が作詞作曲した名曲。ドキュメント映像「EVERYTHINGPOINT 4」に収録されている2016年のホールツアー千秋楽のパフォーマンス映像はエモエモのエモで泣ける。
人生には様々な決断がある。待つべきなのか。他を探すべきなのか。この決断を誤ると人間としての尊厳を失うかもしれない。
悩んだ。
色んなモノ、コト、なるべく削ぎ落として、思いっきりシンプルに考えてみた。そしたらすぐに答えが出た。
待たずにすぐにうんこができるトイレを探そう。正解かはわからない。しかし、それが自分の選んだ答えだ。
空いているトイレはどこにあるのか?
クイーンズスクエア横浜から出なければと思った。
ここは駅から直結の大型複合施設。多くの人がいる。この場所に来るため、みなとみらい駅を降りる人も少なくはない。
空いているトイレはここには存在しない。別の場所だ。その場所の予想はついている。
コレットマーレだ。

コレットマーレはJR桜木町駅直結のショッピングモールだ。様々な店舗があり買い物に便利な素晴らしい施設。
この施設の特徴はもう1つある。比較的トイレが空いていることだ。
過去に桜木町駅で降りた際に、何度もコレットマーレでうんこをしている。毎回個室は空いているのでスムーズに排便できている。
規模はクイーンズスクエアよりも小さな施設。観光客よりも地元の方々や職場の最寄り駅が桜木町駅の方々が来店している施設に思う。
来客数もクイーンズスクエアよりも少なく、うんこをする人も少ないのかもしれない。
規模のわりにトイレが少ないクイーンズスクエアに対して、コレットマーレのトイレ数は適切な数。つまりトイレの少ないクイーンズスクエアはクソ。
しかし、これはギャンブルでもある。
クイーンズスクエアからコレットマーレまでは徒歩10分。急げば7分だろうか。自分の肛門と相談してみる。なんとか耐えられそうだ。
もう1つ不安要素はある。
桜木町駅前では「横浜音祭り2019」というイベントが行われている。無料で様々なミュージシャンがストリートライブを行うイベント。そもそもエビ中のライブもそのイベントの一環だ。
いつもよりもコレットマーレは混雑しているかもしれない。トイレを求めた観光客が迷い込んでうんこをしているかもしれない。
行くべきか悩む選択ではあるが、自分は迷わなかった。
「コレットマーレでうんこをする」
それは自分が悩んで決めた選択。正解かわからない問題。正解が存在するかもわからない問題。
今更悩むよりも自分の決断を信じて突き進むべきだ。自分は成人してから漏らしたことは無い。自分の過去の実績を信じるんだ。万が一漏らしてもコレットマーレのGUでパンツを買えばいい。
まっすぐ歩いた。コレットマーレへ向かって。腹痛というサイアクな時間もエビ中と会える週末を思ってやりすごす。
※様々なアイドルソングの名曲を生み出してきた杉山勝彦大先生の作詞作曲作品。ライブではメンバーの歌唱力の高さを遺憾無く発揮出来る楽曲。「週刊誌の中吊りまたスキャンダル」という歌詞は一部のファンは今でも苦笑いするらしい。もう気にせずに素直に聴けよ。
歩くこと10分。なんとか肛門もギリギリで耐えている。1番近い地下1階のトイレへ向かう。
選択は正解だったのか?
トイレにたどり着く。列は並んでいない。
緊張と恐怖と腹痛で胸が高鳴る。汗が出てくる。肛門も限界が近い。神に祈るように個室のドアを見る。
涙が出そうになった。
トイレには誰もいない。個室は空いている。すぐにスムーズにうんこができる。
人間はうんこをする生き物だ。しかし、動物と違っていつでもどこでもうんこをするわけにはいかない。
人間の社会ではトイレがなければうんこはできないし、トイレがなければうんこをしてはならない仕組みだ。
ストレスなく排便することは当たり前のことではない。
トイレが存在すること。トイレにスムーズに入れること。当たり前に感じることだが、それらに感謝すべきかもしれない。
便座に座って安心する。肛門からラブリースマイリーベイビーが顔を出す。
※ライブの定番曲であり人気曲。ラブリースマイリーベイビーとは決してうんこのことではない。うんこをラブリースマイリーベイビーと呼ぶことは間違いだ。
ギャンブルではあった。危険な橋を渡ったとは思う。しかし自分の決断は間違いではなかった。こうして無事にうんこができたのだから。
腹痛もおさまった。1回トイレに行くだけでおさまって良かった。食中毒や胃腸炎ではなさそうだ。
安心して排便を楽しんでいたが、ふと時間が気になり腕時計を見る。
12時40分。
エビ中のライブは13時からだ。ここから会場まで徒歩10分。ライブには間に合うが優先エリアへの入場はきっと間に合わない。
なぜなら自分はまだまだリアル踏ん張ってる途中だから......
※レキシの池田貴史が作詞作曲した作品。10年活動しているアイドルとしてはベテランのエビ中が「頑張ってる途中」をライブで歌うと、吉田拓郎が「人生を語らず」をライブで歌う時と同じぐらいにエモい。
ライブにはなんとか間に合って後ろから観れました......
私立恵比寿中学 浜音祭り2019 セットリスト
M1 ebiture
M2 仮契約のシンデレラ
M3 トレンディガール
M4 YELL
M5 全力☆ランナー
M6 COLOR
うんこが漏れそうな人 セットリスト
M1 HOT UP!!!
M2 曇天
M3 全力☆ランナー
M4 紅の詩
M5 ポップコーントーン
M6 まっすぐ
M7 ラブリースマイリーベイビー
M8 頑張ってる途中
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