MONOEYESがアルバムをリリースした
気づいたらもう2年ぶりなんですね。
細美武士のプロジェクトであるMONOEYESが1stアルバムの「A Mirage In The Sun」のリリースされた。
MONOEYESの1枚目のアルバムは衝撃的だったんですよ。
何が衝撃的だったかというとね。
the HIATUSのフロントマンで活動休止中のELLEGARDENのフロントマンでもある細美武士が新しいバンドを組むという知らせもびっくりだったんだけど、アルバムの方向性が衝撃的だったんですよ。
そのアルバムはベテランミュージシャンが集まって作ったとは思えないぐらい若々しくて初期衝動に溢れているアルバムだった。
特にエルレのファンだった人達はMONOEYESのアルバムを聴いて、アドレナリンが大噴出したことでしょう。
the HIATUSではテクニカルな演奏と凝った編曲や曲展開の楽曲が多い。
それに対してMONOEYESはシンプルな演奏で単純にかっこいいメロコア。
メンバーが違えど、ELLEGARDENの音楽に近い。
細美武士はまだELLEGARDENの頃の方向性で、しかもかっこいい曲や名曲が作れるということを知れたの喜びと衝撃があった。
是非ともエルレが大好きだった人に聴いてもらいたいアルバムだ。
そんなMONOEYESの新譜だ。
期待せずにはいられない。
そして、新作アルバム『Dim The Lights』を聴いてみた。
良いアルバムだと思う。
でも、このアルバムを聴いて、ELLEGARDENの復活はきっとないのかなとも感じてしまうようなアルバムだった。
では、1曲ずつレビューと感想をしてみる。
01. Leaving Without Us
落ち着いた演奏から始まる1曲目。
1曲目を最初から聴いていて感じたことは、今作は前作よりも音圧は低めに設定している代わりに、音作りを丁寧にしていて、一つ一つの楽器の音が聴こえること。
そして、バンドとしての演奏力の高さを感じた。
なんとなくこの曲の始まりはサビ以降でどかんと盛り上げてくるタイプの曲だと思って聴いていたら、予想が当たりました。
途中から速めのBPMの2ビートです。
このタイプの曲ではお決まりのパターンかもしれないけど、素直にかっこいいし盛り上がる。
02.Free Throw
👇画像をクリックで動画になります
こちらもMVが作成されたアルバムのリードトラックの1つ。
1曲目のからの曲始まりのギャップで曲に引き込まれてしまうミドルテンポのナンバー。
そして、1曲目と2曲目でアルバムの方向性を示しているようにも感じる。
前作とは違う方向性でいくということを2曲聴けばリスナーも感じ取ることができるだろう。
重めの演奏だがメロディは綺麗。
ドラムが地味ながらテクニカルなことをやっている。
03.Roxette
この曲はきっと夏フェスでやるんだろうなと感じるような野外が似合いそうなさわやかなメロディ。
演奏もシンプルなギターが心地よい。
この曲でもドラムのリズムパターンが面白い。
ギターはシンプルな演奏だがドラムが少し変わった叩き方をしているので曲の魅力をより引き出しておもしろくしている。
作曲とボーカルは細美武士ではなくスコット・マーフィー。
パワーポップぽい曲だと思ったらそういうことかと思った。
04.Two Little Fishes
👇画像をクリックで動画になります
MVも作成されたアルバムのリードトラック。
ミドルテンポのロックナンバー。
歌の最中にもバックで弾かれているギターリフが印象的。
ギターの音がほかのMONOEYESの曲と比べても綺麗な音に感じる。
インパクトがある曲ではないが、音作りにしっかりとこだわっているように感じる。
05.Reasons
シンプルなロックナンバー。
ドラムの音が良い。
重めで渋い演奏。
それほどひっかかりのある曲ではないけど、聴きやすくてよい。
06.Borders & Walls
こちらはスコット・マーフィーの作曲。
グリーンデイのシングルにありそうなポップな歌のメロディとキャッチーなギターソロ。
さわやかで軽めの演奏がかっこいい。
もしかしたら今回のアルバム、自分はスコットの作った曲の方が好きかもしれない。
07.Get Up
👇画像をクリックで動画になります
2016年に発売されたシングル曲。
この曲がリリースされた時も感じたが、今の細美武士はミドルテンポで聴かせるロックをやりたいのかなと感じた。
今作の細美武士の作曲作品の音の方向性はすべて同じように思う。
そしてこの曲も聴きどころはドラム。
他の曲でも感じたけど、一瀬正和がこれだけ様々な表情を見せるドラムを叩く人だとは思ってなかった。
とても、良い。
08.ボストーク
今作で唯一の日本語詞の楽曲。
2ビートの疾走感ある曲。
でもBPMはそこまで速くもなく、ライブでもモッシュやダイブをしたくなる曲ではない。
ライブでも落ち着いて聴いたら心地よくなりそうな曲。
ところで、細美武士は日本語詞を歌うよりも英詞を歌った方が歌が上手く聴こえるのは気のせいだろうか・・・・・・
09.Parking Lot
戸高賢史が弾いているのだろうか、バックのギターリフが好き。
シンプルだけどキャッチーでここちよい。
この曲も2ビート。
サビの2ビートが多いアルバムでもある。
10.Carry Your Torch
こういったコーラスをするのはMONOEYESを含め今まで細美武士がやってきた音楽では珍しいタイプではないだろうか。
そう思ったらやはり作曲はスコット・マーフィー。
スコットの曲やボーカルが今回のアルバムで良いアクセントになっている。
スコットの曲がなければアルバム全体として落ち着きすぎた感があったかもしれない。
11.3, 2, 1 Go
アルバムラストの曲。
映画のエンディングに流れそうな曲。
このアルバムのまとめ的な曲というか、どういった方向のアルバムを作りたかったかの集大成的な曲に感じる。
なによりもメロディが良い。
Aメロもサビも良い。
聴いた後に余韻が残るような曲。
ELLEGARDENのファンにはおすすめできない作品
個人的には好きなアルバムです。
アルバムの感想をまとめてみます。
MONOEYESは細美武士のプロジェクトではなくバンドとして進化してきているように感じる。
語弊があるかもしれないが、the HIATUSのでもやれそうな楽曲を4人のシンプルなギターロックにアレンジしたかのような曲が多いように感じた。
ぶっちゃけた話、MONOEYESのファンってエルレ時代から細美武士を追いかけていたファンが多いと思うんですよ。
細美武士を求めている人が多いと思うんですよ。
でも、スコット・マーフィーの作った楽曲やボーカル曲を収録している。
これは多くのファンにとっては望んではいないことかもしれない。
それでもあえて収録したのは、やはり細美武士のソロプロジェクトではなくバンドとして聴いて評価してほしいということと、それでも伝わるという自信があったからだと思う。
実際にスコットの曲は良いアクセントになっている。
そして、MONOEYESには”エルレっぽさ”を求めているファンが多いと思う。
the HIATUSはエルレとは全く別の方向性で新しいファンもつけているし、エルレファンも”エルレとは別物”として考えている人が多いと思う。
しかしMONOEYESは1stアルバムがELLEGARDENを感じさせるようなメロコアだった。
そりゃあ、エルレが好きで好きでたまらなかった人は期待しちゃうよね。
MONOEYESにELLEGARDENのような音楽をやってくれることを。
でも、2ndアルバムはエルレとは全く違う方向性だった。
一部のファンにはがっかりするような作品だったのかもしれない。
作品としては全然悪くないし良いアルバムだと思う。
しかし、1stアルバムのような初期衝動とエルレに近い方向性を期待している人にはおすすめができない作品だ。
エルレの復活はもうないかもしれない
これはMONOEYESがデビューしたときにも感じた。
その時は「こういう音楽をやりたいのに新しいバンドを組んだってことはエルレを再開する気はないのかな」って。
1stアルバムはエルレっぽさが強かったからね。
そして、2ndアルバムでエルレを細美武士が復活させる気がないということを確信に近い気持ちで感じた。
例えば、音作りは違ったとしても弾き語りにしたときに今作のMONOEYESの楽曲とthe HIATUSの楽曲は近い部分があると思うんですよ。
エルレの曲を弾き語りでそこに混ぜたとしたら、おそらく異物感がある。
つまり、細美武士がやりたいと思っている音楽はELLEGARDENのような音楽性ではないのだろうなと感じた。
今の細美武士がやりたい音楽はエルレの音楽性ではない。
そしてエルレのような曲をやりたければMONOEYESがある。
エルレのドラムはエルレに全く未練がないどころかやりたくなさそうだし、アイドルオタクになりときめき宣伝部とパーティーロケットGTのTO(トップオタ)になってしまっている。
出たー٩(•ᴗ• ٩) pic.twitter.com/ojexSAQCp0
— 高田メタス(新谷兄さん) (@takada_no_owari) 2017年6月25日
#ELLEGARDEN #MEANING のベーシスト、高田さんが #ときめき宣伝部 のイベントで #タワ静 へまさかのご来店!!
— タワーレコード静岡店 (@TOWER_Shizuoka) 2017年3月19日
コメントを快く2バンド分も書いてくれました😂しかも嬉しいコメントです☺️㋙ pic.twitter.com/x22akJy75K
最近なんか他のアイドルの事ばっかり言ってて高メタさんどうなんって思うかもしれないけどもう7月のライブとかとき宣の為に断りまくってる僕を讃えてほしい。
— 高田メタス(新谷兄さん) (@takada_no_owari) 2017年3月15日
君の事を考えていたよ。 https://t.co/q3jtIhdnD1
— 高田メタス(新谷兄さん) (@takada_no_owari) 2017年6月27日
こっちはアクセス稼ぎで定期的にエルレネタブチ込んでるのにやっぱり仲良いんですねとかマジFUCKなんだよ。
— 高田メタス(新谷兄さん) (@takada_no_owari) 2017年7月7日
タイショーのが100倍仲良いわい。
つまりエルレを復活させる理由は細美武士を含め他のメンバーにとってもないのだ。
だからエルレの音楽を求める人は過去の楽曲を聴くか、the HIATUSやMONOEYESを聴いて好きになれる部分を探すか別のバンドへ行くしかない。
しかし、余計な感情を抜きにしたら、MONOEYESの新作『Dim The Lights』も聴きごたえがある良いアルバムだ。
少しでも興味があるなら、そういった余計な感情を抜きにして聴いてもらえたらと思う。
