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『夢のあと』のネタバレ・レビュー【笑ゥせぇるすまん】

引用元:笑ゥせぇるすまん『夢のあと』

 

今回はアニメ『笑ゥせぇるすまん』の、

「第19話『夢のあと』のネタバレ・レビュー

についてご紹介していきたいと思います!

 

「この話の流れを簡潔に知りたい」

「この話のおさらいをしたい」

「この話のオチってどんなだったっけ?」

と気になる方はぜひご覧ください。

 

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あらすじ・レビューにネタバレを含みます。

 

セリフは省略しているため一語一句同じではありません。

 

ご了承ください。

 

 

『夢のあと』はこんなお話

 

バドエン度  ★★★★★

怖さ度    ★★★☆☆

グ口度    ☆☆☆☆☆

 

『夢のあと』のあらすじ

 

通勤途中にあるホテルが気になっている、サラリーマンの浦島 太一(46)

 

浦島は通勤途中にあるHOTEL NEW RYUGUという豪華なホテルに一度でいいから泊まってリッチな思いをしてみたいという夢を持っていた。

 

そんな浦島は、ある日街で喪黒福造と出会う。

 

「ホテル竜宮は通勤の途中にあるのでもう13年も毎日前を通っています、いつかあのホテルのドアを開いて客として入って行くのが私の夢なんですが、はぁ…でもそんな贅沢は一生叶えられそうにありません」

と、豪華なホテルに泊まりたいもののそんな身分不相応な贅沢ができる機会はたぶん一生訪れないとため息をつく浦島に、

「いや〜私は感動しました、今の人たちは若いくせに夢をなくしていますがあなたのような年配の方がまだ人生に夢を持ってらっしゃるなんて素晴らしいことです!」

と喪黒は浦島を褒め、

「どうです、ひとつ思い切ってあなたの夢を実現されたらいかがです?」

と進める。

 

「…いや〜夢は夢だからいいのですよ」

と、どこか諦めたように苦笑いをする浦島に、

「そんなことおっしゃると後悔なさいますよ、失礼だがあなたの人生はもう三分の二を過ぎている、これから先ますます夢が実現する可能せいは薄くなります、やるなら今の内です、あなたは今まで家族のためにただただ働いてこられた、この辺でホテルに泊まるくらいの贅沢は当然許されていいはずです」

と、喪黒は浦島の夢を後押しする。

 

喪黒に言われたことを考えながら浦島が家に帰ると、

「パパ、春休みにどっか行きたい!」

と、幼い息子と娘がまとわりついてくる。

 

そんな子どもたちを、

「ほらほらお父さんは毎日お仕事でクタクタなんですから」

と、浦島の妻は優しく諌める。

 

その日の夜、妻と二人きりになった浦島は、

「5月の連休はジロウとヒサコを山にでも連れてってやるか」

と、子どもたちを連れて春休みに出かけるかと妻に話すが、

「いいんですよあなた、お仕事が忙しいのに山登りなんかかえって疲れてしまいますよ、お休みが取れるんでしたらうちでゆっくりしてくださいな」

と、妻は無理しなくてもいいと優しく浦島に言う。

 

「…お母さん、本当に優しいなぁ」

と、妻の気遣いに浦島は目に涙を浮かべて感謝をするが、

「考えてみれば結婚して以来2人でどっかに行ったことなんてなかったな」

と、フと妻に寂しい思いをさせてしまっているのではと不安になる。

 

そんな浦島は、

『…そうだ!あのホテルに妻と2人で泊まりに行こう!』

と、妻への今までの感謝も込めて近い内に夫婦でホテル竜宮に泊まりに行こうと決心をする。

 

妻にはあとのお楽しみとしてこの話は内緒にすることにし、とりあえず浦島は喪黒の言葉でホテル竜宮へ行く決心がついたということで翌日喪黒にお礼を言いに魔の巣へと行く。

 

しかしこの日はまだ魔の巣に喪黒はおらず、浦島はお酒を飲みながら喪黒が来るのを待つことにする。

 

「実は私喪黒さんにハッパかけられて夢を実現させることを決心したんですよ、あの人の言う通り一生に一度くらいなら思い切って贅沢してもバチは当たらんでしょう!」

と、機嫌よくマスターに話しながら浦島が喪黒を待っていると、

「…ねぇおじさま、一杯ご馳走になってもいいかしらぁ?」

と、突然浦島は魔の巣にいた見知らぬ若くて美人な女せいに声をかけられる。

 

「あ、ああ、構わんよ一杯くらい」

と、面食らいながらも女せいの頼みを快く了承する浦島に、

「まぁ嬉しい!素敵なおじさまぁ〜!」

と女せいは浦島に抱きつき、浦島の隣の席へと座る。

 

女せいの奔放さにアワアワしつつも、

「じゃ、おじさまの夢が叶うのを祝って乾杯!」

「素敵な飲みっぷりねぇ」

などと女せいにおだてられながら酒を飲み交わす内に浦島はだんだんといい気分になっていき、しばらくすると前後不覚なほどベロベロに酔っ払ってしまう。

 

そんな中魔の巣に喪黒がやって来る。

 

「あ、も、喪黒さん!いや〜あんたにお礼を言いたくて待ってたんですよ、言う通り家内とホテルへ泊まる決心をしましたぁ〜!」

と、浦島が回らない頭と舌でご機嫌に喪黒に話しかけると、

「ほ〜そりゃ良かったですなぁ、では膳は急げですよ、決心されたのなら今すぐに行かれたらいかがですか?」

と喪黒は返す。

 

「今すぐと言ったって…家内を連れて来なくっちゃあ」

と、浦島が困ったように笑うと、

「何をおっしゃっるんです、奥さんはそこに、ほら」

と、喪黒は浦島の隣の席を指差す。

 

「ええ!?」

と浦島が隣の席を見ると、そこには笑顔の妻が座っていた。

 

「ああー!?お前そこにいたのかい!」

と驚いた浦島は、

「よーし!行こ行こっ!これから夢の実現に参りましょう!」

と妻の肩に手を置いてヘラヘラと笑いながら、早速今から2人でホテル竜宮へ行こうと誘う。

 

そんな浦島へ喪黒は、

「ホーホホ、夢の世界へ行ってらっしゃい、ドーン!」

と指を差す。

 

翌朝、浦島はホテル竜宮の豪華な部屋のベッドの上で目を覚ます。

 

しかし酔っていて昨日のことをまったく覚えていない浦島は、

「…こ、ここはどこだ?」

と、不思議そうに辺りをキョロキョロと見渡す。

 

そんな浦島に、

「おじさま憧れのホテルよ、ど〜おご気分は?」

と、誰かが声を掛ける。

 

浦島が声のした方を見ると、そこにはシャツ一枚のあられもない姿をした女せいがいた。

 

その女せいは昨日魔の巣で浦島と共に酒を飲んだ女せいだった。

 

「ええ!?き、君は昨日の女の娘、どうしてここにいるんだ!?」

と、浦島が驚きながら聞くと、

「んも〜とぼけちゃってぇ、おじさまが一緒にホテルに行こうって誘ってくれたんじゃなぁい」

と、女せいは浦島に抱きついてくる。

 

どうやら酔っていた浦島はこの女せいを妻と勘違いしてホテル竜宮へと誘ってしまったようだった。

 

『とんでもないことをしてしまった…』と青ざめる浦島は、

「こうしちゃいられない!早くうちに帰らなくっちゃあ!」

と、慌ててベッドから降りようとする。

 

しかし、

「待っておじさま!もう少し私と遊んでいきましょう、食事はボーイがちゃんと運んでくれるからぁ、おじさまぁ!」

と浦島は色っぽく誘う女せいに強引にベッドに戻されて、そのままなし崩し的に再び女せいと過ごす羽目になる。

 

それからどれくらいの時が経ったかわからない頃、浦島は唐突に、

「おじさん起きなっ!そろそろ飽きたから開放してやるよ!」

と、女せいに投げやりな口調で言われる。

 

「え!?…か、帰っていいのかい!?」

と、白髪交じりになった浦島がヘロヘロな様子で女せいへ聞くと、

「さっさと母ちゃんのところへ帰りな!」

と、女せいは浦島を睨みつけながら怒鳴る。

 

そう怒鳴る女せいの顔は、化粧を落としてまるで別人のようになっていた。

 

「うわぁ!?き、君は!?」

と、あまりにも顔が変わった女せいに浦島が仰天していると、

「何ジロジロ見てんだよ!これがアタイの素顔さ、夢は必ず覚めるもんだってことが分かったかよおっさん!」

と、女せいは仁王立ちをしながらガラ悪く言う。

 

「ヒィ〜!」

と衝撃を受けた浦島は、そのまま転がるようにホテルをあとにする。

 

その後浦島は急いで自宅へと向うが、自宅へと帰る道中どこか街の景色がおかしいことに気付く。

 

「…なんか様子が変だぞ?」

とどこが変なのかはわからないが見知った帰り道に何かしらの違和感を感じた浦島は、だんだんと不安になってきて途中から走って自宅へと帰る。

 

自宅へ着き、

「ただいまーっ!帰ったぞーっ!」

と、浦島が必タヒの形相で玄関のドアを開けると、

「…どなたですか?」

と、見知らぬ中年女せいが家の中から出てくる。

 

「え!?…あなたこそどなたです!?」

と戸惑う浦島に、

「私はこの家のものですけど」

と、女せいは訝しげに答える。

 

「な、なにを、ここは私、浦島太一の…」

と混乱する浦島に、

「浦島?…あんた何寝ぼけたこと言ってるですか?私たちはここに10年以上もずーっと住んでるんですよ!」

と、女せいは不審そうに言う。

 

「ええ!?そんなぁ!?」

と驚いた浦島が慌てて表札を確認しに行くと、表札には『細井』と書かれていた。

 

「ほ、細井!?こんなバ力な…」

と、何が何だかわからない浦島は、

「こりゃ夢だよ…そうに違いないよ…夢なら覚めておくれよ…うわあぁぁぁ!」

と、現実が受け入れられず絶望したように頭を抱える。

 

そんな浦島の姿を街角から見ていた喪黒は、

「夢の覚めたあとというのは必ず虚しいものです、しかし彼はそれなりに楽しい夢を見たのですから満足すべきです、しかもピチピチギャルとねぇ、オーホホホホホホ」

と、ひとりごちながら去って行くのだった。

 

『夢のあと』のレビュー

 

『浦島太郎』をモチーフにしたような話ですね。

 

『笑ゥせぇるすまん』の中でもトップに入るくらい胸くそエンドな話だと思います。

 

浦島さんは何も悪いことをしてないのに、それに喪黒さんの忠告を破ったわけでもないのに(そもそもこの回は忠告がありませんでしたが)この仕打ちは酷すぎます…。

 

何が胸くそかって、魔の巣で隣に座った女せいを妻だと思い込んでホテル竜宮へと行ってしまったことですよね。

 

これで浦島さんがこの女せいに少しでも下心があって妻への裏切りだと分かりつつも承知の上で女せいとホテル竜宮へと行ったのならばまだここまでの胸くそ感はありませんでしたが、妻だと間違えて行ってしまったのがなんともやりきれません。

 

浦島さんは妻を裏切るつもりなんてなかったのに結果的に裏切ってしまい、しかもホテル竜宮から出たら10年以上も時が経っていて妻と子供の消息は不明ですからね。

 

こんな酷くて恐ろしい終わり方もなかなかないですよね…。

 

喪黒さんが最後に、

「彼はそれなりに楽しい夢を見たのですから満足すべきです、しかもピチピチギャルとねぇ」

と言っていましたが、

「そんなわけないでしょ!」

と、思ってしまいました。

 

浦島さんは妻とホテル竜宮へ行きたかったのですから。

 

浦島さんの妻と子どもたちが普通にみんないい人たちで家族仲が良かったというのもこの話の胸くそ感に拍車をかけていますね。

 

しかし希望があるとすれば50年100年経っていたわけではなく、まだ10年でよかった…ところですかね。

 

10年ならば浦島さんの妻も子どもたちもまだ普通に存命でしょうし、探せば見つけられるかもしれませんからね。

 

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