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【結末】「つれないほど青くてあざといくらいに赤い」のネタバレ【最終回】

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引用元:つれないほど青くてあざといくらいに赤い
 
 

tomomi先生の『つれないほど青くてあざといくらいに赤い』という漫画。

 

この漫画絵も綺麗ですっごく魅力的なのですが、如何せんちょっと難解なのですよね…。

 

この難解さが魅力のひとつでもあるのですが、

「話がわからない…」

「話が追えなくなってきた…」

「意味不明、解説が欲しい…」

という声も多く聞きます。

 

ということで今回は、

「話のおさらいをしたい!」

「話の流れを簡潔に知りたい!」

「つれあざって結局どういう話!?」

という人のために、

「『つれないほど青くてあざといくらいに赤い』のネタバレ・レビュー

をご紹介していきたいと思います。

 

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最終回までをザックリとまとめました!

 

…ただ『つれあざ』は少し長いため、主に“物語の根幹に関わることのみ”を重点的にまとめました。

 

あらすじにネタバレを含みます。

セリフは省略しているため一語一句同じではありません。

 

ご了承ください。

 

 

登場人物紹介

 

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最初に主な『登場人物』を紹介しておきます!

 

速水ミハヤ :高3 せい別不明

知山アラタ :高1 好奇心旺盛

 

アラタの味方?

中園ナツメ :高1 好奇心旺盛

為水ショウコ:高3 速水ファン倶楽部

犬飼    :高2 速水ファン倶楽部

柱場ハルヲ :高2 兄が行方不明に

 

アラタの敵?

櫻井    :アラタたちの町の町長

矢印トキ  :高1 変身願望持ち

 

ナツメ·ハルヲの協力者

ハスミ   :10年後に協力する生徒

 

①アラタ、私と一つ賭けをしない?

 

異常に好奇心が旺盛な男子高校生の『知山アラタ』

 

「何でも知りたい!」

と少し病的なまでに知的好奇心が強いアラタは、ある日転校した高校でとある生徒に出会う。

 

その生徒は1年生のアラタよりも2学年上の上級生、『速水ミハヤ』という人だった。

 

日によってズボンを履いていたりスカートを履いていたりとせい別不明な速水。

 

アラタはこの美人な速水のことが気になって仕方がなくなった。

 

そこでなんとか速水にお近づきになりせい別を知ろうとするアラタ。

 

魔しょうと言われている速水の方もそんな知りたがりのアラタのことを面白がり、

「特別に教えてあげてもいい…ねぇ、どうするの?」

と妖しく挑発をしてくる。

 

しかしそんな挑発をしてくる速水にふとアラタは冷静になり、

「…俺は何というか、先輩のことをちゃんと知りたい。今までの好奇心とはどこか違くて知っていく過程も大事にしたいというか」

と、どこか歯切れ悪く答える。

 

どうやらアラタはこの不思議な先輩の速水に本気で恋をしてしまったようだ。

 

初めて『一刻も早く何が何でも知りたい!』という欲よりも、『少しずつ知っていきたい』という欲が芽生えたアラタ。

 

そんなアラタに速水は、

「…私とひとつ賭をしない?私が卒業するまでに君がケダモノにならなかったら君の望む形で何でも答えてあげる」

と、妖艶に微笑みながら賭けを持ちかける。

 

アラタはドキドキしながらこの速水の話を了承し、この日から妖しい速水との学校生活を始めるのだった。

 

②学校の七不思議を検証していく

 

どこの学校にもある七不思議。

 

アラタが転校した学校にももちろんあるのだが、面白いことにアラタの転校した学校の七不思議のひとつは、

『速水先輩について知ってはいけない』

というものだった。

 

在籍中の一生徒が七不思議にまでなっている異常さ。

アラタはますます速水のことが気になって仕方がなくなった。

 

それと同時に、元々好奇心旺盛なアラタはこの学校の七不思議の全貌にも興味を抱く。

 

そんなアラタに、

「私がこの学校の七不思議になっているのはもう知っているんでしょ?…他のことに目移りされるくらいならいっそ他を早く解いて私に集中してほしい」

と、速水はいじらしいことを言う。

 

アラタはどぎまぎしながら、

「他の不思議を全部解いたら俺に夢中になってくれますか?」

と速水にねだるように聞き、一刻も早く速水だけに集中するために速水と共にこの学校の七不思議をすべて検証していくことにするのだった。

 

ーーーーーー

 

『人のいない化学室から何かに呼ばれても入ってはいけない』

『深夜2時、踊り場の姿見鏡にて未来の自分と交信できる』

『放課後4時44分、異世界に繋がる屋上の扉』

『無人の体育館に咲く触ってはいけない白い花』

『放課後コックリさんをしていると出てくるスズカという幽霊』

 

ひとつずつ学校の七不思議を解いていく2人。

 

不思議なことにアラタの学校の七不思議はただの噂やデマではないらしく、2人は七不思議を検証していく中で明らかに科学では説明の付かないオカルトめいた目に合ったり、この世ならざる者に追いかけられたりした。

 

おかしな目に合う度に寿命が縮む思いをするアラタだったが、これまた不思議なことに速水はいつでもそういったオカルトめいたものに対する対処を知っているようで、危ない目に合うアラタをいつもさりげなく助けてくれるのだった。

 

『速水先輩は男とか女以前に…本当に人なのか?』

と、アラタはどこか現実離れした速水にゾクッとした悪寒を覚えるのだった。

 

③アラタと同志?ナツメという女

 

そんなある日、アラタは自分と同じように七不思議に興味を持つ『中園ナツメ』という女子生徒と出会う。

 

ナツメはアラタと同じく1年生で、やはりアラタと同じく病的に好奇心が強い生徒だった。

 

アラタは自分と同じせい質を持つナツメに興味を抱く。

 

ナツメもまたそんなアラタに興味を抱き、

「危険を恐れず不思議に首を突っ込む…あんたは私の仲間だね!」

と、アラタの七不思議検証に協力をし始める。

 

一方速水はというと、そんな2人にいい気はしていない様子。

 

アラタが見ていない隙にナツメに近付き、

「あんまり節操なく嗅ぎ回ってくれるなよ、泥棒猫の躾け方には覚えがないんだ」

と、速水は微笑みながら「アラタに近付くな」とナツメに釘を刺す。

 

そんな速水に、

「あんたの膝に乗った覚えは無いんだけどな、七不思議先輩」

と、ナツメも負けじと挑発的に言い返す。

 

ナツメがアラタに恋愛的な興味を持っているのかどうかは定かではなかったが、どこか剣呑な空気を纏っている2人なのだった。

 

④アラタは将来怪異になるのか!?

 

突然だが、時は少し進み10年後。

 

アラタが通っていた高校には大人になったナツメが出向いていた。

 

ナツメは現在通っている生徒に今の七不思議について尋ねてみる。

 

すると概ねはナツメが通っていた頃の七不思議と同じだったが、ただひとつ、

『速水先輩について知ってはいけない』

という七不思議が消えていて、変わりに、

『放課後に七不思議の噂をしていると、鬼の顔をした四つん這いの男子生徒が追いかけてくる』

という七不思議に置き換わっていた。

 

ナツメは、

『鬼の顔をした四つん這いの男子生徒…その姿はまるで知りたいことを見つけるといつも飢えた鬼のような顔をしていたアラタのようじゃないか!』

とケラケラと笑う。

 

しかしひとしきり笑ったあと、

「此処には来れなかったけど…」

と、ナツメはどこか切なそうな顔をしながら涙を流すのだった。

 

未来のアラタは速水を含むすべての七不思議を解き、自分が怪異となって七不思議に組み込まれてしまったのか?

 

そして速水は消えてしまったのか?

 

現在、それを知る者は大人になったナツメだけなのだった。

 

⑤危ない『速水ファン倶楽部』とは

 

時は戻り、現在。

 

アラタは速水と共に順調に七不思議を解き進めていた。

 

そんなアラタは、ある日『犬飼』という2年生の女子生徒に声をかけられる。

 

「私は新聞部なんだけど、速水ファン倶楽部でもあるの!」

と笑顔で話す彼女は、アラタを新聞部の教室へと引っ張っていく。

 

アラタが戸惑いながら付いていくとそこには、

「速水先輩は素晴らしい…!」

「非の打ち所がない…!」

「我々のすべてだ…!」

と、異様なまでに速水を褒め称える生徒たちがたくさんいた。

 

どこか宗教じみたその空間にアラタが驚愕していると、教室の中にいたとある女子生徒が話しかけてくる。

 

「私は新聞部部長兼速水ファン倶楽部会長、為水ショウコ」

と名乗る彼女は、速水と同じ3年生だった。

 

ショウコは、

「この倶楽部は謎めいて尊いあの方の神秘を守る倶楽部…速水ミハヤは肉眼で見える神」

とうっとりとしながら速水について語り始めたかと思うと、

「…速水ミハヤについて知ってはいけないというのは、七不思議ではなく『守るべき規則』なの」

と、いきなり鋭い視線をアラタに向けてくる。

 

そして、

「あなたごときが暴いていい人ではない、愛し方を改めなさい」

と、ショウコはアラタを睨み付けながらハサミを握りしめる。

 

それは神聖な速水を暴こうとしているアラタへの明確なる脅しだった。

 

しかし脅されても尚、

「…自分は愛し方を変える気はない」

と、アラタは毅然とショウコに言い放つ。

 

そんなアラタにショウコはハサミを振り上げる。

 

次の瞬間、新聞部の扉がガラッと開き速水が入ってくる。

 

速水は襲われそうになっているアラタを庇いつつ、

「秘密を暴こうとしないあなたたちの愛し方は無関心と同じようで少し寂しいよ、だから暴こうとしてくるアラタの愛し方は悪くない」

と、微笑みながらショウコを宥めるように話す。

 

しかしショウコが神のように崇める速水の言葉は、意外にも当のショウコには届かなかった。

 

「…私の神はそんなこと言わない」

と据わったような目で呟いたショウコは、今度は速水に向かってハサミを振り上げる。

 

どうやら一生徒を庇うために凡人のようなことを言う速水はショウコの解釈違いのようだった。

 

身勝手な理由でハサミを振り上げるショウコだったが、速水に当たる寸前にアラタが全力で止めたため幸いにも速水に怪我はなかった。

 

そうこうしている内に騒ぎを聞きつけた教師が新聞部に駆け込んできて、一連の騒動は幕を閉じるのだった。

 

騒ぎのあと、ハサミが当たって少し怪我をしたアラタの手当てをしながら、

「…秘密を暴いた後の僕がつまらないものだったとしたらどうする?」

と、速水は珍しく弱気なことを言う。

 

どうやら解釈違いだと急に態度を変えたショウコのことを速水は少し気にしているようだった。

 

そんな速水に、

「後悔はしないと思う」

と、アラタは真っ直ぐに答える。

 

アラタの言葉に速水はホッとしたように微笑むのだった。

 

⑥速水の秘密を暴こうとして消えた男

 

新聞部の事件のあと、アラタに接触してくるひとりの男子生徒がいた。

 

2年生のその生徒は『柱場ハルヲ』と名乗り、

「兄貴が速水に狂って行方不明になった」

と話す。

 

ハルヲの話しによると、当時2年生だったハルヲの兄は後輩である速水の魅力に取り憑かれてストーカーじみた行為を繰り返すようになり、最終的に、

「速水ミハヤの秘密を手に入れた!」

と笑いながら告げ、そのまま行方不明になったという。

 

ハルヲは、

「速水ミハヤは人ではない!速水の秘密を暴こうとしているお前もいずれ同じ目に遭う!」

と怯えたように続ける。

 

そんなハルヲの話に、

『人ではないって、まさか…』

とアラタは思いつつも、速水の人ならざる者感をどこかうっすらと感じてもいるためハルヲの話を素直に笑い飛ばすことができないのだった。

 

⑦『脱がしてしまえ!』

 

速水を神と崇めていたショウコ。

速水に狂って行方不明になったハルヲの兄。

 

アラタは速水に対する周囲の様々な反応を目の当たりにし、いよいよ速水に対する『知りたい』という欲求を抑えきれなくなっていた。

 

『脱がしてしまえ!』

『暴いてしまえ!』

という身の内の声に抗うことが難しくなってきたアラタ。

 

そんなアラタに当の速水も、

「君はここまでよくやった…だからご褒美に好きにしていいよ」

と悪魔の甘言のようなことを口にし、妖しく迫ってくる。

 

速水の言葉にまんまと籠絡されそうになるアラタだったが、

「…君の負けだ、知山アラタ」

とフッと囁くような速水の声を聞いた瞬間、

『…諦めるなっ!今獣になって破滅するなっ!』

とアラタは歯を食いしばり、なんと自らの左目に鉛筆を突き刺して己の欲望を止める。

 

そんな強行手段に出たアラタに、速水は驚きを通り越して呆れる。

 

どこかシラケた気分になったようにアラタに冷ややかな視線を向ける速水に、

「好きな人を傷つけるくらいなら俺は貴方を襲わなくなるまで何度も矯正する!自分の中の獣を飼い慣らしてみせる!」

と、アラタは豪語する。

 

そんなアラタの言葉に、速水は一瞬意表を突かれたような顔をしたのちさっきとは一転楽しそうな笑顔を浮かべ、

「賭けは続行だ、いや寧ろここからが本番だ」

と、改めて挑むようにアラタに宣言するのだった。

 

ーーーーーー

 

左目を負傷したものの幸い大事には至らなかったアラタは、しばらく眼帯を付けた状態で学校へと通う。


しかし当の本人は大事には至らなかったと思っていたが、アラタと共に七不思議の検証をするナツメは左目を負傷してからのアラタにどこか違和感を感じていた。

 

というのも、左目を負傷してからのアラタは前よりもオカルトめいたもの、いわゆる怪異に対して聡くなっていたのだった。


以前に比べてこの世ならざる者をいち早く正確に見抜くことができるようになったアラタ。

 

そんなアラタの変化に、

「…怪異を直感で正確に看破できるやつはもう人間じゃない」

と、ナツメはどこか複雑そうな表情を浮かべる。


ナツメはアラタに対して、

『七不思議先輩こと速水ミハヤに関わったことでアラタまで何か人間ではないものに変わっていってしまっていっているのでは?』

と懸念していたのだった。

 

⑧速水ミハヤの正体

 

「学校の七不思議を検証すれば、七不思議のひとつになっている速水ミハヤのことも何か知れるかもしれない」

と、アラタと速水の七不思議検証にはいつの間にかナツメの他にハルヲとショウコも加わるようになった。

 

いっときは速水に対して失望を感じていたショウコだったが、やはり長いこと速水ファンクラブの会長を務めていただけあってショウコはまだどこか速水に捨てきれない懸想を抱いているようだった。

 

そんなある日、アラタの前にひとりの女せいが現れる。

 

その女せいは、

「この町の町長を任されております、櫻井と申します」

と名乗り、

「信徒たちがいろいろとご迷惑をおかけしたようで…」

とアラタの学校の速水信者たちを信徒と呼び、その信徒たちの非礼を詫びた。

 

どうやら速水の信者たちは学校の中だけではなく町中にいるようで、櫻井は町長としてその信者たちを取りまとめているようだった。

 

速水の信者について詳しく知っている模様の櫻井にアラタが警戒しつつも興味を惹かれる中、櫻井は、

「ご迷惑をおかけたお詫びに」

と、速水とその信者たちについて話し始める。


それはアラタの想像を絶する話だった。


速水ミハヤの正体に関する話だった。


ーーーーーー

 

「昔、私の祖父は『心を喰う病』という病気にかかっていました、心を喰う病とは『いる筈の無いものを見てしまう』という病です、祖父が居た村の住民もこの病にかかり村は緩やかに全滅しかけていました。

 

しかしそんな時村にひとりの救世主が現れました、その救世主はタヒ人から神になった人でひどく美しい人だったそうです。

 

その救世主こそが『速水ミハヤ』です」

と話す櫻井。

 

櫻井は続けて、

「そんな私も祖父から遺伝してしまったのか幼い頃から幽霊のような人影のような『いる筈の無いものが見える人間』でした。

私は『昔タヒ者から神になった美しき者が人々を救った』という神話を再現するために現代に蘇った速水を信徒を使って再び崇め、ひいては自身の病を治してもらいたいのです。

 

そのために私は自分とそして自分と同じ病にかかっているこの町の住民を守るために速水ミハヤを崇める…そして解明していく」

と静かに言い、話を締めくくった。

 

櫻井のとんでもない話に、

『救世主?タヒ人から神になった人?…やはり速水先輩は人間じゃないのか?』

と、アラタは困惑する。

 

櫻井の話がどこまで信じられるものかはわからないが、速水のことをもはや人とは思えなくなっているアラタはハルヲの話を聞いた時と同様に櫻井の話を一笑に付すことができないのだった。

 

速水ミハヤなんていないんだよ!

 

『速水ミハヤは人ではない』

それはアラタだけではなくナツメもぼんやりと感じていることだった。

 

「じゃあ速水先輩の正体は何だと思う?」

と聞くアラタに、ナツメは少し考えたのち、

「…魔物」

と答える。

 

人か神か魔物か。

 

いずれにせよ速水の周りの人たちは、速水を人ではない何かだと思っている人がほとんどなのだった。

 

そんなある日、アラタとナツメは加藤という男せいと出会う。

 

加藤は不思議な高校生の速水の噂を聞き付け、

『オカルト番組に使えるかもしれない!』

と、町の外から取材にやってきたテレビマンだった。

 

しかし肝心の速水の姿が、加藤の目には高校生ではなく喪服を着た壮年の美人に見えたと言う。

 

『もしかして速水は見る人によって姿が変わるのか?…いやそんなまさか』

と突拍子もないことを考えた加藤は、速水と同じ高校に通う生徒に詳しく話を聞くためにアラタとナツメに接触してきたのだった。

 

速水の見た目について聞かれたアラタとナツメはそれぞれ速水の見た目を詳しく説明するが、驚くことに2人の話は微妙に食い違った。

 

これに確信を得たように加藤は速水の正体について断言する。

 

それは、

「速水ミハヤとはこの土地と歴史が創った集団幻覚だ!」

というものだった。

 

「調べたところかつてこの町の先祖はいる筈の無いものを見てしまう『心を喰う病』にかかっていた。

その病にかかっていた先祖は救いを求めるように神という存在を創り上げた。

しかし神とは実体がないため先祖はそれぞれ理想の神像を頭の中に創造した。

それが速水であり、だから速水は人によって見える姿が異なるのだ!」

と、加藤は自らの仮説を自信満々に語る。

 

そして続けて加藤は、

「怖いのはその嘘から生まれた集団幻覚がいつの間にか独り歩きを始めた事だ。

人はそれをお化けと言う。

…まぁ神もお化けも人の脳が作ったもので結局は幻覚だ!

だとしたらそんなものをいまだに信じて拝んでるお前らは本当哀れだよなぁ!」

とどこか興奮してきたように声を荒げ、アラタとナツメに嘲るような目を向ける。

 

しかし、加藤の話を黙って聞いていた2人は途中で気付いてしまう。

加藤の姿がどこかブレているということに。

 

『…何だ?』

と自身の目を疑うアラタに、ナツメは『左目を隠して加藤を見てみろ』とジェスチャーをしてくる。

 

アラタが左目を隠して加藤を見てみると、そこに加藤の姿はなかった。

 

なんてことはない、

「速水ミハヤはお化けだ!まぁお化けなんかこの世にはいないけどなぁ、すべてはお前らの集団幻覚だ!」

と、ドヤ顔で語る加藤こそがお化けだったのだ。

 

『恐らくこの町に以前取材に来た加藤は速水の信者たちによって亡き者にされてしまったのだろう、そしてそのことにいまだに本人だけが気付いていないのだろう』

とそう加藤について結論付けた2人は、哀れな加藤を残してその場をあとにする。

 

お化けがお化けなどいないと語るバ力バ力しい話に付き合わされた2人だったが、

『存外加藤の話は的を得ていたのでは?』

とも2人は感じていた。

 

恐らく速水の正体は加藤の言っていた通り、

『人の集合意識が混ざり合い神という言葉にいいイメージが足されていった存在』

『つまりこの世のものではない存在』

で間違いないだろうと。

 

そして、

『速水ミハヤは人々の集団幻覚で創られた神であり、つまりこの世にいない存在』

なのだろうと。

 

2人は加藤の話から速水の存在をそう結論付けていた。

 

しかしそう結論付けても尚、速水の魅力に取り憑かれたアラタはその後も相も変わらず速水の側に居続けるのだった。

 

⑩私とタヒんでよアラタ

 

アラタとナツメが速水の正体に気付き少なからず衝撃を受けた一方、当の速水本人も想像もし得なかった誤算がその身に生じて衝撃を受けていた。

 

それは、速水がアラタのことを本気で好きになってしまったということだった。


「皆が恐ろしい美しいだなんて言葉で僕を理解から遠ざけたり破滅していく中、アラタだけがいまだ真っ直ぐに僕を知ろうと見つめてくれる。とても嬉しかった。勿論それが秘密を暴き切るまでの話なのも分かってはいたさ。それがもう少し後、想像の及ばないくらい先の話であってくれれば良かったのに…。

僕の方が惚れてしまったのでは話にならないじゃないか」

と、速水は苦しそうに自身の気持ちを猫に吐露する。

 

元々、

「私とひとつ賭をしない?私が卒業するまでに君がケダモノにならなかったら君の望む形で何でも答えてあげる」

と、アラタに持ちかけていた速水。

 

しかしアラタはすでに速水の正体に気付いてしまった。

賭けは破綻してしまった。

今の時点で賭けはほぼ速水の負けだった。

 

『速水の正体が知りたい』という思いで速水と賭けをして、ずっと速水の側にいたアラタ。

 

しかし速水の正体を知ってしまった今、果たしてアラタは速水の側にいてくれるのだろうか。

 

アラタに惚れてしまった速水はそこに不安を感じるのだった。

 

不安を感じた速水はある日、

「僕とタヒんでよ、アラタ」

と、どこか挑発するようにアラタに心中を持ちかける。

 

速水の言葉にアラタは、

「…俺はあなたとなら何処へでも行ける」

と返し、速水にキスをする。

 

始めて速水に手を出したアラタ。

 

アラタは速水の正体に気付いても尚、もはや速水から離れられないほど深く速水のことを愛してしまっていたのだった。

 

そうしてアラタはタヒ路へと誘う速水に付いていく。

 

しかしそんな中、2人のあとを付けていたナツメがアラタに体当たりをして心中を止める。

 

ナツメの全力の邪魔が入ったことで2人の心中は失敗に終わったのだった。

 

⑪「アラタになりたい!」矢印トキとは

 

心中が失敗に終わり普通の日常に戻ったアラタと速水。

 

しかし2人は相変わらずお互いを想い合って側にいた。

 

そんな中、速水の過激派信者たちは、

「神を汚す悪魔を…知山アラタを討て」

と誰かに命令し、密かにアラタの討伐を企てていた。

 

過激派信者たちが動き始めてから数日後、アラタの前に、

「僕は君のファンなんだ!」

と、アラタのファンだと名乗るひとりの男子生徒が現れる。

 

アラタに笑顔で近付くその男子生徒は左目に眼帯をしていた。

 

アラタと同じく1年生だと言う男子生徒は、

「矢印トキ」

と名乗り、どんなにアラタが素晴らしいかをペラペラと語ったのち、

「あぁどうすれば君のようになれるだろう…どうすれば君に…僕もなりたいなこの町で特別に成った君のように、なりたい、君になりたい…」

と、熱に浮かされたように呟き始める。

 

そんなどこか危ない雰囲気を纏ったトキに、アラタは警戒心を滲ませる。

 

トキはかつて一日だけ新聞部に所属していた部員だった。

 

速水に憧れて新聞部の扉を叩いたトキだったが、トキの速水への憧れは他の生徒とは少し違い、トキは、

「私も…私も…速水ミハヤ様になりたいっ!」

と言って新聞部に入ってきた生徒だった。

 

トキは速水になりたくて外見から言動から趣向までのすべてを速水に似せている生徒だった。

 

そんなトキを新聞部は非難し、トキは新聞部に所属し続けることができなかった。

 

トキは『憧れた人間になりたい』という変身願望をもっている人間だったのだ。

 

しかし『速水になりたい』がどうしても叶わなかったトキは、今度は『アラタになりたい』と変身願望の矛先を変えて躍起になっていた。

 

そんなどこか危ないトキを冷静にさせるためにアラタは、

「…その傷の無い左目を見て判った、お前の憧れは大した事ない」

と、静かにトキに語りかける。

 

自分に憧れて付けたであろうトキの眼帯の下は実は無傷だという事に気付いたアラタは、そう言って「お前は俺にはなれない」とトキを諭したのだった。

 

またその後トキに接触した速水も、

「本物に『なろう』という自我が基にある限り君が本物になれることは決して無い」

と、「君はアラタには絶対になれない」とトキを諭す。

 

しかしそんなアラタや速水の諭しはトキには届かず、

「…俺の覚悟が足りないって事?なりたいと思う『俺』がいるからアラタにはなれないって事?嫌だそんなの、俺はアラタになりたい…そうだ、アラタになるのだから、俺はアラタなのだから、矢印トキなんて要らない」

と、トキはどこか思い詰めたように更にアラタになるのだという危ない思考を加速させてしまう。

 

そして、トキはその日から何日も学校に来なくなる。

 

トキのことが気にかかる速水だったが、同時に速水は町の自分の強硬派のことについても気になっていた。

 

「ねぇアラタ、本当に近い内君は56されてしまうよ、分かってはいるのだろう?今までの様な命の危機がまた訪れると言っているんだ、なのに今回の君は何もしようとしない何も願わない、『タヒにたくない』とか『何とかしてくれ』と今までの様に願えばそれで良いだけなのに、君は私に何も望んでくれない…なら私はどうすれば良い?」

と、何故今回は自分に頼ってくれないのかと悲しそうにアラタに聞く速水に、

「速水先輩、それ以上は人が人に頼む様な事では無いでしょう?俺は少し前に『お前はきっとタヒに方すら選べないだろう』と言われました、だからもしその時が来たら『人として』貴方に一つ頼みがあります」

とアラタは言って、その後速水に何かを伝える。

 

アラタの言葉を聞いた速水はショックを受けたような顔をしたあとに、

「随分と酷い事を頼むじゃないか、恨むよ?」

と、ポツリと言う。

 

「でもそうすればその後も会える気がしません?」

と言うアラタに、

「それでもし君が私の事を嫌っても逃がしてなんかやらないからね」

と速水は返し、

「それはお互い様と言う事で」

と、アラタも返す。

 

アラタと速水は『もしアラタがタヒぬ時が来たら共にこうしよう』と何かを約束したのだった。

 

⑫アラタは速水に連れて行かれたのか?

 

時は再び進み、10年後。


アラタが通っていた高校には大人になったナツメとハルヲが出向いていた。

 

2人は在学中に当然姿を消したアラタについて調べていた。

 

10年前の夏、アラタはトキによって命を奪われた。

 

加害者のトキは町の権力者でもある速水の過激派信者の一派だったこともあり、罪に問われることはなく退学という処分だけを受けてそのまま町から姿を消した。

 

一方アラタのタヒは、『行いが招いた不運な事故』として速水の過激派信者たちによってその詳細を伏せられそのまま有耶無耶にされた。

 

アラタの突然のタヒに到底納得などできないと立腹するナツメとハルヲだったが、まだ学生の2人にはどうすることもできず結局大人たちによって伏せられたアラタのタヒをただ受け入れることしかできなかった。

 

しかしアラタのタヒを納得できなかった2人は10年後、大人になってから改めてアラタのタヒについて調べ始めることにしたのだ。

 

とりあえず母校に出向いた2人はそこで2人と同じく視えないモノが視える『ハスミ』という女子高生に協力を仰ぎ、3人で10年前に消えたアラタの謎を追うことにする。

 

「危険を伴うから無理にとは言わない」

とハルヲに言われたハスミだったが、

『ずっと自分だけが視える人間で寂しい思いをしてきた…それにやっぱりこの土地はどこか普通ではない』

と思っていたハスミは、戸惑いながらも2人に協力することを決める。

 

ハルヲは、

「アラタはトキによって命を奪われたとされているが、実際は速水ミハヤに連れて行かれたのではないかと思っている」

と話す。

 

「もしそうなら彼の魂が未だ望まない形でこの土地に地縛されている可能せいがある、ならば友人としてその魂だけでも救い出してやりたい」

と続けるハルヲに、

「速水ミハヤって誰ですか?」

と、ハスミは尋ねる。

 

そんなハスミに、

「…人だ」

とハルヲは答える。

 

ナツメとハルヲは仲間になってくれたハスミに速水ミハヤについての詳細を話して情報を共有する。

 

そんな2人が話す速水についての話には、大人になってから調べ上げた速水についての新事実も含まれていた。

 

それは、速水ミハヤは元々は人だということ。

 

今まで速水ミハヤとは人が創り上げた偶像の神だと思っていたが、実は速水ミハヤは元々は人だったのだ。

 

そんな速水について話している最中、突然校舎の中に速水が現れる。

 

廊下に這いつくばるようにして現れた速水は、昔の美しかった面影を残しつつもその姿をどこか禍々しいものに変貌させていた。

 

それは速水のことを美しい神だと崇めて信仰する人間が町から消えかけているからかもしれなかった。


昔と微妙に姿を変えた速水は、そのままゆらりと校舎の外へと出て行く。

 

3人はそんな速水の後を追って行き、神社へと辿り着く。

 

そこで突然速水はハスミに飛びかかり、目を手で覆うような仕草をしてそのまま消えてしまう。

 

速水に飛びかかられて気を失ったハスミはしばらくしてから目を覚まし、

「私、多分あの人の記憶を見てました…」

とポツリと言う。

 

そしてハスミは見たものを静かに話し始める。

 

その昔、人離れした美しさ故に屋敷の女共を狂わせて都を追われた者がいた。

それが速水ミハヤだった。

 

速水は流れ着いた村で、

「お前の身の上は人伝に聞いた、お前には悪いがその魔しょうを以て化け出てでもくれりゃあ皆が互いを疑わずにすむ、恨んでくれ、そしてずうっと此処にいてくれな」

と、村の男に言われてそのまま命を奪われる。

 

美しかった速水は神を欲していた村人によってその命を奪われ、そしてその土地に永遠に地縛させられたのだった。

 

そしてその後速水はいつの時代でも神様扱いをされて、崇められたり恐れられたり忌み嫌われたりした。

 

そんな中、アラタだけは速水を人として扱ってくれた。

 

嬉しくなった速水はアラタに恋をする。

 

しかし自分の強硬派がそんなアラタの命を奪おうとしてくる。

 

アラタを失いたくない速水は何とかしてアラタを助けたいと思ったが、速水のことを人扱いしているアラタは速水の人ならざる助けを求めない。

 

悲しむ速水に、

「もし俺がタヒぬ時が来たら『人として』貴方に一つ頼みがあります、あなたが思う『人』としての方法で俺を56してくれませんか?」

と、アラタは微笑みながら頼む。

 

「そうすればその後も会える気がしません?」

とアラタは続ける。


アラタと速水は、

『もしアラタがタヒぬ時が来たら、速水が人としての方法でアラタを56す』

と約束をしたのだった。

 

そしてその約束からしばらくして、精神を壊したトキがアラタの腹を刺すという事件が起こる。

 

トキが逃げていったあと、高架下でひとり瀕タヒの状態になっているアラタの前に現れた速水は、約束通り『人』としての方法でアラタを56すことにする。

 

もう言葉すら返せない状態のアラタに、

「恨んでくれていい、化けて出てくれたっていい、好きだ、好きなんだ、だから何処にもいかないで、一緒に居てよアラタ」

と速水は話しかけ、泣きながらアラタの首を締める。

 

ハスミが気を失っている間に見た速水の記憶とはそのようなものだった。

 

⑬速水ミハヤと一体化したアラタ

 

ハスミのお陰でアラタの詳しいタヒ因とタヒ亡した場所が分かったナツメとハルヲは、アラタの手掛かりを掴むためにとりあえずアラタのタヒ亡した場所へと足を運んでみようと話し合う。

 

しかしタヒ亡場所へと足を運ぶまでもなく、ある日フラリとアラタはナツメとハルヲとハスミの前へ姿を現す。

 

玄関のすりガラス越しに影のみで現れたためその姿を詳しくうかがい知ることはできなかったが、それがアラタだと確信を得たハルヲは、

「中園は青春をなげうってまでお前を探していた、ようやく出会えた大事な仲間だったからだ。為水先輩だってお前のタヒに様を引きずる事になった、良い仲間とは呼べなかっただろうがかつて自分に出来なかった事を成したお前に敬意を持っていたからだ。僕だってそうだ、確かに初めはお前と兄貴を重ねていたかもしれない、それでも変わった縁で知り合った僕達は良い友人になれるんじゃないかって…」

と10年振りに姿を現したアラタに静かに恨み言を吐き、そして最後に、

「知山、一つ聞かせてくれよ…お前は今幸せか?」

と、この世のものではなくなったアラタへと問う。

 

「速水ミハヤをあえて人と定義し、人として結ばれる為にタヒを選んだ、その判断に後悔はないか?」

と続けて聞くハルヲに、それまで黙っていたアラタは、

「…後悔が無い訳じゃない、俺達はあの方法でしか一緒にいられなかったと思っている、でもあの行為で俺達はお互いを常に縛り付けてしまう形になってしまったし、その所為か時々お互いの境目が曖昧になっている様な気がするんだ」

と話す。

 

そんなアラタの影はいつの間にか首がいくつもある化物のような姿になっていた。

 

「俺は今、『俺』でいられているのか?」

と不安そうに聞くアラタに、

「それは逸話が捻じ曲がっている所為だ、大人たちが速水ミハヤに関係するアラタのタヒを隠したせいでアラタのタヒは詳細が曖昧なまま口伝されていった、そのため大衆の認知が歪み今のアラタもその影響を受けている、このままでは私たちの知っているアラタは消えてしまう」

と、ナツメは苦々しく答える。

 

現在の速水と同じく、アラタもまた大衆の認知の歪みでその存在を以前と同じように保つことが難しくなっていたのだった。

 

それどころか速水とアラタは大衆から同じような不思議な逸話として語り継がれていったため、現在2人は一体化したようになりお互いの境目が分からなくなっていた。

 

アラタは速水と一体化することで、速水のことを好きだという己の自我を無くしてしまうことを恐れていた。

 

そんなアラタに、

「一つ案がある、お前自身を題材にした噂を学校の七不思議の一つとして流布する、速水ミハヤとは切り離されたこの噂をお前の話として昇華させれば二人の間柄への認知は無くなってしまうがお前の原型は崩れず済むかもしれない」

とハルヲは提案し、

「ただこの計画は噂の広まりに頼る以上時間もかかるし上手くいくとは限らない、そして何より七不思議として残る以上人としての側面を失いかねん」

と注意をした上で、

「時間に余裕はないと思うがよく考えてくれ」

と、アラタに告げる。

 

ハルヲの提案に、

「それならもう…決まっている」

とアラタは返事をし、ハルヲたちに助けてもらうために計画の実行を頼むのだった。

 

⑭速水先輩、俺と一つ賭けをしませんか?

 

数年後。

 

ハルヲたちの計画は成功し、アラタは七不思議の一つとしてその存在を確立して無事に速水との一体化を免れることができた。

 

数年振りに別個体として再会することができたアラタと速水は、嬉しそうにお互いの手を取り合う。

 

「ハルヲ先輩達のお陰です」

と言うアラタは、続けて、

「速水先輩…一つ、賭けをしませんか?」

と、速水に真剣な眼差しを向ける。

 

いつかの速水と同じような言葉を切り出したアラタは、

「この先、俺がどこまで貴方を知ることができるのか」

と、速水に賭けを持ちかける。

 

「十数年間生きた内のたった数ヶ月で知り得る事ができなかったのならこの先の全てを懸けて『速水ミハヤ』を名乗る愛しい貴方のことが知りたいんだ」

と話すアラタは、

「…俺は貴方の全てが欲しい」

と、狂気的な笑みを浮かべる。

 

その顔は速水と出会った頃の知りたがりのアラタと何も変わっていなかった。

 

そんなアラタに、

「…あはっ、はははははっ」

と楽しそうに笑った速水は、

「いいだろう、その賭け大喜びで乗ってやろうじゃないか、何処へも逃さないよ…アラタ」

と同じく狂気的な笑みを浮かべ、アラタの賭けに乗ることを宣言する。

 

再び賭けをした人ならざる2人は、その後顔を見合わせてそれはそれは幸せそうに笑い合うのだった。

 

一方その頃、ひとり自宅で過ごしていたハスミはいつか神社で速水に飛びかられた時のことを思い出していた。

 

あの時、速水はハスミの目を手で覆い消えてしまう直前に、

「知りたければ『疑え』」

と、ハスミの耳元で囁いた。

 

その時の速水の言葉が忘れられないハスミは、

「…『人』なのかな?」

と、速水への疑問をポツリと口にする。

 

そんなハスミの疑問に答える者は誰もいないのだった。

 

 

おわり

 

※物語やセリフ回しが難解な漫画なためもしかしたらあらすじが要所要所間違えているかもしれません。

間違えていたり解釈違いなどあれば申し訳ありません…。間違いなどは気がつき次第適宜修正していきます。

★『12個の謎』とその『答え』★

 

20211031021617

話が難しい!!

 

ということで、初期の頃『謎』とされていた事とその『答え』を私が分かる範囲でまとめてみました(あらすじにまとめ切れなかったものもあるので)

 

いかんせん話が難解なため間違えている箇所もあるかもしれませんが、それでもよろしければぜひご覧ください↓

 

Q 速水の正体

人々の集団幻覚で創られた神、この世にいない存在、元々は人

 

Q 速水は男か女か?

人々の集団幻覚で創られた神なため男でも女でもない(『屋敷の女共を狂わせて』とあるので人だった時は男?)

 

Q 『心を喰う病』とは

アラタたちの祖先の住人たちが患っていた『いる筈の無いものを見てしまう』という病。幽霊が怪異に見えてしまう病?

 

Q 怪異の正体

その昔、アラタたちの祖先の住人たちは『心を喰う病』を患った人々が孤立しないように「自分も怪異が見える」と優しい嘘をつきお互いに幸せに暮らしていた。

しかし全員が亡くなって幽霊になったあと、村人たちは自分たちのことが『怪異が見える頭のおかしい病人』として後世に語り継がれ、やがては忘れ去られてしまうことを恐れた。

そこで幽霊になった村人たちは、自分たちが病気の中で見た怪異を自分たちが演じることで怪異は本当にあったということを証明し、またいつまでも忘れられないようにした。

これが現代のアラタたち住人が見ている怪異の正体?

 

Q ハルヲの兄はどこへ?

怪異としてハルヲに会いに来たため恐らく亡くなっている。タヒ因は不明

 

Q ハルヲの兄が手に入れた速水の秘密とは?

 速水はこの世に存在していないということ?

 

Q 七不思議に隠された秘密とは?

速水はこの世に存在していないということ?

 

Q 七不思議のガセを流していた犯人は誰?

速水の秘密を守りたい過激派の村の住人たち?

 

Q アラタは速水の卒業まで耐え切れるのか?(賭けはどちらが勝つのか?)

アラタは速水に手を出さなかったが(キスはしたがこれはセーフ?)速水卒業前にタヒ亡したため賭けは実質破綻。

 

Q アラタが賭けに勝った場合、速水に何を教えてもらうのか?

知りたかったたのは速水の正体?しかし途中でアラタは速水の正体を知ってしまった

 

Q 未来のアラタは怪異になってしまうのか?

七不思議の一つとして怪異になった

 

Q 速水は最終的に消えてしまうのか?

一応消えてはいないが、今後人々から忘れ去られた場合消えてしまう可能せいあり

 

レビュー・感想

 

※このレビューは40話辺りまで読んだ時点で書いたものです

※最終回まで読んだあとの追記あり

 

最初は、

「せい別不明な速水先輩に蠱惑的に振り回される、ちょっと変わった恋愛ものかな?」

と思って読み始めたら、結構早い段階でがっつりオカルトが絡んできてビックリしました。

 

あ、そっち系なのですね。

 

最終的に、

『速水は男か女か?』

という謎を解く物語かなと思いきや、もはや速水先輩は人なのかどうかも怪しくなってきました。

 

うーん、正直個人的には男女どちらでもないという速水先輩の魅力を引き立たせるためにはあまりオカルトを絡んでほしくはなかったのですが…。

 

オカルトが絡んでしまうと、

「そりゃあ男女どちらでもなくても不思議じゃないよね。だってそもそも人間じゃないかもなんだしね」

となってしまい、“男女どちらだ!?”で引っ張る物語の求心力が弱まってしまう気がするので…。

 

でも、なんだかんだ速水先輩が魅力的すぎるので読んでしまうのですがね。

 

あと読み進めている内にだんだん速水先輩の『決め顔でかコマ』がちょっと気になってきました。汗

 

1ページ丸々使って、あるいは2ページぶち抜きで描かれる速水先輩の顔のアップやなまめかしいポーズのでかコマ。

 

最初は、

「わぁ~綺麗!!」

「わぁ~妖艶///」

と思いながらうっとりと見ていたのですが、このでかコマ結構頻繁に出てくるのですよね。

 

なので最近は、

「おぅ…またかw」

と、ちょっと戸惑うようになってきてしまいました。

 

まぁ綺麗だからいいのですが。

 

あと各キャラの驚き顔とか興奮顔とかが、最近はもう顔芸レベルになってきているように感じます…(絵に結構クセがありますよねこの漫画)

 

さて、この先物語はどうなっていくのか?

速水先輩の謎が明かされことはあるのか!?

楽しみです!

 

…個人的にはせい別はどちらかや人間かどうかなど、速水先輩の謎はすべてうやむやなまま終わるのではないかな?と少し思っています。

 

※追記(2025.7.27)

最終回まで読み終わりました!

 

「俺は貴方の全てが欲しい」

 

最終回のこのシーンの狂気的なアラタの顔いいですね、気になったものはなにがなんでも知りたいという初期のアラタから何も変わっていないくてある意味安心します。笑

 

そのあとの「何処へも逃さないよ…アラタ」という速水の狂気的な笑顔もいいですし…かとおもったらその後の2人の顔を合わせたときの純粋な笑顔でやられました。

 

あら可愛い、本当に幸せそうな笑顔でなんだか泣けました。

 

最後に少し余白というか謎を残している終わり方もいいですね(あの最後のページのトイレの前に落ちている物は何だったんだろう?)

 

しかしこの2人、結局は人の噂で存在を保っている人ならざるものなわけですからいずれ人に忘れ去られてしまったらその存在が消えてしまうということでしょうか?

 

なんとも切ない…!

速水の信者とアラタの母校は永遠にこの2人の事を語り継がないと。笑

 

とても難解なお話でしたが、唯一無二な世界観がとても魅力的な作品でした!

あとやっぱり速水先輩が本当に綺麗。

 

あ、あと40話辺りまで読んだ時点で『個人的にはせい別はどちらかや人間かどうかなど、速水先輩の謎はすべてうやむやなまま終わるのではないかな?と少し思っています』と予測しましたが…ハズれていましたね。笑

 

割と速水先輩については色々と明かされていたため、そんなにもやることなく終わっていて良かったです。

 

 

速水先輩と同じく、い別不明キャラの『エナちゃん』!!

私の推しです^^

とても魅力的なので気になる方はぜひチェックしてみてください↓

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