
引用元:笑ゥせぇるすまん『たのもしい顔』
今回は漫画『笑ゥせぇるすまん』の、
「第9話『たのもしい顔』のあらすじ・レビュー」
についてご紹介していきたいと思います!
「この話の流れを簡潔に知りたい」
「この話のオチってどんなだったっけ?」
「アニメとの違いは?」
など、気になる方はぜひご覧ください。
アニメ『たのもしい顔』のネタバレ・レビューはこちら↓
- 『たのもしい顔』はこんなお話
- 『たのもしい顔』のあらすじ
- 『たのもしい顔』のレビュー
- 【全話】漫画『笑ゥせぇるすまん』のネタバレ・レビュー
- 『笑ゥせぇるすまん』全記事まとめ
- 【全話】アニメ『笑ゥせぇるすまん』のネタバレ・レビュー
- 【全話】ドラマ『笑ゥせぇるすまん』のネタバレ・レビュー
『たのもしい顔』はこんなお話
バドエン度 ★☆☆☆☆
怖さ度 ★☆☆☆☆
グ口度 ★★☆☆☆
『たのもしい顔』のあらすじ
人から頼られてばかりいる、会社課長の頼母 雄介(41)
頼母は渋くて落ち着いた顔立ちをしているからか、よく会社の部下から頼られたり甘えられたりしていた。
会社の部下だけならまだしも頼母は夜の店の女せいや街行く人など初めて会った人からも頼りにされてしまうことが多く、自分の頼りがいのある顔に少々辟易としていた。
そんな頼母は、ある日街で喪黒福造と出会う。
酔って気持ちが悪くなっていたところを介抱してくれた喪黒に、
「僕は子供の頃からしっかりしてる顔だとか頼もしい顔だって言われてずーっと今まで家族から友人から会社の連中から頼りにされ続けてきたんです、そして僕も期待を裏切らないように自分をつくり上げてきたんです」
と、弱っていたからか悩みを打ち明けた頼母は、
「だが僕を頼って甘えてくる連中はたくさんいるけど、僕が頼り甘えられる人なんてどこにもいないのだ!」
と辛そうに頭を抑える。
そんな頼母に、
「確かに人に頼るより頼りにされることは何倍もツライものです、今のままでは精神のバランスが崩れてしまうでしょうな」
と喪黒は言い、
「よろしい頼母さん!あなたが安心して甘えられる人を紹介してあげましょう」
と提案して、
「ええっ?」
と驚く頼母をとりあえずその日はタクシーに乗せて家へ返す。
翌日、頼母の会社へ喪黒がやってくる。
「やー頼母さん昨日はどうも、あれから早速色々あたりましてやっとピッタリの人が見つかりましたね、女せいですがきっとあなたの求めていたような人ですよ」
と頼母のために甘えられる人を探し出してきたという喪黒に、しかし頼母は、
「一体なんの事です?君っ!僕は忙しいんだ!こんなつまらん用事ならすぐ帰ってくれたまえ!」
と怒鳴る。
頼母は昨日酔っ払っていたため、喪黒に会ったことは覚えていたが喪黒と話したことはすっかり忘れていたのだった。
そんな頼母に、
「私は無償であなたの精神の救済をしてあげようと言うんですよ!」
と返しつつも、今は何を言っても無駄だと判断した喪黒は、
「それでは帰りますが、もし気が変わったらさっきの名刺の裏を見てくたさい、先方の連絡先が書いてありますから…」
とだけ伝えて頼母の会社をあとにする。
喪黒が帰ったあと、
「ウスキミの悪いオヤジだ」
とぼやきつつ仕事に戻った頼母は、その日もいつも通り社員から面倒な頼み事をされたり、妻から電話が掛かってきて『お義母さんから酷い事を言われたからすぐに帰って来て』と泣き言を言われたりと、相変わらず人から頼られたり甘えられたりしていた。
いい加減人から頼られることに我慢の限界を感じた頼母は、
「甘えるな!何でもかんでも俺のところへ持ち込んでくるなっ!頼りにばっかりされるのはお断りだ!いろんな連中にいつも寄っかかってこられたらどうなると思うんだっ!」
と、その日ついに堪忍袋の緒が切れて会社でヒステリーを起こしてしまう。
突然大声を上げた頼母に、
「ンマー頼母課長がヒス起こしたの始めてみたわ!」
と、会社の部下たちは驚いてしまう。
その日の夜、頼母はむしゃくしゃした気分を収めるためにバーへと行く。
しかしバーの女せいから、
「あらーそんなに飲んでいいんですか?頼母さんのお体が心配よ、だって頼母さんがお体壊したらこうして甘えられなくなるもの…」
と甘えたようにしなだれかかられた頼母は、
「やめろ!寄っかかるなって言ったハズだ」
と咄嗟に女せいを突き飛ばし、逃げるように店を出る。
悪酔いして、
「ウー、ど、どいつもこいつも…寄っかかってきやがる…俺だって…寄っかかりたいんだ!」
とボヤきながらフラフラと街を歩く頼母は、フとスーツのポケットから零れ落ちた喪黒の名刺に気付く。
『相手の連絡先は私の名刺の裏に書いてありますからね』
と言っていた喪黒の言葉を思い出した頼母は、酔って判断力が鈍る中縋るように名刺に書かれていた住所へと向かう。
名刺に書かれていた住所へ来ると、そこには古めかしいボロボロのアパートが建っていた。
そしてそのアパートの前には喪黒がいた。
「よくいらっしゃいました頼母さん!」
と声をかけてきた喪黒は、
「さあ気分をゆったりさせて!あなたに素晴らしい女神を紹介してあげますよ!」
と言い、
「ドーン」
と、頼母に指を差す。
その後頼母は、
「さあこの部屋です、どうぞお入りなさい!」
と言う喪黒言葉に導かれてアパートの一室へと入る。
するとそこには神々しく光輝く大きな観音様がいた。
「おいで…坊や!」
と優しく声を掛けてくる観音様に、
「あああ」
と感極まった声を出した頼母は、
「あーっ」
と思い切って観音様の膝に飛び込む。
「よしよし、いい子だいい子だ、何もかも忘れて私の膝の上でお眠り」
と頭を撫でてくれる観音様に、
「ああ…いい気持ちだ!まるで雲の上にいるみたいだ…」
と初めて他人に甘えられた頼母は夢心地になり、
「かんのんさま〜っ」
と叫び、心の底から甘えられる喜びを感受する。
後日。
頼母の妻は突然家に帰って来なくなった頼母の行方を案じていた。
そんな頼母の妻の元に、
「頼母さんの奥さんですね」
と喪黒が現れ、
「私は頼母さんの隠れた友人なんですが、今ご主人は療養されているんですよ、もう少しで手の施しようもなくなるところでした、幸い私が適切な処置を施したのでもう大丈夫ですよ」
と伝え、「療養!?」と驚く頼母の妻を連れて頼母がいるアパートへと向かう。
アパートへ着き、
「その部屋です!どうぞご主人にお会いください」
とアパートの一室に促された頼母の妻は、『こんなところに夫が…?』と訝しながらも部屋へと入る。
すると中には、夫とふくよかな中年女せいとが共に生まれたままの姿でくっついていた。
女せいの膝にまるで赤ん坊のように抱かれる頼母は、
「ウヘ…カ、カンノンサマ」
とヘラヘラと笑いながら女せいに授乳されており、そんな頼母のことを女せいはまるで我が子を愛するように、
「おーよしよし、いい子だいい子だ」
と微笑みながらあやしていた。
その異様な光景に、
「パパっ!?」
と発した切り、頼母の妻はショックを受けたように玄関先で固まってしまうのだった。
『たのもしい顔』のレビュー
アニメでは第1話だった『たのもしい顔』ですが、漫画では第9話だったのですね。
たのもしい顔は『アニメ(大平透版)』にも『伊東四朗版ドラマ』にも『ロバート秋山版ドラマ』にも、あとあまり詳しくないのですが『笑ゥせぇるすまんのゲーム?』にもなっておりかなり人気が高い話な気がします。
そのため漫画で出てきた時に、
「おお!来た!」
と思いました。笑
話はだいたい大筋はアニメと同じでしたが、頼母さんが芦田伸介に似ているというエピソードと、頼母さんが喪黒さんの顔面に吐いてしまうくだりと、あと頼母さんの妻の「パパ」呼びがアニメと違いましたかね。
まず、アニメでの頼母さんはただ「頼もしい頼りがいのある顔」とだけ言われていましたが、漫画では「『芦田伸介』にちょっと顔が似ているため頼もしい男だと思われてしまう」という一応それっぽい意味付けがされていたのですね。

引用元:笑ゥせぇるすまん『たのもしい顔』
芦田伸介さんという方を存じ上げなかったためネットで調べてみたら、昭和から平成にかけて活躍された役者さんだそうですね。
芦田伸介さんの写真を見てみたら頼母さんにそっくりでちょっとフフッとなりました。
頼母さんは相当芦田伸介さんに寄せて描いたみたいですね。
モデルがいたからか頼母さんの顔はそれまでの『笑ゥせぇるすまん』のキャラとは違ってところどころ写実的に描かれており、ちょっと驚きました。
初っ端の1コマ目からこんな感じの絵柄でしたからね↓

引用元:笑ゥせぇるすまん『たのもしい顔』
なかなかインパクトが強かったです。
あと、アニメではただ酔って気持ちが悪くなった頼母さんを喪黒さんが介抱するという流れになっていましたが、漫画では酔って気持ちが悪くなった頼母さんがいきなり喪黒さんの顔面に盛大に吐いていてビックリしました。

引用元:笑ゥせぇるすまん『たのもしい顔』
これは酷い。笑
喪黒さん、これは怒っていい。
なのに喪黒さんこのあと怒りもせずに公園まで頼母さんを連れて行って介抱し、
「どうですすこしは気分がよくなりましたか」
「気分のわるい時はどんどんはいた方がすっきりするものです、さあもっとおはきなさい」
と頼母さんの背中をずっとさすってあげていて、優しいにもほどがあります(まるでいい人みたい)
それなのに頼母さんは次の日喪黒さんの名刺を見た時に、
「喪黒福造…?ああ!あのへんなオヤジか!」
と喪黒さんのことを変なオヤジ呼ばわりしていて、なかなかに非道だなと思いました。

引用元:笑ゥせぇるすまん『たのもしい顔』
喪黒さん、頼母さんが電柱の下に鞄を置き忘れていることを教えてあげて、顔に吐かれても怒らず、公園まで連れて行って介抱もしてあげて、甘えられる人を紹介すると約束もしてあげて、最終的にタクシーで家まで送り届けてあげたのにね。
それと、頼母さんの妻の頼母さんの呼び方がアニメと違っていたような気がします。
頼母さんの妻、頼母さんのことを「パパ」って呼んでいましたっけ?
アニメでは確か「あなた」だったような?
まあ進介という子供がいる夫婦なので『進介のパパ』という意味で「パパ」呼びでも特に違和感はないのですが、なんというか話が話だけに「パパ」という呼び方がより一層頼母さんに甘えている感じに聞こえて「あなた」呼びよりも効果的に働いているなと思いました。
それと、今回ちょっと驚いたことが…
なんか、喪黒さんに眉毛がある!

引用元:笑ゥせぇるすまん『たのもしい顔』
今までありませんでしたよね?
なんで急に?ビックリ。笑
しかしコマによって描かれていたり描かれていなかったりします。
喪黒さんが頼母さんの会社に来て2人で話しているシーンのみ、6コマだけ喪黒さんの眉毛が描かれています。
全部下がり眉で描かれていたため困った表情の時だけ眉毛が描かれるのですかね?
アニメでは恐らく喪黒さんの眉毛が描かれたことは一回もないため、なんだかすごく違和感を感じてしまいました。
個人的にはなくてもいいかなと思いました…なんか喪黒さんには基本無表情でいてほしいのですよね。
眉毛があると急に表情豊かになって人間臭くなってしまうので、個人的にはない方が不気味で得体のしれない喪黒さんに合っているかなと思いました。
常に笑っているのに無表情というのも変な話ですが。
あと絵が違うといえば、この回の喪黒さんはずいぶんと丸っこく描かれていた気がします。

引用元:笑ゥせぇるすまん『たのもしい顔』
こんなに丸っこかったでしたっけ?笑
回を追うごとにどんどん丸っこくなっていく気がします。
まあ丸っこい方が可愛いのでいいのですが。
ちなみに画像は、酔ってフラフラになりながらアパートにたどり着いた頼母さんがアパートの前にいた喪黒さんに気付いたシーンです。
頼母さんが酔っているため喪黒さんがブレて見えています。
このあとブレが収まっていき、「ドーン」する前に完全にブレがピタッと収まる演出がなんかかっこよかったです。

引用元:笑ゥせぇるすまん『たのもしい顔』
あと、そのあとの頼母さんの「かんのんさま〜っ」という感極まった大声にちょっと吹っ飛ばされている喪黒さんが可愛かったです。

引用元:笑ゥせぇるすまん『たのもしい顔』
それと、冒頭の頼母さんがバーで飲んでいる時にしれっと横に喪黒さんがいたところもいいですね。
いい感じに不気味です。

引用元:笑ゥせぇるすまん『たのもしい顔』
アニメでは確か冒頭のバーのシーンには喪黒さんはいなかった気がします。
それにしてもアニメを見た時にも思いましたが、やはりこの話は最後のインパクトがすごいですね。
あの女の人は一体何者なのでしょう?
我が子を亡くした母親とか?
子供ができなかった女せいとか?
あるいは頭がおかしくて誰でも甘やかしたい変わり者とか?
もしくは本当に自分のことを観音様だと思い込んでいるヤバイ人とか…?
正解がないため色々と考えてしまいます。
しかし正解がないためより一層不気味さが際立つ最後になっていていいですね。

引用元:笑ゥせぇるすまん『たのもしい顔』
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