「漫画『パパいや あっちいけ。』の、最終回(結末)までのネタバレ&レビュー」
についてご紹介していきたいと思います!
「話のおさらいをしたい」
「これまでの話の流れを簡潔に知りたい」
という方はぜひご覧ください。
- 登場人物紹介
- ①「香奈もあっちいけ!」といったら娘が…
- ②子供なんか欲しくなかった
- ③香奈のこと愛してないでしょ?
- ④やっぱり子供が可愛くない…
- ⑤SNSの投稿がバズった!
- ⑥りんごママの提案で再びSNSを…
- ⑦何で香奈の名前と誕生日を知ってるんだ!?
- ⑧「親としての自覚が足りなすぎる!」と指摘された外山
- ⑨突然田舎に引っ越すことに!?
- レビュー・感想
登場人物紹介
外山 ? :夫
外山 明日香 :妻
外山 香奈 (2):娘
①「香奈もあっちいけ!」といったら娘が…
※「1話~4話」辺りまで
最近イヤイヤ期が始まり言うことを聞かなくなってきた娘の香奈。
そんな香奈に新米パパである外山は辟易していた。
『これも成長の過程だからいずれ終わる…』
とは思いつつも、
「いや!」
「いらない!」
「パパきらい!」
などと香奈が癇癪を起こす度に、外山はどうしようもない徒労感に襲われていた。
そんなある日、いつものように、
「パパきらい!あっちいけ!」
と騒いで暴れる香奈に、
「…そうかよ!もういい!香奈もあっちいけ!!」
と、外山はつい大声で怒鳴ってしまう。
大人気ないと思いつつも、外山は今までのストレスで怒鳴ることを我慢できなかったのだった。
そのまま外山は頭を冷やすために香奈をひとりリビングに残して隣の部屋へと引き籠もってしまう。
その日の夕方。
外山が引き籠もった部屋に、
「…ねぇ?香奈どこにいるの?」
と、青ざめた顔で妻の明日香が聞きに来る。
「どこってリビングに…」
と言いながらリビングを見に行った外山はギョッとする。
リビングに香奈の姿がなかったからだ。
それどころか家中のどこを探しても香奈は見つからない。
『まさか、外に出て行ったのか!?…いや、2才児にまだ玄関は開けられないだろ』
とは思いつつも、念のために外山は外を探しに行くことにする。
「クローゼットの中とかに隠れてるかもしれないから…明日香はそのまま家の中を探してくれ!」
と明日香に言い残し、外山は寒空の下香奈を探しに出かける。
街中を探し回りながら外山は、
「香奈もあっちいけ!」
と言った時の香奈の傷付いたような顔を思い返していた。
『自分はとんでもないことをしてしまったかもしれない…』
と後悔に苛まれる外山。
次の瞬間、外山は考え事をしながら走っていたせいか突然『ズルッ』と足を滑らせて体勢を崩す。
体勢を崩した近くの地面には運悪く大きな流雪溝の穴が空いており、外山はその穴の中へと真っ逆さまに落ちていく。
②子供なんか欲しくなかった
※「5話~33話」辺りまで
時は少し遡り…
香奈が産まれた直後。
外山は産まれたばかりの香奈を抱きながら、
『…大変なことになった』
と、ひとり呆然としていた。
というのも、外山はあまり積極的に子供が欲しいとは思っていなかったからだ。
元々子供が苦手で可愛いとは思えない外山。
そんな外山は実の娘にも案の定愛情が湧かず、
『…うるさい小猿にしか見えない、これ本当に俺の子か?この子をずっと育てていかないといけないのか?』
と戸惑っていた。
しかしいくら子供が苦手でも産まれてしまったからには子育てに参加しないわけにはいかない。
外山は内心の愛情のなさを明日香に悟られないようにしながら、日々なんとか香奈の子育てをこなしていた。
③香奈のこと愛してないでしょ?
※「34話~38話」辺りまで
そんなある日、外山は育児のちょっとした失敗から明日香と口論になる。
「もうあなたには何も頼まない!」
と涙ぐみながら怒る明日香に、
「上等だよ!もう俺は何もしない!だいたい外で働くだけで男として十分義務果たしてんだから、それ以上ごちゃごちゃ言ってんなって話だよ!」
と、外山は言い返す。
外山は軽い夫婦喧嘩のつもりだったが、
「…それならもう離婚したほうがいいかもね」
と、ポツリと明日香に言われてしまう。
明日香の思わぬ発言に、
「そんな…!離婚とかそこまでのことなのか!?わかった、俺が悪かったから!」
と外山は慌てるが、
「違うの、今回のことだけを言ってるんじゃないの、…香奈のことを考えていないのがわかるのが辛いの、あなたにとって香奈のお世話は雑務のひとつでしょう?それが今回確信に変わっただけ」
と明日香はさっきとは一転、冷静に話す。
心情を言い当てられてギクリとする外山に、明日香はさらに、
「…正直さ、香奈のこと愛してないでしょ?」
と確信に触れる。
「そんなこと…!」
と外山は咄嗟に明日香の言葉を否定するが、内心では、
『離婚!?俺の人生はこんなはずじゃ…!』
と焦っていた。
香奈のことはどうでもいいけれど体裁的に離婚したくない外山は、
「俺…育休取るから!香奈に対する気持ちは…ごめん、指摘通りだ。でもそれは今は仕事が忙しくて気持ちに余裕がないせいだと思う!育休を取って香奈と過ごす時間が長くなればちゃんと香奈のこと愛せるようになると思うから!」
と、明日香に向かって一気に捲し立てる。
「今は香奈を愛していない」とハッキリ言われた明日香は眉をひそめつつも、そんな外山の熱意に押されて、
「…まぁそこまで言うなら」
と外山の言葉を信じてみようと離婚は一時取りやめ、外山が育休を取ることに賛成するのだった。
④やっぱり子供が可愛くない…
※「39話~69話」辺りまで
育休を取り積極的に育児に参加するようになった外山。
しかし香奈と接する時間が増えてもやはり香奈のことが可愛いとは思えず、外山にとって育児はただただ面倒で苦痛な作業のままだった。
育児をしながら外山は、
『奥さんもいて子供もいて仕事もあって普通に食事ができる…絵に描いたような幸せな生活じゃないか、なのに何で俺はこの生活にこんなにも幸せを感じられないんだ…』
と、自分の気持ちに静かに戸惑っていた。
明日香だけではなく外山自身も、香奈をいつまでも愛せないことに少なからず焦りを感じていたのだった。
⑤SNSの投稿がバズった!
※「70話~78話」辺りまで
育児が苦痛な外山は、ある日手と顔をぐちゃぐちゃにして食事をする香奈の姿を写真に撮りSNSに投稿してみる。
『育児のストレスをせめてSNSに吐き出して発散…』
と外山にとっては何気なくした投稿だったが、意外にもこの投稿がプチバズりする。
『今日も娘は元気』
とコメントを付けたその投稿には、
『同じ月齢の子を育てています!痛いほどお気持ちわかります』
『葛藤や辛さがあるのはあなたがきちんとお子様を愛し向き合っている証拠だと思います』
『あなたはすごいです。世のお父さんはあなたを見習うべき』
と、たくさんの人から温かいメッセージが付けられる。
始めて子供のことで人から肯定された気がした外山はこのバズりにとても嬉しくなり、これをキッカケにその後も次々と香奈の写真をSNSに投稿し始める。
そのうちに外山は香奈の姿だけでは飽き足らず、香奈の世話をしている自分の姿も写真に撮ってSNSに投稿するようになる。
そんな外山は、香奈と自分の顔に一切モザイクをかけていなかった。
身バレや流出の可能せいがある非常に危険な行為だったが、
『投稿をすることで承認欲求が満たされる!』
とすっかり気持ちが良くなった外山は、こういった危険せいを軽視してモザイクをかけないままどんどん写真を投稿していった。
そんなある日、あまりにおおっぴらに投稿しすぎたせいかついに外山のSNSアカウントが明日香に見つかってしまう。
「これ、なに!?…このアカウントパパだよね!?香奈の写真こんなに上げて!ありえない!今すぐやめて!」
と焦った様子で外山を問い詰めてくる明日香に、
「いや、でもまだ赤ちゃんだし、顔も変わっていくだろうし…それに俺も香奈の可愛さを他の人と共有できた方が育児も楽しめるし…」
とごちゃごちゃと言い訳をする外山だったが、アカウントはそのまま怒り狂った妻に削除されてしまう。
アカウントを削除されてしまった外山は、
『…この方法なら、香奈を可愛いと思えるかもしれないと思ったんだよ』
と、ひとり項垂れる。
⑥りんごママの提案で再びSNSを…
※「79話~83話」辺りまで
SNSに育児の様子を投稿できなくなり、すっかり意気消沈した外山。
そんな外山は、ある日香奈を連れて行った児童館で『りんご』という女せいと出会う。
りんごというのはSNS上で使っている名前で、りんごはかつて外山のアカウントのDMに、
『うちの夫にも見習ってほしいです!これからも投稿楽しみにしています!』
という温かいメッセージをくれた人だった。
香奈と同じくらいの赤ちゃんを抱っこしたりんごは、
「アップされてる写真から近所に住んでるんじゃないかな〜って思ってて、密かに会えたら嬉しいなって考えてたんです!ふふっ、写真よりもかっこいいですね!…でも最近アカウント消しちゃいましたよね、残念です」
と、外山に親しげに話しかけてくる。
そんなりんごに照れつつ、
「アカウントは嫁に消されてしまって…写真は載せるなと…」
と、外山は答える。
するとりんごは、
「じゃあしっかり加工して身バレしないようにすればいいんじゃないですか?それなら“みんな”やってますし!それで子育てが少しでも楽しくなるなら私はそっちの方がいいと思いますけどね!」
と、明るく提案してくる。
りんごの提案に、
「…そ、そうですよね!!」
と、外山は前のめりになって同意する。
りんごの提案ですっかり大義名分を得た気になった外山は、早速家に帰ってから新しい育児アカウントを作り始める。
『…香奈が生まれてから俺の人生は終わった。子育てのために趣味のものを捨て、独身時代の友達もいなくなり、残ったのは香奈の親というステータスのみ。それすら受け入れられない惨めな俺。
…でもSNSで育児の様子を投稿するのは、そんな俺が唯一香奈を愛せるようになるかもしれない方法なんだ!』
と外山は必タヒに自分に言い訳をし、妻に内緒でまたSNSを始めるのだった。
⑦何で香奈の名前と誕生日を知ってるんだ!?
※「84話~106話」辺りまで
身バレに注意しながら再びSNSを始め、育児にやる気が戻ってきた外山。
新しく作った育児アカウントには早速『ツカサ』というマメにいいねやコメントをくれるファンも付き、外山は尚の事SNSの投稿に力を入れるようになる。
そんなある日、外山の家へ突然頼んだ覚えのないぬいぐるみが届く。
ぬいぐるみには、
『カナちゃんへ お誕生日おめでとう ツカサより』
と書かれたメッセージカードが添えてあり、それを見た外山は驚いて絶句する。
『どうして香奈の誕生日を知ってるんだ!?名前だって…どっちもネットには公開してないのに…』
と気味が悪くなった外山は、何日かしてからツカサに、
『もしかして娘に誕生日プレゼントを贈ってくれましたか?実は同じ名前の方からいただきまして…』
とメッセージを送ってみる。
しかしそのメッセージを送ったすぐあと、何故かツカサのアカウントは突然削除されてしまう。
外山に何もメッセージを返すことなく削除されたアカウントに、いよいよ外山は不信感を募らせる。
ぬいぐるみも不気味に思った外山は、すでに気に入って遊び始めていた香奈の目を盗んで破棄し、代わりにまったく同じぬいぐるみをネットで注文して香奈に渡しておく。
幸い香奈に気付かれることはなかったが、外山はぬいぐるみを送ってきた人物の正体が結局イマイチわからず終いでもやもやとするのだった。
⑧「親としての自覚が足りなすぎる!」と指摘された外山
※「107話~131話」辺りまで
ぬいぐるみの件から数ヶ月後。
あれから特に変わったこともなくホッとする外山だったが、そんな矢先、香奈のイヤイヤ期が始まる。
何でもかんでも「イヤイヤ!」と癇癪を起こして暴れる香奈に、外山は前にもまして苛つき育児に四苦八苦する。
そんなある日、またしても外山の家に頼んだ覚えのない荷物が届く。
中身は子供服で、今度はメッセージカードなどは付いていなかった。
『またツカサさんか!?それとも別の誰かなのか!?』
と、外山は正体不明の送り主に怯える。
『気持ちが悪い、知らない誰かに監視されているみたいだ』
と気味が悪くなった外山は、
『…もうSNSはやめよう、香奈に何かあったら大変だ』
と、ようやくSNSをやめる決断をするのだった。
ーーーーーー
外山がSNSをやめてから数日後、外山は明日香と香奈の3人で動物園に行くことになる。
「せっかくだから」と、明日香はこの間家に届いた子供服を嬉しそうに香奈に着せる。
外山は、
「家に届いたぬいぐるみや子供服は自分の職場の人からのプレゼントだ」
と明日香に話していたため、明日香はそれらを何も疑うことなく香奈に与えていた。
そんな無邪気な明日香と香奈の姿に、外山は若干の罪悪感と居た堪れなさを覚える。
動物園に着いた3人。
家族3人で楽しく過ごす中、外山は途中で、
「ちょっとトイレに行ってくるから香奈のこと見てて…」
と、明日香から頼まれる。
了承し、香奈と2人で待つ外山。
しかし明日香が離れてから数分後、外山はスマホに届いたメッセージに気を取られて一瞬香奈から目を離してしまう。
その隙に、香奈は目の前からいなくなってしまう。
外山とトイレから戻ってきた明日香は香奈の姿が見えないことに気付き、慌てて動物園の中を探し始める。
「香奈ーーーっ!?どこーーーっ!?」
と、人目を憚らず大声で香奈を呼んで探し回る明日香に、
「ちょ…!そんな大声で…!みんな見て…」
と外山は恥ずかしがって明日香を咄嗟に止めようとするが、
「はあ!?何でそんな他人事なの!?元はと言えばパパがちゃんと見てなかったからでしょ!?この期に及んで人の目を気にするとかありえない!親としての自覚が足りなすぎるでしょ!」
と、けっ相を変えた明日香に怒鳴られる。
結局香奈は動物園のスタッフが迷子として預かっていたため、二人はその後無事香奈に会うことができたが、帰りの車内で外山は、
「…今日のことはさ、マジでありえないから。前に言ってたよね、『育休を取って香奈と過ごす時間が長くなれば、ちゃんと香奈のこと愛せるようになると思うから!』って。…その結果がこれなの?こんなに一緒にいるのにまだ足りないの?」
と、静かに怒る明日香に突き放すように言われてしまう。
返す言葉のない外山は、
『…俺だって、ずっと何でって思ってるよ』
と、心の中で呟いていた。
⑨突然田舎に引っ越すことに!?
※「132話~最新話」辺りまで
動物園の件から数日後。
外山は突然明日香から、
「職場から地方に転勤を言い渡された」
と報告される。
突然の報告に、
「は!?だって香奈もまだ小さいのに…というか俺の仕事はどうすんだよ!?単身赴任しろってか!?」
と、外山は焦る。
そんな外山に、
「パパの会社の支店もこの地域にあるよね…この機会にパパも移動できないか頼んでみてよ!香奈が小さい内は田舎の自然の中でのんびり育てたい気持ちもあったのよね〜」
と、明日香は笑顔でサラッと返す。
「そんな都合良く会社が対応してくれるわけ…!」
と尚も渋る外山だったが、意外にも会社はサラリとOKを出してくれ、外山はあれよあれよと言う間に家族全員で田舎に引っ越すことになった。
ーーーーーー
田舎に引っ越してきた外山一家。
引っ越すことを渋っていた外山だったが、
『でももうこれで送り主不明の贈り物にビビることはなくなるか…』
と、そのことについては少しホッとしていた。
しかし田舎に引っ越してきてから早々、外山夫婦は近所の人たちにゴミの出し方を注意されたり、家庭内のことについて不躾に口を出されたりし、早くも田舎での暮らしに不安が生じ始める。
そんな中ゴミ捨て場でよく会う中年の鶴子という女せいは、特に外山一家の家庭内に口を出してきた。
鶴子はあまり話さない香奈のことを見て、
「香奈ちゃんは発語が遅いのかしら?」
と、香奈の発育を心配するようなことを言い、
「もしよければ私が時々香奈ちゃんに言葉のお稽古をつけてあげましょうか?自慢じゃないけど昔は私教師をしていたのよ!」
と、笑顔で外山に提案をしてくる。
『余計なお世話だ』と苛つく外山だったか、近所の人と揉めたくないと日和る外山は、
「…妻と相談して、都合が合えばお願いします」
と、鶴子に返事をしてしまう。
その日の夜、外山からその話を聞いた明日香は、
「何でハッキリ断らないの!?遠回しに香奈のこともバ力にされたんだよ!?それなのに何で受け流せるの!大事な娘のとこバ力にされて何も思わないわけ!?」
と激怒し、
「次にまたズケズケと干渉してこようとしたら絶対ハッキリ言うんだからね!」
と、外山にちゃんと断るように釘を差す。
明日香に怒られて意気消沈する外山だったが、しかし後日外山は押しの強い鶴子の誘いを断れず香奈を連れて鶴子の家へと行ってしまう。
『まずい、断れなかった…明日香にバレたら…』
と青くなって縮こまる外山だったが、そんな外山に何故か鶴子は食事を出してきて外山と香奈をもてなそうとする。
「…あの、言葉の教室じゃ?」
と不思議がる外山に、
「やーね!こんな小さい子相手にしっかりお勉強なんかさせないわよ〜!」
と、鶴子は人の良さそうな顔でカラッと笑い、
「あなたと香奈ちゃんを少し前から見てたけどね…あなた、うまく話せない香奈ちゃんに話しかけたりするのが苦手なんじゃない?指示をすることはあっても、何か見たものを共有したり、香奈ちゃんの気持ちを代弁してあげたりする様子が見えなかったから。あなた、香奈ちゃんとどう関わればいいのかよくわかってないんじゃない?」
と、外山の気持ちを言い当てる。
その通りだった外山がバツの悪そうな顔で萎縮していると、
「恥じることはないのよ、お父さんなんてそんなものなんだから!」
と鶴子は笑い、
「だけどこのままじゃ香奈ちゃんが可哀想、小さい頃は言葉のシャワーをいっぱい浴びなくちゃ!だからこれからは一緒に食卓を囲んでいっぱいお話しましょう!子供は私たち大人同士の会話を見聞きしたことも吸収するんだから。ほら…お母さん帰りも遅いでしょう、あんな時間に帰宅だと夫婦の会話も少ないんじゃない?だから香奈ちゃんにとってもいい刺激になると思うのよ」
と言い、香奈のために定期的にみんなで食事をしましょうと提案をする。
戸惑う外山だったが、その後鶴子の食事を美味しそうに食べて、鶴子の問いかけに嬉しそうに笑顔を浮かべる香奈を見ている内に、
『こんな楽しそうな香奈の姿は久しぶりに見た…本当にいい刺激になるんじゃないか?』
と外山は判断し、鶴子の提案をありがたく受け入れることにする。
かくしてその日から鶴子の家へと出入りするようになった外山と香奈。
鶴子の家に行けば鶴子が勝手に香奈の面倒を見てくれるし、勝手に遊んでくれるし、勝手に食事も出してくれる。
外山にとってはこの上なくありがたい環境だった。
その上鶴子は、
「パパさんはのんびりしてて〜」
と言ってくれるため、外山は鶴子の家でただゴロゴロしていればいいだけだった。
香奈の面倒をほとんど見なくてよくなり、外山は格段に子育てのストレスが減る。
しかし外山はそれでも相変わらず香奈のことは可愛いと思えず、泣かれたりする度にしょっちゅうイラついていた。
鶴子の家に入り浸るようになってから数週間後。
香奈はすっかり鶴子に懐き、自宅へ帰ってきても、
「ツルちゃあああ!」
と、鶴子をこいしがって泣くようになる。
外山は心のゆとりと引き換えに完全に香奈に親として認識されなくなってしまう。
『香奈が生まれてから俺は趣味も捨てて友達もいなくなって住む場所も変えて職場での居場所も無くなって、唯一残ったのが『香奈の父親』というステータスだったのに…それすらも無くなった、持っていたもの全部無くなった、俺空っぽになっちまったんだなあ…』
と、外山はこの状況にぼんやりとした絶望感を感じるのだった。
そんなある日、いつも通り香奈と共に鶴子の家へと行った外山だったが、その日鶴子は珍しく不在だった。
泣き喚く香奈を外山は面倒くさそうに家へと連れ戻し、
「あーもううるさいなあ、静かにしてくれ、ほらこれでも見てろ」
とテレビを付け、そのまま泣いている香奈を放置して自分はイヤホンを付けて香奈の泣き声を遮断する。
香奈を遮断して自分の世界へと籠もった外山は、
『快適だ…いろいろ悩んで頑張ってたけど、最初からこうすりゃよかった、心が伴ってなくても親として最低限の義務を果たしてれば文句はないだろ、暖かい家もあって食べるものもあってこれだけ泣きわめく体力もある、ごめん香奈、もう俺は頑張るのをやめたんだ』
と、心の中で香奈へ謝罪する。
しかしその顔は完全に香奈のことを見限った、妙にスッキリとした穏やかな顔だった。
その後外山は相変わらず鶴子が家にいる時は鶴子に香奈の面倒を見てもらい、鶴子が留守の時は自宅で香奈をひとりで遊ばせて放置していた。
そして外山の育休が終わりを迎える時、外山は香奈を保育園に入れて田舎の新しい支店で職場復帰をする。
育休が終わって職場復帰をした外山だったが、明日香が激務で毎日残業続きのため相変わらず家事や香奈の面倒は引き続き外山がしていた。
しかし香奈を保育園に入れたことで香奈と一緒にいる時間が格段に減った外山は、
『前よりはずーっとマシ』
と、精神的負担が減り家事や育児が前よりもラクになったと感じていた。
そんなある日、外山は仕事中にスマホが鳴っていることに気付き…
↑今ココ(181話 2025.3.26更新 ※181話以降長らく更新がストップしています…)
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レビュー・感想
※このレビューは14話を読んだ時点で書いています
※181話まで読んだあとの追記あり
外山さんが流雪溝に落ちた時、ちょっと目が点になりました。
「いや、どういう展開!!?」
って。笑
いきなり過ぎてビックリしました。
この流雪溝に落ちたことが今後なにか話に影響してくるのでしょうかね?
それともただ香奈ちゃんが産まれてから現在のことを走馬灯のように振り返るためだけに話の都合上落ちたのでしょうかね?(でもそれなら探し回りながら思い出すように振り返ってもよさそうですが)
よくわかりません…。
それと肝心の香奈ちゃんはどこにいるのか?
これ、もしかして最終回近くまで香奈ちゃんの居場所はわからずじまいで進むのですかね?
そんな気がします。
そして案外本当にうちの中のクローゼットの中とかにいるのではないかな?と個人的には予想しています。
でもこれ最終回近くで香奈ちゃんが見つかっても別に特に感動とかはないですよね。
だって外山さんは香奈ちゃんに愛情がないのですから。
見つかっても心の底から、
「良かった〜!(涙)」
とはならないでしょうし。
…なったとしたらそれはそれで白々しいですし。
どういう展開に持っていくつもりなのでしょうか?
それとも早々に香奈ちゃんが見つかり、そこから反省した外山さんがキチンと娘と向き合っていくという流れになるのか?
ちょっと話の展開が読めなさすぎて逆に楽しみです!
追記(2024.10.31)
どこに向かっているのでしょう…?
現在163話ですが、話の終着点が見えずなんだか不安になってきました。汗
追記(2025.3.3)
現在179話。
鶴子さんに香奈ちゃんが懐き、それによって外山さんがますます親としての自信をなくす…という辺りまで読みました。
ここまで読んだ感想ですが、なんか…
「自分は子供が大好きだから絶対自分の子供も愛せるはず!」
と思っていて、いざ子供ができたら「…あれ?」みたいな展開だったらまだ心情としては理解ができるのですが、外山さんのように、
「なんかいつの間にか勝手に子供が生まれてて、なんかいつの間にか勝手に父親になってた、別に俺子供いらなかったのに…子供可愛くない!」
はちょっと意味がわからないというか…あまりにも無責任すぎやしませんか?と感じてしまいます。
勝手に子供はできないでしょうと、妻も騙し討ちで産んだとかならともかく別にそういうわけでもなかったでしょうと、ずっと妊娠出産する妻の側にいて納得して子供を作ったのでしょうと。
なのにずっと外山さんが「俺子供いらなかったのになぁ、なのにいつの間にか勝手にいるんだもんなぁ」みたいなそんな感じのスタンスなので、読んでいてイライラしてしまいます…。
香奈ちゃんがとにかく可哀想。
さて本当にここからいったいどんな展開になっていくのでしょうか?
もう本当にわかりません…。
というかりんごママさんとかはもう出てこないのですかね?
意味ありげに登場していましたが…。
あと香奈ちゃんのネットストー力ーの犯人とかは?
あれはもう終わった話なのですかね…?
追記(2025.5.22)
現在181話ですが、181話以降長らく更新がストップしていますね。
他の漫画の時と同じく、この漫画も未完のままいきなり削除される感じになるのでしょうか…。
せめて香奈ちゃんがどこにいたのかだけは教えてほしいですね。
あと、外山さんをとりあえず流雪溝から救出しないと…。
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