デジタルサイネージとは、ディスプレイやモニターを使って情報や広告を表示する仕組みのことです。
店舗・オフィス・病院・公共施設など、あらゆる場所で導入が進んでおり、従来のポスターや紙の掲示物に比べて、表示内容の更新が容易で、視覚的なアピール力に優れている点が大きな特徴です。
この記事では、デジタルサイネージ(電子看板)の基本的な仕組みから、パソコンモニターでも代用できるのか、屋内用と屋外用の違い、導入時の注意点、さらにコストを抑えるためのポイントまで、初心者の方にもわかりやすく解説します。
※ 製品の情報や価格は2026年3月18日時点の情報となります。
- デジタルサイネージ(電子看板)とは?
- 屋内用モニターと屋外用モニターの違い
- パソコンモニターでサイネージを始めるメリット
- 設定の手順:画像をスライドショーで流す
- 導入前に知っておきたい注意点
- 個人でも買えるおすすめモニターの選び方
- おすすめのデジタルサイネージモニター
- デジタルサイネージとは?導入でよくある質問
- まとめ:デジタルサイネージを屋内で賢く活用しよう
デジタルサイネージ(電子看板)とは?
デジタルサイネージとは、液晶ディスプレイなどの画面を使って、映像や文字の情報を発信する仕組みのことです。日本語では「電子看板」とも呼ばれ、ポスターや掲示板のデジタル版と考えるとイメージしやすいでしょう。
従来の紙のポスターでは、内容を変更するたびに新しく印刷し、貼り替える必要がありました。デジタルサイネージなら、画面のデータを切り替えるだけで「朝はモーニングメニュー、午後はカフェメニュー」といった具合に、表示内容を自由に変更できます。
【店舗案内やオフィス受付】
店舗のレジ横でおすすめ商品を紹介したり、オフィスの受付で来客者へメッセージを表示したりする際に使われます。動画を流すことで、静止画よりも多くの方の目に留まりやすく、効果的に情報を伝えることができます。
英語の「Signage(看板・標識)」が語源です。単なるテレビ画面との違いは、「特定の場所で、特定の人に情報を伝える」という目的を持っている点にあります。
屋内用モニターと屋外用モニターの違い
デジタルサイネージには、大きく分けて「屋内用」と「屋外用」があります。この記事では、主に手軽に導入できる屋内向けパソコンモニターの活用について解説しますが、間違えて選ばないためにその差を知っておくことが大切です。
| 比較項目 | 屋内用 | 屋外用 |
|---|---|---|
| 明るさ(輝度) | 室内の照明下で見やすい明るさ | 直射日光に負けない非常に強い明るさ |
| 耐久性 | 防水・防塵機能はない | 雨や砂埃に耐える防水・防塵設計 |
| 導入価格 | 数万円~と、非常に手頃 | 特殊設計のため、数十万円~と高価 |
| 主な設置場所 | 店舗内、オフィス、会議室 | 店頭の軒先、ビル外壁、駅前 |
屋外で使いたい場合は、必ず「屋外対応」と明記された専用の製品を選びましょう。
屋内での利用であれば、一般的なパソコンモニターが費用対効果の面で非常に優れています。個人の方でも簡単に購入でき、設置のハードルも低いためです。
パソコンモニターでサイネージを始めるメリット
専用のサイネージ機器ではなく、パソコンモニターを選ぶことには、主に以下のメリットがあります。なぜ多くの方がパソコンモニターでの代用を検討するのか、その理由を見ていきましょう。
導入費用(初期コスト)を大幅に抑えられる
事務作業など、通常のパソコン用としても兼用できる
1|価格が手頃で導入しやすい
専用のサイネージシステムを業者に依頼すると、機材代だけでなく設置工事やシステム利用料などで高額な見積もりになる場合があります。
しかし、パソコンモニターであれば数万円程度の予算で準備が整います。特に小規模な店舗や、まずは試験的に広告を流してみたいオフィスにとって、導入しやすい価格というのは大きな魅力です。
2|本来のパソコン作業と兼用できる
「サイネージとして使わない時間は、パソコンのサブモニターとして使う」といった柔軟な運用が可能です。専用機は他の用途に使いにくいことが多いですが、パソコンモニターなら無駄になることがありません。
これは「もしサイネージとしての活用をやめても、別の用途で使い続けられる」という安心感にも繋がります。
設定の手順:画像をスライドショーで流す
Windows 11 を搭載したパソコンを使って、モニターに店舗の案内を流す手順はとてもシンプルです。特別なソフトを買わなくても、標準の機能だけで始められます。
パソコンとモニターをHDMIケーブルなどで繋ぎ、電源を入れる
表示したい画像を用意し、Windowsの「フォト」アプリで開く
画面内の「スライドショー」を選択するか、キーボードのF5キーを押して再生を開始する

導入前に知っておきたい注意点
手軽なパソコンモニターですが、もともとはデスクワークなどを想定して作られているため、サイネージとして使うには少しコツが必要です。
・画面の焼き付き対策: 同じ画像を何日も出し続けると、画面にうっすらと跡が残る「焼き付き」が起きる場合があります。複数の画像をスライドショーで切り替えたり、閉店後は電源を切ったりする対策が有効です。
・設置場所の光: 屋内用は画面への映り込みを防ぐため、直射日光が当たる窓際を避けて設置すると、内容がより見やすくなります。
・スリープ設定: パソコンが自動で画面を消さないよう、Windowsの設定から「電源とスリープ」の項目を「なし」に変更しておきましょう。
たとえ軒下であっても、屋外対応でないモニターを外に出すのは控えてください。雨による水濡れだけでなく、外気の湿気や急激な温度変化で、内部が故障したりショートしたりする恐れがあります。
個人でも買えるおすすめモニターの選び方
デジタルサイネージ用途としてモニターを選ぶ際は、以下のポイントをチェックすると失敗が少なくなります。
おすすめのデジタルサイネージモニター
ここからは、マウスコンピューターのiiyamaブランドが展開するデジタルサイネージモニターをご紹介します。
iiyama は、長年にわたりモニター製品を開発してきた実績と技術力を持つブランドで、高い信頼性と品質を備えた製品ラインアップをご提供しています。デジタルサイネージ用モデルでは、24時間365日の連続稼働でも保証が適用されるほか、画面の横置き / 縦置きのいずれの設置方向でも保証対象となるため、用途に合わせて柔軟にご利用いただけます。
なお、マウスコンピューターでは、パソコンご購入時にモニターや周辺機器をカスタマイズ(BTO)として選択し、同時にご購入いただけます。
一方、デジタルサイネージ製品につきましては、2026年3月18日現在、BTOメニューの対象外となっております。
デジタルサイネージをご購入の場合は、製品ページに掲載している、取り扱いのあるオンラインモールにてお求めください。
※ 製品の情報や価格は2026年3月18日時点の情報となります。
42.5型デジタルサイネージ ProLite LH4364UHS-B1AGJ
| パネル種類 | VA方式パネル(ノングレア) |
| サイズ | 対角:108.0cm(42.5型) |
| 信号入力コネクタ(デジタル) | HDMI × 2 / USB-C 2.0 × 1 |
| 通常価格 (税込) |
121,330円 |
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ProLite LH4364UHS-B1AGJ
この製品を詳しく見る
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ProLite LH4364UHS-B1AGJは、縦・横置きどちらの設定も可能です。店頭や受付のインフォメーションボード、会議室用など幅広い用途で使用できます。
建屋横の訴求コンテンツに合わせて使用したりと、業務全体の効率化が図れます。VESAマウント規格対応の取付金具や什器を使用して設置も可能です。
74.5型デジタルサイネージ ProLite LH7564UHS-B1AGJ
| パネル種類 | VA方式パネル(ノングレア) |
| サイズ | 対角:189.5cm(74.5型) |
| 信号入力コネクタ(デジタル) | HDMI × 2 / USB-C 2.0 × 1 |
| 通常価格 (税込) |
301,400円 |
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ProLite LH7564UHS-B1AGJ
この製品を詳しく見る
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ProLite LH7564UHS-B1AGJは、Android OS 搭載、本体内蔵のメディアプレイヤーを使って動画や写真を映し出せます。パソコンなどの再生機を使わず運用可能です。
複雑なケーブル配線接続を行わず、スマートに展示や運用ができます。
デジタルサイネージとは?導入でよくある質問
デジタルサイネージの導入で、よく出てくる疑問を3つの質問にまとめて解説します。
Q. デジタルサイネージとはどのようなものですか?
- A. 映像や文字情報を表示するシステムのことで、日本語では「電子看板」とも呼ばれます。
- 紙のポスターと違い、動画を流したり、時間帯によって表示内容を即座に切り替えたりできるのが大きな特徴です。
Q. パソコンモニターをデジタルサイネージとして使うことはできますか?
- A. はい、可能です。
- 多くのパソコンモニターは高精細で、画像や動画の再生に適しています。特に屋内の店舗やオフィスでの案内・広告用であれば、専用のサイネージ機よりも低コストで導入でき、通常のパソコン作業用としても兼用できるメリットがあります。
Q. 屋内用のモニターを屋外で使っても問題ありませんか?
- A. 屋内用モニターを屋外で使用するのは避けてください。
- 屋外対応の製品は、強い日光の下でも見える「高輝度設計」や、雨・砂埃に強い「防水・防塵設計」が施されています。屋内用を屋外に出すと、画面が見えにくいだけでなく、故障や事故の原因になる場合があります。
まとめ:デジタルサイネージを屋内で賢く活用しよう
デジタルサイネージは、今や大きな商業施設にある広告だけでなく、身近な店舗やオフィスで活用できる便利な仕組みになりました。特に屋内の設置であれば、手頃な価格のパソコンモニターを利用することで、費用を最小限に抑えつつ、効果的な情報発信が期待できます。
モニターの接続方法や、DisplayPortとHDMIの違いについて迷ったときは、HDMI接続をわかりやすくまとめた以下の記事がおすすめです。

