日本の企業は昔から、ものづくりで世界を大きく驚かせてきたと思います。音楽プレーヤーや自動車など、世界中の誰もが知る製品を数多く生み出してきた日本。Made in Japanはかつて、製品の最高品質の証でもありました。
マウスコンピューターではそんな”ものづくり日本”を残し、守るべく、未来を支えるこども達へ様々な職業体験を提供するキッザニア甲子園とキッザニア東京に、「パソコン工場」パビリオンを出展しています。
今回のmouseLABOでは、マウスコンピューターの軣(とどろき)社長と、多くのこども達へ最高の体験を提供するKCJ GROUP株式会社 代表取締役社長の圓谷(つむらや)氏の、対談をお届け。
テーマは、薄れゆく”ものづくり日本”をどう復活させ次世代へ繋ぐのか。こども達の“体験”を起点に、企業トップ2人が語りました。
マウスコンピューター×キッザニアがこども達へ提供する、将来の選択肢
――本日はよろしくお願いします。
マウスコンピューターさんは「キッザニア東京」と「キッザニア甲子園」にパビリオンを出展されていると思うのですが、そのきっかけは何だったのでしょうか?
軣氏:
私自身、小さいころからものづくりが好きで、こどもの時に体験したことってよく覚えてるんです。だからこども達が職業体験をできるというキッザニアさんを、本当に素晴らしいと思っていて、ぜひパソコン組み立てのパビリオンをオープンしてみたいと考えていました。
特にこども達って、色々な体験をすればするほど将来の選択肢が増えていくと思います。そういった意味で、キッザニアさんの取り組みというのは、こども達にとって最高の体験ではないでしょうか。
圓谷氏:
ありがとうございます。私たちの目指すところは、やっぱりこども達に「本物の体験」をさせてあげて、こども自身が自分なりの気づきを得て欲しい、というところなんです。だからこそマウスコンピューターさんのパビリオンでは、軣さんともたくさん意見交換をしながら、本当にリアルな組み立て工場を目指しました。なのでキッザニアのなかでも、かなり本物志向のパビリオンとなりました。
軣氏:
そうですね、パビリオン内で使用している部品などは一部加工をしていますが、ベースは本物です。正直ここまでリアルな部品や道具を活用するとは思っていなかったので、驚きましたね。
圓谷氏:
なるべくリアルを追求ということで、マウスコンピューターさんの特徴であるBTO(Build To Order)ならではの部品選びから、実際にパソコンを組み立てるところまで再現しました。まさにマウスコンピューターさんのパソコン作りの基本を、パビリオンでは体験できます。
――軣さんがキッザニアの出展を通して、成し遂げていきたいことはなんでしょうか?
軣氏:
一番はこども達に、ものづくりを体験してほしいということですね。やはり”ものづくり日本”と言われていた時代が、少しずつ薄れてきていることを寂しく感じていて、こども達の未来における選択肢の一つになってくれればと思います。
キッザニアさんにはパソコン工場の他にも、ものづくりを体験できるパビリオンがいくつかあると思います。そういったなかに、私たちが参加できたことは本当に嬉しく感じますね。
株式会社マウスコンピューター 社長 軣
圓谷氏:
ありがとうございます。キッザニアはこども達の街で、こども達が主役の街になります。だからこども達が主体的に色々とやれるようにする、というのが基本です。そのなかで本物の体験、ものづくりで言えば作る側の立場にこども達が立てる、という体験を作り出すことは安全面なども考慮すると、他ではなかなか難しいでしょう。
作り方を教わったり、「こうやってやるんですよ」と実演を見るだけ、といったパターンが多いと思います。そこを実際に体験できるというのがキッザニアの特長であり、マウスコンピューターさんのパビリオンで実現できていることは、とても嬉しいですね。
――実際に体験されているこども達の様子はご覧になりましたか?
軣氏:
もちろんです。とにかく真剣な姿で、とっても応援したくなるような、そんな印象でした。またそんなこども達の姿を見守る親御さんたちが、さらに真剣な眼差しで…。そんな様子を見れただけでも、パビリオンを作らせていただいて良かったと思います。
体験から始まる“ものづくり日本”の復活
――軣さん、圓谷さんが考える、日本のものづくりが抱える課題は何でしょうか?
軣氏:
やはり日本のものづくりというのが、少しずつ薄れてきていますよね。
圓谷氏:
そうですね、海外に企業が出て行ってしまっているというのが気がかりです。一度海外に出て行ってしまうと、戻ってくるのもすごく大変で、膨大な時間と投資が必要になります。だからなかなか日本に戻ってこれない。
軣氏:
同感です。でもその中でもやっぱり日本のものづくりをされている企業さんは、まだまだたくさんいると思います。そこはやっぱり、大事にしていきたいですね。そこから”ものづくり日本”を復活させたいなと。
圓谷氏:
同じパソコンでも、作り方や組み立て方って違うと思うんです。特に国やその人に合わせたような作り方があるでしょう。そういった部分をうまく差別化しながら、そこが「日本の良さだ!」となると嬉しいですね。マウスコンピューターさんもMade in Japanなので、”ものづくり日本”の復活を牽引してほしいと思います。
KCJ GROUP株式会社 代表取締役社長 圓谷 氏
――軣さんは”ものづくり日本”を守り、残していくためにやるべきことは何だと考えていますか?
軣氏:
これはやはりひとつです。こども達の「体験」だと思いますね。キッザニアのパビリオンで出来る体験ももちろんですし、マウスコンピューターではさらにリアルな体験として、毎年夏休みに「親子パソコン組み立て教室」というのも開催しております。
この組み立て教室で見られる、親御さんとお子さんが一緒になって家族のコミュニケーションを交わしながら、ものづくりを体験する、という光景が重要だと私は考えています。
――体験を通して未来を支えるこども達に、ものづくりへの興味を持ってもらうということですね。
圓谷氏:
私たちはこどもと接する機会が多いですけど、ものづくりに興味を持っているこどもは非常に多いと思います。
軣氏:
たしかにキッザニアでものづくりをしたり、職業体験をしているこども達の姿はとても生き生きしていますよね。だから多くのこども達に、キッザニアでパソコン工場の職業体験をしてほしいですし、組み立て教室も全国のさまざまな場所へ出張して、さらに多くのこども達に体験を届けられるようにしていきたいです。
やっぱりもっともっと体験の場があれば、こども達の本当の将来の選択肢になるでしょうし、明るい日本の未来が見えてくるんじゃないかと思います。
――ぜひそのためにも、多くのこども達にキッザニアでのものづくり体験をしてほしいですね。本日はありがとうございました。