横浜で朝ごはんを安く済ませたいなら、知っておきたい一軒があります。
24時間営業で、300円から本格的な関西だしのうどんが食べられる驚きの店です。
寿町にある穴場「いろは酒店」で、その実力とコスパを体験してきました。

そのお店は、横浜寿町にある「いろは酒店」さん。
元々ここは別の店名の酒屋さんがあり、立ったまま飲める「角打ち」のお店でした。
現在は24時間営業の居酒屋さんとして営業されており、うどんや十勝豚丼、カレーなどの食事も提供されています。

店内は角打ち時代と変わらないカウンター席があり、その真ん中にテーブル席が。
以前は椅子はなく、立ち飲みスタイルでしたが現在は椅子が用意されてゆっくりとお食事することもできます。

この日は他にお客さんがいなかったので照明が落としてありますが、そこはご愛嬌。
店内は思ったよりも広く、奥にはソファー席などもあってゆっくりと出来るのは良いですよね。

メニューを見ると、うどん・丼もの・一品料理・おでんなどさまざま。
この日はお食事だけ、しかもうどんだけの利用でしたが、スタッフさんはニコニコと対応してくださいました。

さすが酒店というだけあって、お酒の種類も豊富です。
ビール・酎ハイ・サワー・ワイン・シャンパンまであり、お値段もリーズナブル。
焼酎やウイスキー、テキーラなども揃っていて、しかも24時間とあってはついついお酒も進んでしまいますね。

◆月見うどん(税込300円)
この日は朝ごはんということで、サクッと月見うどん。
丼の底が見えそうなクリアなつゆに、白く色づいた卵が実に嬉しく、300円とは思えない完成度。

うーむ、これは…かなりの確率で大阪寄りの関西系の出汁文化ですね。
透き通る昆布と鰹出汁に、もっちりと柔らかめの太い麺。
よく見ると関東ではポピュラーな蕎麦がメニューに無いのも、大阪や兵庫あたりの「うどん専門立ち食い店」に通じるものがあります。

関東の立ち食いとは趣が異なる、西のうどん。まさに、出汁を飲ませるうどん。
24時間営業という点も重要で、関西の立ち食いうどんの「朝うどん」「〆うどん」の文化を思い起こします。
しっかりと効いた出汁にもっちりの麺、期待を裏切らない玉子。これほどまでに満足感のある朝食がいただけるとは。

あまりに気に入ってしまったので、翌日に再訪しました(笑)
◆かすうどん(税込500円)
◆もつ串たれ(税込100円×2)
関西では定番の「かすうどん」。関東ではまだ馴染みの薄い、関西系ならではのうどんメニューです。

昨日と同じ、黄金色に輝くあつあつの出汁。
そこに、牛の旨味をしっかりと溶かし込んだ油がたっぷりと浮いています。
パラパラと添えられたネギがまた、最高のトッピング。

「かす」は牛の小腸を低温でじっくり揚げたもので、外は香ばしく中には旨味が凝縮しています。
前日に食べた月見うどんはあっさりとした美味しさでしたが、この「かすうどん」は牛の旨味が溶け出してゴージャスな味わい。
「かす」もプリプリとしており、噛むほどに旨味が広がります。

うどんの麺ももっちりとしていて、この出汁によく合います。
大阪のうどんは関東や讃岐のものよりも柔らかくてもっちりしており、しかして京都のものよりは食べ応えがあり。
こちらのうどんも、まさに大阪のうどんと呼ぶにふさわしく、しっかりとした出汁の旨味と相性のよい麺が特徴的です。

◆もつ串たれ(税込100円×2本)
「もつ串カレー」もありましたが、この日はタレをチョイス。
寿町らしい、そして大阪らしいおつまみメニューである「もつ串焼き」。
これはビールが欲しくなりますねぇ。

コンガリと焼かれて、プリッと美味しい。
この串やきにかぶりついて、かすうどんをすすっていると…まるで天満や西成の居酒屋さんに来た気分です。
これで100円ならば納得のコスパで、次回はカレー味も試してみたいなぁと思います。

◆◇◆後記◆◇◆
寿町の真ん中で、まさか本格的な「西のうどん」に出会えるとは思いませんでした。
横浜駅周辺とはまた違う、静かで落ち着いた朝時間を過ごせる穴場です。
300円から味わえる本格関西だしと、24時間営業という安心感。
横浜で「朝うどん」という選択肢、これはかなり有力ではないでしょうか。
次回は「十勝豚丼」(600円)を食べてみたいと思います。
いろは酒店
045-307-3168
横浜市中区寿町2-7-5
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140105/14100546/